STEP3履歴書を書く資格・免許の書き方

1. 免許や資格はなるべく記入

免許や資格は、重要なアピールポイントとなります。職種によっては即戦力として採用され、時給アップにつながることも。
もちろん、業務に直接かかわらない資格・免許でもなるべく記入します。なぜなら「取得するために努力した」姿勢が評価されるからです。

2. 突っ込まれても対応できるように心の準備を

資格・免許は取得年月が古いものから記入していきます。
持っている資格・免許は記入したほうが良いと先述しましたが、ここで注意すべき点があります。
なぜなら、その資格に直接関係のないバイトに応募している場合「なぜ、うちに? この資格は活用できないのに…」と思われてしまう可能性もあるからです。
例えば倉庫業のバイト応募に「秘書検定」を記入した場合、「うちでは秘書検定は活かせないと思いますよ? 物足りないのでは?」とすぐに辞めてしまうのではないかと懸念されてしまう恐れが。
記入するのはもちろん大いに結構ですが、万が一突っ込まれた際に返せるよう、準備しておきましょう。

3. 沢山ありすぎる場合は?

履歴書に書ける資格はある程度以上の級が必要と言われています。しかし書くことがない場合は初歩クラスであっても記入しましょう。そして今後さらに上の級を狙っている場合は、その旨を面接で伝えると好印象につながります。
では逆に、保有している資格類が多すぎる場合はどうしたらいいのでしょうか。
その際は、応募しているバイトの仕事内容に関係する資格や、上位の資格を選んで記載します。
例えば「日商簿記検定試験3級」と「日商簿記検定試験2級」を持っていたら、2級だけを記入すればOKです。
またあまり一般的ではないような資格や趣味に近いような資格は、特技欄に書いて訴えかけるのも一つの手です。
せっかく頑張って取得した資格や免許は、なるべく上手にアピールしたいですね。

4. 資格・免許は正式名称を

資格や免許は正式名称を記入するのが一般的。正式な名前をきちんと調べて正確に記載しましょう。なぜなら公式の書類は略さずに記載するのが一般常識であるため、常識がないとみなされてしまうからです。
ただし日商簿記検定は「日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験」と非常に長いためかえってわかりづらく、「日商簿記検定試験」と略しても良いようです。ほかにも同様に長すぎて逆にわかりづらくなる場合や、正式名称が浸透していなくて混乱を招く場合は、省略が可能です。

  • <正式名称例>
  • 運転免許⇒ 第一種普通自動車免許取得
  • 大型免許⇒ 第一種大型自動車免許
  • 原付免許⇒ 原動機付自転車免許
  • 日商簿記⇒ 日本商工会議所簿記検定試験または日商簿記検定試験
  • 英検⇒ 実用英語技能検定
  • 漢字検定⇒ 日本漢字能力検定
  • 秘書検定⇒ 秘書技能検定
  • MOS⇒ マイクロソフト オフィス スペシャリスト

お持ちの資格・免許を今いちど確認しましょう。