STEP3履歴書を書く特技の書き方・志望動機の書き方

1. 輝く履歴書づくりのため

履歴書で悩むのは、特技や志望動機。誰もが書く当たり前のことを記入していては、書類選考で落とされてしまう可能性もあります。たくさんの応募者にうもれない、キラリと輝く履歴書にするため、熟考しましょう。

2. 特技の書き方

特技と言われても、何も思いつかない方も多いのではないでしょうか。しかしここはほかの応募者と差をつけやすい部分。自分では当たり前だと思っていても、他人から見たら感心すべき点だということもあります。まずは自分を客観的に見つめ、見つけられない場合は周囲の人間にたずねるのも良いでしょう。

特技は、そのバイトに直結するようなことでなくても構いません。もちろんすぐに活用できそうなスキルがあれば有利になりますが、特技を通して採用担当者が見たいのはあなたの人柄です。どんなことに力を注いだのか、何に興味があるのか。担当者が「へー。一緒に働いたら楽しそうだな」「この人なら頑張ってくれそうだな」と思うような要素を盛り込むと良いでしょう。ほかの人には書けない、自分ならではのエピソードなども添えられると効果は抜群ですね。

例:「小学校の時から野球をやっています。技術や体力を得られたのはもちろん、仲間と協力し合うチームワークの大切さを学べたことは貴重でした。特に中学生の時に地区大会で優勝した思い出は、宝物となっています」

3. 志望動機の書き方

志望動機もまた他社との差別化を図りやすい部分です。ここを魅力的に書くことで、採用確率がグンと上がるといっても過言ではないでしょう。
とはいえ、よほどの理由がない限り、なかなか目を引く動機を書くのは難しいもの。
以下の項目を参考に、あなたならではの志望動機を見つけてください。

  • ■ この仕事が好きだから
  • ■ 経験が活かせるから
  • ■ 将来のためスキルを身につけたいから
  • ■ 就活に活かしたいから

上記は高い意欲が見られ、採用担当者に良い印象を持たれやすいようです。

例:「人と接するのが大好きなので、接客のアルバイトをしたいと考えています。こちらはいつ来ても元気で明るい対応をしてくれるため、私も接客スキルを学び、お客様に素敵なひと時を届けたいと思いました」
また、アルバイトは当然ですが給与を得られるもの。そちらを目的とする志望動機も書き方次第では前向きに受け取られます。

  • ■ 学費を稼ぎたい
  • ■ 家計を助けたい
  • ■ 趣味のための貯金
  • ■ やりたいこと(目標)があり、そのためにお金を貯めている

ただし応募者が多い場合、「お金を稼ぐためならうちじゃなくてもいいのではないか」とふるい落とされてしまう可能性もあります。この会社またはお店で働きたい理由も添えたほうが、より良い印象を与えられるでしょう。

例:「地方出身者でひとり暮らしをしています。学費だけは自分で稼ぎ、両親の負担を少しでも軽くしたいと考え応募しました。こちらのお店はどの方も非常に丁寧な対応で、私も高い接客スキルを身につけられそうだと思っています」
また自宅から近いという理由も有効です。なぜなら、通いやすさは続けやすさにつながるからです。遠方だと通勤だけで疲れてしまい、すぐ辞めてしまうのではないかと採用担当者も心配します。
ただし、動機が「近い」だけだと、他の応募者と比較して熱意の点で負けてしまう可能性もあるので、先ほど書いた給与目的同様に、「このお店ならでは」の理由も併記しましょう。

例:「自宅から近いため、通いやすく長く続けられそうだと考えました。こちらのお店はとても感じの良い対応で家族や知人の評判も良く、私も一員となり活躍したいと思っています」
近隣に住んでいるからこその理由を付ければ、説得力もあがりますね。