STEP4面接に行く適性検査・テストって何?

1. バイトの面接で適性検査ってあるの?どんな内容?

バイトで適性検査を実施する会社が珍しくないことをご存知でしょうか。
一般的には学校や自動車教習所などで何度か経験する程度ですが、いままでそのような適性検査と無縁だった人は不安を覚えてしまうでしょう。ただ、過度に恐れる必要はありません。適性検査への抵抗をなくし、バイト選択の幅を広げましょう。
バイトの適性検査は一般的に、難易度が高いものはありません。仕事をする上で常識として身に付けておきたい最低限の知識を問うものがほとんどです。義務教育レベルの計算や漢字の書き取りが出題されることもあります。
実際に経験した人達の中には、昔は解けたはずの問題が分からず、あせった経験を持つ人もいることでしょう。特に漢字の書き取りは苦手な人が多いようです。メールでのコミュニケーションが当たり前となった今では漢字を書くことが減っていますから、面接前に思いつく漢字を紙に書いてみるといいかもしれません。計算問題についても日常生活で計算機の使用が多いため、計算方法を忘れてしまっている方もいるようです。こちらも念のため確認しておきましょう。

2. 適性検査で何がわかる?合否に関係するの?

適性検査を実施する理由は、その結果から応募者がその仕事にどのくらいの適性があるかを判断するためです。例えば、スーパーなら計算問題によってレジでの計算能力、学習塾なら漢字の書き取りで基礎的な学力を判断することが可能です。
また、検査では点数だけが評価の対象になるとは限りません。解き方によって適性を判断されることもあります。例えば同じ問題を同じ時間で解いた場合、全ての問題に解答して正解率が50%だった人と、半分の問題に解答して正解率が100%だった人では、点数が同じでも評価が異なる場合があります。前者の解き方から予測されるのは「スピード重視タイプ」で、後者は「慎重タイプ」といったように、点数ではない部分から適性を判断することもあります。
ほかには、アンケート形式で自身の性格について問われるものもあります。また「こんなときあなたはどうしますか?」といった心理テストのようなものもあるようです。いずれも、どのような仕事に適しているかを知るためのもので、学力を問う試験とは異なります。このようなテストは正解があるわけではなく、本当のことと違う回答をしても分かってしまうので、正直に回答しましょう。
また、このような適性検査はあくまでその人の「傾向」を知るためのもので、その結果で合否を判断している会社はほとんどありません。常識的な解答ができていれば、計算や漢字で少々つまずいても問題ありませんので、落ち込まないようにしてください。