自転車乗るのって楽しすぎ!!!!!

もっと遠くに!もっと色んな場所に行ってみたい!!!

 

……けど!!

 

ひとつ心配なことがあるんです。

私は自分でパンク修理をしたことがありません。何の道具を使うのかもよくわからない。ひとりで長距離ツーリングをしてる時、もし誰もいない山中でパンクしたらどうしたらいいんですか?

 

「孤独」で検索して出てきたフリー画像

 

何もできないまま山の中で日が暮れて、どんどん心細くなって、天気も悪くなってきて「ツーリングなんてしなきゃよかった」と後悔しながら雨に打たれ、「こんな自転車のせいで」と自転車への愛着がなくなってしまうのが、私は怖い。

 

というわけでこんにちは、ライターの神田です。今日は愛車とともに「ワイズロード 新橋店」に来ています。

もちろんパンク修理のレクチャーを受けるためです。ワイズロードは初心者向けにパンク修理の講習をたびたび実施しており、一度は知っておきたかったんですよね。

 

ワイズロード 新橋店

所在地|〒105-0004 東京都港区新橋4丁目11−1 A-PLACE新橋ビル 1F,B1

電話番号|03-5422-1394

営業時間|平日12:00-20:00 土日祝11:00-19:00

定休日|水曜日

公式Instagram

 

今回レクチャーしてくれたのは、店長の田渕喬介さん。友人とツーリングに行くときは修理やメンテナンスを任されるのでいつも荷物がパンパンなのだそう。頼りになるぜ。

 

広すぎる!!!!!

新橋店は「PINARELLO(ピナレロ)」「Cannondale(キャノンデール)」「Bianchi(ビアンキ)」「TREK(トレック)」などなど、ブランド自転車がずらりと並んでいます。オーバーホールなど各種メンテナンスを行う「Techセンター」も設置されており、ロード乗りには心強い場所ですね!

 

もちろんタイヤやチューブなどのアイテムもたくさん取り揃えられています。というわけでまずは、パンク修理に必要なアイテムから伺っていきましょう!

今まさにパンクして困ってるからやり方だけ教えてくれ!という人はこっちからジャンプ!

 

 

パンク修理に必要なアイテムって?

タイヤレバーと空気入れ

パンク修理にはどんなアイテムが必要なんでしょう? 

まず「チューブ」は必須として、「タイヤレバー」と「携帯用空気入れ」が必要ですね。

「タイヤレバー」と「携帯用空気入れ」、知ってはいるけど1回も使ったことないです

 

まず「タイヤレバー」は、タイヤを外すための道具ですね。ヘラみたいなこの道具を、ホイールとタイヤの隙間に差し込んでタイヤを外すんです。

使うの難しそうだな~

続いては携帯用空気入れ! もちろん家に空気入れはお持ちだと思いますが、それをサイクリングに持っていくわけにはいきませんから(笑)、携帯用のですね……

あの~、話を遮って申し訳ないんですが、実は家に空気入れを持ってないんですよね。いつもは近所の店で空気を入れてます

え、空気入れを持ってない……!? パンクの多くは空気不足によるものなので、サイクリングに出かける前に家で必ず空気を入れる、という習慣をつけたほうがいいですよ!

 

▼そもそもパンクしないためにはどうしたらいい?

・頻繁に(できれば毎回)空気を入れる

これだけでパンクの確率はかなり低くなります

・段差や道路の凸凹を通る時は体重をかけすぎない

体重がかかった状態だと段差などの衝撃がタイヤにモロにかかるので、ちょっと腰を浮かして膝で衝撃をやわらげよう

・路肩を走らない

自転車は車道の左端を走るものだが、「端っこ過ぎる部分(路肩=アスファルトで覆われてなくて斜めになってる部分)」には金属ゴミとかガラス片が落ちてたりするのでパンクしやすい

勉強になるな~

では話を続けますが、今回紹介する空気入れはあくまで外出先でパンク修理をするための携帯用です。

 

こちらは手で空気を入れるタイプ(=ハンドポンプ)ですが、他にも電動のものとか、ボンベで空気を注入するタイプとか色々あります

ボンベ!?

 

こういったものです。ボンベでエアを注入する使い切りタイプの空気入れで、「CO2インフレーター」と言います。ハンドポンプは手で空気を入れるのでかなり大変だし時間もかかりますが、ボンベなら一瞬でエアが注入できます

小さい! これなら持っていきやすいし空気を入れる手間もない。完璧じゃないですか!

はい、小さく軽く手間も少ないのがメリットですが……例えば一日に2回パンクしたり、入れる時にミスったりすると、もう打つ手がなくなるというリスクもあります。また、普通の空気入れで入れるよりも、後々エアが抜けやすいという特性もあります。

う~んなるほど。逆にハンドポンプは大きく重く手間がかかるけど、何度でも無限に空気を入れられる確実性があるわけか……私は手間を気にしない人間なのでハンドポンプを買うことにします!

 

あとパンク修理といえばこういうシールの話もよく聞くんですが、実際どう使うんでしょう

これは応急処置用のパッチですね。穴が空いた箇所にこのシールを貼って塞ぎます。とても便利ですが比較的難易度の高いアイテムなので……初心者の方はパッチの使い方を覚えるより、もう「パンクしたらチューブを交換する」と覚えちゃったほうがいいかもしれません

確かに、こんな方法もあるよ!こんなアイテムもあるよ!と一気に詰め込まれても忘れそう。「パンクしたらチューブを交換する」をまず確実にやれるようにします!

 

 

チューブ

最後はいよいよチューブか。たくさん種類があるみたいですが、どのチューブを選んだらいいんでしょう?

チューブの種類はレースに出るとかでなければ、初心者の方にとってはあまり大差ありません。とにかく自分のタイヤの規格に合ったチューブを選んでください

あの~、そもそも自分のタイヤの規格って、どこで確認したらいいんでしょう?

 

神田が自転車に付けているのと同じタイヤを持ってきてもらった

 

大抵の場合タイヤの側面に書いてあります。ここを見てください

ホントだ! なんかいろいろワケわからん数値が書かれていますね!

 

何が書いてあるかというと、

32-622=エトルト表記(タイヤの太さ32ミリ、タイヤの内径622ミリ)

28✕1.25=インチ表記(タイヤの直径28インチ、タイヤの幅1.25インチ)

700✕32C=ミリ表記(タイヤの外径700ミリ、タイヤの幅32ミリ)

って感じですね

ややこしっ!「これだけ覚えてればOK」っていう数字はどれですか?

実は重要なのは内径が書かれているエトルト表記なんですが……「初心者が替えのチューブを買う」という一点で考えると、ミリ表記(700✕32Cの部分)を見ると良いでしょう。一部モデルを除くと、ロードバイクやクロスバイクの外径はほとんど700cなので700から始まる数字を探せばミリ表記です

よし、覚えた!

700✕32Cの、“32C”という数字はタイヤ幅です。神田さんが使ってるタイヤは普通のロードよりちょっと太いですね。一般的には25Cか28Cが多いと思います

とにかくミリ表記、「700✕◯◯」の部分を見たらいいんですね!

一般的にはそうなります。が、グラベルロードやマウンテンバイク、ミニベロだとまた違ったタイヤサイズがあったりするため、しっかり自分の自転車の規格を確認しましょう。わからなければタイヤ側面の数字をスマホで撮って店員に相談していただければ!!

 

で、こちらが外径700のチューブですね。この中から私の自転車に合う、幅32Cのを探せばいいと。あれ? でもタイヤ幅が「28-32C」って書かれてますけど……?

これは「28Cから32Cまでのタイヤに対応しているよ」ということです。チューブは空気を入れるとタイヤ内で必要なだけ膨らむので、ある程度ゆとりがあります

 

でもこっちは「20-28C」じゃないですか。自分の自転車が28Cだったら、「20-28C」と「28-32C」のどちらを選んだらいいんですか?

先程も言いましたが、ある程度のゆとりがあるのでどちらを選んでもらっても使えます。が、「20-28C」のほうが幅が細くなるぶん交換はしやすいかな。幅が太いとそれだけタイヤに収めづらくなりますから

どちらでも使える時は細い方が交換しやすいと。自転車の規格って難しい……これでやっと自分が買うべきチューブが確定しましたね!!

残念ながら、まだ見るべきところがあります。チューブには空気を入れるための金属の棒……バルブがついているのですが、その「種類」と「長さ」を見る必要があります

まだあるの!?

「種類」はフレンチバルブとかアメリカンバルブとかそういうのですね。要は空気を入れる口の部分の規格が何種類かあるんです。といってもロードはほぼフランス式ですね。クロスだとたまにアメリカ式もあるので注意してください

 

このチューブにはイラストでバルブの種類が書いてありました

 

さっきバルブは「種類」と「長さ」を見る必要があるっておっしゃってましたけど、「長さ」というのは?

「長さ」はバルブがどれくらいの長さなのかということです。ホイールの輪っかの部分の高さ(リムハイト)が高いのに短いバルブを選んじゃうと、空気を入れられません

 

輪っかの幅はあらかじめ定規やメジャーで測っておくと良いでしょう

ふむふむ、ここまでをまとめると……

・必要なのはチューブとタイヤレバーと空気入れ!

・チューブは自分のタイヤ規格にあったものを選ぼう!

・チューブのバルブには種類と長さがあるので要確認!

という感じでしょうか?

はい! ただ最近ではチューブレスタイヤを付けている方も多いです。そういう方は別途チューブレス用の修理キットを用意したり、一旦チューブを入れて走行できるようにしたりする必要があります。とはいえチューブレスだとパンクの頻度は圧倒的に低いのでここでは割愛しますね。初心者の方はここまででもうおなかいっぱいかもしれませんが、わからないことは何でも店員に相談してください!!

ありがたい! では実際のパンク修理の手順を体験させてください!

 

▼今回購入したもの

チューブ|1190円

タイヤレバー|770円

携帯ポンプ|3080円

Y’s Roadオンラインストア

 

ちなみに、空気入れとチューブ、タイヤレバーが、“ツールボトルごとセットになったもの”もあります。初心者は最初にこれ買えば安心!※PANARACER ( パナレーサー ) ツールボトルDXセット

 

 

パンク修理開始!

まずは車体からタイヤを外そう

では、ここからはいよいよ実践編ということで、実際にチューブを交換するやり方を教えてください

はい、今回はより難易度が高い「後輪」でチャレンジしましょう。以下のような手順になります

 

①ホイールを自転車から取り外す

②タイヤレバーを使ってホイールからタイヤを外す

③外れたら中のチューブを引っ張り出す

④新しいチューブに交換する

⑤空気を入れて完成

 

前提として空気が残っているとチューブを外しにくいので完全に抜いておきましょう!

また、ギアは「フロントはインナー、リアはトップ」にしておきます。インナーって重い方だっけ?トップは軽い方?と迷うかもしれませんが、とにかく「最も“小さい”ギアにする」と覚えてください。

後述しますがチェーンを少しでも緩くする(たるませる)ために、小さいギアにするわけです

 

続いて自転車を上下逆さまにします。逆さにしなくてもできますが、したほうが自立しやすく安定するので、初心者は上下逆にしたほうがやりやすそう(ハンドル周りにスマホホルダーやライトを取り付けてる人は注意!)

 

まずは後輪を自転車本体から取り外します。クイックリリースレバーを緩めてやれば、簡単にタイヤの固定が外れますよ。クイックリリースレバーが無いタイプ(スルーアクスル)だと工具が必要になりますが、基本は同じですね

ふむふむ。スルーアクスルの人は、最低限タイヤを外す六角レンチくらいは携帯したほうがいいですね

この段階では、まだ後輪にはブレーキやチェーンなどがひっかかってますから、それらを外します。まずはブレーキですね……神田さんの自転車はカンチブレーキといって今はあまり見かけない方式ですが、主流のディスクブレーキやリムブレーキ(キャリパーブレーキ)も取り外し方はそんなに変わりません。

愛車のブレーキは古(いにしえ)の方式だったのか……

リムブレーキの場合は、ブレーキを締める/緩めるためのクイックレバーがついていると思うので、それを緩めてください(レバーが無い場合は要工具)。そしてディスクブレーキに関してですが……ひとつだけ注意点があるので今から言うことを絶対に覚えてください!!

ディスクブレーキというと、車輪の中心に取り付けられたディスクをブレーキが挟み込むことによって制動する仕組みですよね。最近のロードはほとんどディスクだと聞きました

 

ディスクブレーキの仕組み

 

そうそう、ブレーキがディスクを挟み込むんですけど、そのディスクってタイヤに固定されてるんですよ。ということはタイヤを取り外すとディスクも一緒に外れるわけですから、ブレーキの間には隙間ができます。

まあ、そりゃそうでしょうね……挟むべきディスクが取り外されちゃったんだから

この時に誤ってブレーキレバーを握ってしまうと、ブレーキの隙間がピタッと閉じて、開けなくなってしまいます。こうなると初心者がどうこうするのは難しいので、お店で隙間を開けてもらうことになります

えー怖~! でもパンク修理の最中に意味もなくブレーキレバーを握っちゃうことなんてあるかなぁ?

これが意外とあるんですよ。作業中におしりがブレーキレバーに当たっちゃったりね。というわけで、タイヤを取り外したら、ブレーキの隙間にパッドスペーサーというものを入れましょう。

シマノ(SHIMANO) リペアパーツ パッドスペーサー BR-4770 Y8N218000

これは簡単に言うと、ブレーキの隙間を埋めるためのダミーの板です。これを「カチッ」と言うまで差し込んでおけば、ブレーキが閉じちゃうことがなくなります。ちなみにパッドスペーサーはディスクの完成車を買えば大体ついてきますし、これ単体を数百円で買うこともできます

これでやっとタイヤが外れるんですね……

いえ、まだチェーンを外す作業が残ってます。ギアにかかったチェーンがピーンと張った状態だとタイヤを外しにくいので、まずチェーンを緩めます

あ!「最初にフロントはインナー、リアはトップにしておく」というのは、チェーンを緩めて取り外しやすくするためだったんですね!

その通り! さらにリアディレーラー(ギアを変速し、それに伴いチェーンの張りを適切にコントロールするパーツ)を……

 

 

ぐいっと後ろに動かしてやるとチェーンが最大限に緩むので、簡単にホイールを取り外せるようになります!

リアディレーラーって手動でこんなにぐいぐい動かせるんだ

 あと、これは今回のパンク修理には関係ないのですが……チェーンのサビがエグいのでちゃんとメンテしてください!!!

すいません……

 

ついにホイールが外れた!!

 

 

①タイヤレバーでタイヤを外す

ここからは、私が指示しつつ実際に神田さんにやってもらいましょう。まずはタイヤレバーをタイヤとホイールの間に差し込んでください。

さっき買ったタイヤレバーは3本入りだったんですが、まず1本だけを差し込むんですね?

はい。差し込む場所はバルブの真反対の位置が良いでしょう(バルブが6時の位置ならレバーは12時の位置に差し込む)

 

タイヤレバーをタイヤとホイールの間に差し込む……硬いな! こうですか?

そうそう、で、レバーが抜けないように、スポークにひっかけて固定します。

 

良いですね! 同じ要領で、2つ目のレバーをちょっと横に差し込み、先ほどと同じくスポークに固定します。さらに続いてちょっと横に3つ目のレバーを差し込んで固定し…………

 

レバーを差し込むごとにタイヤがどんどん外れていく……!

慣れた人なら1本でもやれちゃったりするんですが、初心者の方は最低でも2つ以上使ったほうがやりやすいです

3本目を差し込んだ時点で、ホイールとタイヤの間にかなり隙間ができました!

ではその隙間を指で押し広げていってください。全周ぐるっと隙間が広がれば、ホイールからタイヤを外すことができます!

 

②チューブを引っ張り出す

ホイールからタイヤが外れたら、中に入ったチューブを引っ張り出してください

こうかな……なんか魚の内臓取り外すみたいで不気味かも

イヤなこと言わないで

 

小学生のとき雨の日の水たまりでカマキリが死んでて、お腹からハリガネムシが出てたんですよね。その光景を思い出します

なんでさっきからイヤなことばっかり言うんですか?

 

よし、ほぼ外せました!!

最後にバルブを引き抜けば、チューブが完全に外れます。

 

なお、引き抜く時にはバルブについてるナットなども外すわけですが……こういう取り外した細かいパーツは無くしやすいので要注意です!

ポケットに入れときます!

さて、チューブが完全に外れたところで、パンクの原因を特定しましょう。例えば何かが刺さってパンクしたのであれば、それを取り除かないと新しいチューブにも穴が空いてしまいますから

具体的にはどうやって特定すればいいですか?

タイヤの内側を指でそっとなぞって、ぐるっと一周してください。何か尖ったものが刺さっててケガするかもしれないので、注意しつつ、ゆっくりやってくださいね。

何も刺さってませんでした!(なぜなら今回は練習のために無傷のタイヤを使っているから)

何も刺さってない場合は、すでに刺さっていたものが抜けたか、もしくはリム打ちだったのかもしれません。リム打ちとは、空気圧が低かったとか、かなりの速度で段差に乗り上げたとかが原因で、硬い地面と硬いホイールの間で柔らかいチューブが押しつぶされて裂けちゃった状態ですね

 

リム打ちの場合はチューブにこうした2箇所の穴が開いてたりします。パンクの原因はリム打ちが結構多いんですよね~。そしてリム打ちはサイクリング前に空気を入れる習慣があれば、かなりの確率で防げますよ!

家に空気入れ買ったほうがいいな……

 

 

③新しいチューブをはめ込んでいく

パンクの原因が取り除けたら、いよいよ新しいチューブを入れていくんですね。

はい。ただし新しいチューブって折りたたまれてぺちゃんこなので、先にちょっとだけ空気を入れたほうがいいです。ぺちゃんこ状態のまま収めようとすると、タイヤの中で折れたり、シワになったりして、それがまたパンクの原因になりますから

わかりました!

 

まずはチューブについてるバルブをホイールの穴に通す

 

よし、穴にバルブを通せました! あとはタイヤとホイールの間にチューブをねじ込んでいくわけですね

 

チューブが全部タイヤの中に納まりました!

では次に外したタイヤをリムにはめ戻しましょう。タイヤをはめる際はスタート地点はバルブの反対側、はめ終わりはバルブ側にすると、最後に余裕ができてはめやすいですよ

これけっこう難しい……固いから力使いますね!

がんばってください! 

……よし! ちょっとだけ入れることができました! ここからどうすれば?

タイヤを左右に引っ張りながら、下方向に伸ばすイメージではめて行きます。引っ張ってはめる、引っ張ってはめる、の繰り返しですが、常に下に向けて力を入れて最後にはめる場所に余裕が出るようにしてやると上手くはめられます

 

いけーーーっ!!!!!!

がんばれーーーーーっ!!!!

 

はあ、はあ、はあ、い、いけました! なんとかなった……これ筋力ないとつらいですね……

おつかれさまでした! 入れる時にもタイヤレバーを使う方法もあるんですが……レバーがチューブを噛み込んで傷つけるおそれがある(そうなるとまたパンクする)ので、手のほうが安心だと思います。

チューブを入れ終わったら、噛み込みやはみ出し(タイヤの中にチューブが入りきっていない状態)がないかを確認します。もしはみ出していたらあとで空気を入れたときに破裂してしまいます。今回はうまくはまってますね!

 

 

④空気を入れて完成

がんばってます

 

もう後は空気を入れるだけだから楽勝ですね~!……楽勝……らっっっ……ぐっ……え!?  はあ……しんど……!!!

ね、ハンドポンプだと空気入れるの大変でしょ。そして手で空気を入れると規定の空気圧(7BARなど)まで入れるのは難しいので……あくまで応急処置としてある程度まで入れて、あとはお店や家まで自走してちゃんとした空気入れでエアを入れ直してください

CO2インフレーターとか電動とかの良さが理解できました……でも体力と引き換えに無限に空気を入れられるなら、私にはハンドポンプが向いてるかな。パンクってそんなに頻繁になるものでもないし

 

プロによる最終チェック。ドキドキ……

 

うん、いいですね! バッチリです!

「ボクは下手だ だからひとつのことをがんばってやるしかないんだ」

なんで弱ペダの小野田坂道くんの名セリフを? では自転車に装着していきましょうか

 

チェーンは外したときと同様、一番小さいギアにかけていきます。続いてブレーキの間にタイヤを入れて(ディスクブレーキの場合はダミーの板を取り外してディスクを入れる)……一旦クイックリリースレバーで固定したら、逆さにしていた自転車を元の状態(乗れる状態)戻して、一度レバーの固定を解除してホイールが自転車の自重でまっすぐ正しい位置に入っているのを確認して、レバーをしっかり締め直したら完成です

 

できた!!!! これでパンクしたときは田渕さんに教えてもらったとおりにしたらいいし、もしやり方を忘れても良い思い出になる!!!

じゃあ……たぶんよかったです

 

 

まとめ

というわけでばっちりパンク修理の手順を教えてもらいました!

いや〜、最初は無理かもと思ったけど、やってみたら意外と簡単だったし、愛車の状態を知るためにも自分で修理してみるのって大事ですね

 

これで長距離ツーリングに出かけても大丈夫だ! 困ったらお店に駆け込む他力本願の姿勢は崩さないですが、もしお店が近くにない時にパンクしたら、田渕さんに教えてもらったとおりに修理してみます。それでは!!!