こんにちは、コエヌマカズユキです。

北海道は札幌、すすきのに来ています。すすきのといえば、日本有数の歓楽街。美味しい食べ物やお酒を思いきり味わいたい! しかもどうせなら、有名なお店だけじゃなく、地元民が本当は教えたくない穴場的なお店にも行ってみたい。

 

ということで、すすきのの住人たちにリサーチした情報をもとに、街へ繰り出してきまーす!

 

▼過去の飲み歩き記事

 

羊屋どん

北海道といえばジンギスカン! けれど、お店がたくさんあってどこに行けばいいのかわからないし、人気店は大行列ができている……というわけで地元民に教えてもらったのがこちら。

『羊屋どん』はビルの3階にあるお店で、まさに隠れ家といった門構え。地元の人に教えてもらわなければ絶対たどり着けなかったと思います。気になる店内は……

 

カウンターとテーブル2席だけのこじんまりとした空間。平日の18時過ぎと早い時間ですが、すでにたくさんのお客様が。

予約しないとなかなか入れないそうです。

 

フードメニューはこのようにシンプル。生ラム、丸ラム、ラムウインナー、名物のいかにんにくなどを注文します。

 

ジュ~ジュ~、と音が聞こえてきそうなビジュアルです。早速パクリ……うますぎる!! お肉はめちゃ柔らかくてクセがないし、甘くて深みがあるタレや野菜との相性も抜群。大満足でした。

 

羊屋どん

住所|北海道札幌市中央区南5条西3丁目8 N・グランデビル3F

電話|011-552-0238

 

文文

『羊屋どん』を教えてくれたのは、実はこのお店のマスター。

タレントの矢沢M吉さんが奥様と経営するバー文文(ぶんぶん)。もともと函館でお店をしていたのですが、2022年7月にこちらに移転してきたとのこと。

 

マスターの矢沢M吉さん

 

若者から年配まで、幅広いお客様が訪れますが、ほとんどの人はカラオケを歌うのだそう。しかも皆さん、上手な方ばかり!! さながらのど自慢の会場です。ちなみに、「矢沢永吉さんのファンが集うお店」ではないので、どなたも気軽に入れそうです。

 

訪れたのは平日の22時過ぎだったのに、店内はほぼ満席。移転してまだ1年だというのに、多くの常連客が通っています。何と、4日連続で通っているという女性もおり、「明日も行きます!」と宣言していました。愛されてるお店だな~!

 

文文

住所|北海道札幌市中央区南6条西3丁目 秋水ビル4F

電話|090-7051-8230

 

BAR一慶

映画『探偵はBARにいる』の聖地のひとつとして有名なバーです。こちらのマスターは、映画への出演や、バーのシーンでの監修や演技指導を行ったそうです。お店にメニューはなく、好みに合わせたお酒を提供してくださるとのこと。

 

BAR一慶

住所|北海道札幌市中央区南6条西4丁目5−11 ジャスマックサッポロ2F

電話|011-563-0017

 

にぎりめし

こちらは「すすきの市場」に隣接する、名前の通りおにぎり屋さんです。テイクアウトもできますし、店内にある飲食スペースで食事もできます。本格的に飲む前に、ここで軽く腹ごしらえ&一杯引っかけていくのもいいですね。

 

おにぎりのメニューです。もし胃袋とお金が無限にあったら全部食べたいくらい、どれも美味しそう……。迷った挙句、「山わさび納豆」「クリームチーズおかか」を注文。

 

こんなの美味しいに決まってる! 梅やおかかなどのシンプルなおにぎりもいいけど、珍しい具材や組み合わせのものもいいですね。

24時間営業なので、飲み歩く前に軽く腹ごしらえをしたいときも、飲んだ後の締めにも、もちろん普段の食事にもピッタリです。

 

メニューはおにぎり以外に、おつまみやおでん、お酒やみそ汁もあるので、ちょい飲みもできますよ。今回はおにぎりに合いそうなおつまみとして、サバの味噌煮とだし巻き卵を注文し、ハイボールのお供にしました。ごちそう様でした!

 

にぎりめし

住所|北海道札幌市中央区南6条西4

電話|011-512-1616

 

Barつるや

何とも渋い雰囲気のドアを開けると、出迎えてくださったのはマスターの鶴谷文隆さん。

 

えっ、ちょ、イケオジすぎませんか……??

 

実は鶴谷さんは、30歳のときに名古屋でナンバーワンホストだったそう。さらに60歳で上京し、歌舞伎町でもナンバーワンになったという、何ともすごい方。「還暦ホスト」としてメディアにもたくさん取り上げられてきました。

2019年に北海道へ移り、Barつるやを開店。日々お客さんをおもてなししています。

 

この日は居合わせた女性客と一緒に、鶴谷さんのホスト時代のお話を聞いたり、恋愛論について語ったりしました。

高級感のある雰囲気ですが、料金は男性4,000円、女性3,000円で飲み放題(時間無制限)とリーズナブル。カラオケも歌い放題。

とても気さくで、おしゃべりが大好きな鶴谷さんと過ごす時間は至福でした!

 

Barつるや

住所|北海道札幌市中央区南6条西4-1 プラザ6・4ビル4F

電話|080-2138-0402

 

スナックかんな

スナックかんなのママ(中央)

 

続いてはスナックに入ってみます。なんと昭和59年から営業している老舗で、現在は2代目のママとスタッフたちが切り盛りしています。飲み放題90分5,000円(スタッフドリンク込み)と明朗会計。

アットホームで気取らない雰囲気が人気で、お客さんもリピーターがすごく多いとのこと。

 

スタッフも長く働いている人が多く、20歳のときに入店して、36歳になった今も活躍中の人がいるのだとか。お客さんだけでなく、スタッフにとっても居心地がいいお店ということが伝わってきます。

 

ノリノリのお客さんとスタッフたち。「一緒に飲みましょうよ!」とお客さんが気軽に声をかけてくれるなど、本当にアットホームな雰囲気でした。

元気をもらえること、間違いなしです!

 

スナックかんな

住所|北海道札幌市中央区南4条西3丁目7−1 ニュー北星ビル7F

電話|011-219-5173

 

蜂屋

『蜂屋』は、すすきので50年以上営業し、「すすきののお父さんとお母さん」と呼ばれるご夫婦の定食屋さんです。カウンター6席のみ。何と、17時から朝4時までやっている、リアル深夜食堂なのだとか。

 

店主の角富雄さん(右)と、奥様の千鶴子さん

 

メニューは定番の定食のほか、おにぎりやお茶漬け、一品料理などがあります。歓楽街のど真ん中で、こんな家庭的なメニューに出会えるなんて……何ともほっこりします。

 

僕が注文したのは人気のカレーライス。昔ながらのこのビジュアル、落ち着くなぁ……

すすきのは地方から働きに来ているが人が多いため、このカレーを食べて『うちのばあちゃんのカレーみたい!』と、実家を思い出す方がたくさんいるそう。

 

他のメニューも特別なものではなく、どれも実家で出てくるご飯みたいな。それがまたホッとして、良い!!

変わらぬ味と雰囲気を求めて、10代から通っていたお客さんが、40代や50代になっても通い続けるんだそう

 

昔のすすきのについて聞いてみたところ、1970年~1980年ころのすすきのはキャバレーが全盛期で、当時はワンフロアに200~300人の女の子がいるような、マンモスキャバレーがたくさんあったんだとか。芸能人もたくさん来ていたんですって。

 

昔はよくケンカがあって、警察が街中をよく走ってましたけど、今は飲み方がキレイになったのか、あまり見かけないそう。安心して飲める街になったんじゃないかな、とのことでした!

おかげで、今のすすきのは、若い人や海外からの観光客も増えて、とってもにぎわっていますよね。

 

お店の壁にはお客さんが貼っていくという名刺がびっしり。上京した人が帰省した時に訪れ、「俺の名刺まだある?」と探したりするそうです

 

深夜まで営業しているということで、大学生風の青年や、飲み会帰りっぽいサラリーマン、ホストっぽい人、水商売の女性、色んなお客さんがいました。全員が実家にいるかのように笑顔で食事をしていたのが印象的でした。

 

蜂屋

住所|北海道札幌市中央区南4条西3 第1グリーンビル1F

電話|011-518-2074

 

アイスクリームバー 北海道ミルク村

北海道といえば夜パフェが有名ですが、こちらは「アイスクリームバー」。北海道産のミルクでつくったアイスに、リキュールをかけて召し上がる、大人のアイスが看板メニューとのことです。

 

アイスクリームバー 北海道ミルク村

住所|札幌市中央区南4条西3丁目7-1 ニュー北星ビル6F

電話|011-219-6455

 

スナックサロ

お笑いコンビ「モリマン」のホルスタイン・モリ夫さんが経営するスナックです。モリ夫さんは現在、北海道に拠点を移して活躍中とのこと。運が良ければモリ夫さんに会えるかも?

 

スナックサロ

住所|北海道札幌市中央区南5条西4丁目9−21 竹林ビル1階

 

台湾料理ごとう

店内は台湾の屋台風の雰囲気で、本場の台湾料理をリーズナブルに味わえるそう。路地裏にある隠れ家的なお店です。

 

台湾料理ごとう

住所|北海道札幌市中央区南4条西1丁目6−1

電話|011-251-3676

 

プリン本舗

北海道産の牛乳や卵を使用した、少しビターな味わいのプリン屋さんです。プリンのほか、スイーツも充実しているとのこと。タクシーの運転手さんに、「ここのプリンは人気があるよ、スナックにお土産で持っていくと喜ばれるよ」と教えてもらいました。

 

プリン本舗

住所|札幌市中央区南4条西3丁目 第3グリーンビル1F

電話|011-520-2082

 

取材を終えて

というわけで今回は、すすきのを思う存分堪能してきました。

グルメやお酒はもちろんですが、一番の魅力はやはり「人の温かさ」。たくさん癒されて、たくさん元気をもらいました。酒場って、酔っぱらうだけの場所ではないんだと改めて感じました。

 

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