超人気カードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」を始めるなら、今がベスト!

2019.05.02

超人気カードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」を始めるなら、今がベスト!

超人気カードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング』。WindowsPCでオンラインのネット対戦がプレイできる『MTGアリーナ』の稼働や、新セット『灯争大戦』発売など、人気が加速中! 世界大会では賞金数千万円なんてことも? 今回は初心者のためのルールや遊び方を、製作会社であるウィザーズ・オブ・ザ・コーストに聞いてきましたよ!

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    1993年の発売から現在まで、世界中でプレイされているカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」をご存知でしょうか?

    大会では数千万円の賞金が出ることもあるほど、超人気カードゲームなんです。

     

    こんにちは、そんな『マジック:ザ・ギャザリング』をこよなく愛するライター、オケモトです。

     

    『マジック:ザ・ギャザリング』……通称『マジック』は、発売から26年経った最近になって、オンライン版が日本語で遊べるようになり、さらに人気が加速中!

    →PCゲーム『マジック:ザ・ギャザリング アリーナ

     

    しかも! 明日5月3日には、待望の新セット「灯争大戦」が発売されるんです。

     

    皆さん、『マジック』を始めるなら今がベストです。信じてください!

    というわけで、『マジック』を作っている会社、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト日本事業部にやってまいりました。

     

    「壁に飾ってるカード、全部キラ仕様だー!! ってアレ? このカード、一枚一枚がくっついてるぞ?」

    「『マジック』のカードは、最初は一枚の巨大な紙なんですよ。それを切り離して、みなさんが知っている一枚一枚のカードになるわけですね」

    「あ、あなたは……!」

     

     

    石川朋彦

    『マジック:ザ・ギャザリング』のティーチングスタッフ

    本業は芸人でありながら『マジック』の面白さにも目覚めティーチングスタッフもこなす。ウィザーズ公式放送にも司会や実況として登場する有名人

     

    「石川さん! 公式放送でお見かけしたことがあります! 今日は『マジック』とはどんなカードゲームなのか、初心者向けのティーチングをしていただきたいのですが…」

    「オケモトさんは初心者なんですか?」

    「いえ、僕は大体のルールや遊び方は知っています。なので、編集部で『マジック』をやってみたい!と言っていた男を連れてきました」

     

    カードゲーム自体を一切やったことがないというド初心者、ジモコロ副編集長ギャラクシー。

     

    ちなみに今回は、

    ・1ページ目

    └初心者向け『マジック』講座

    ・2ページ目

    └『マジック』の歴史や雑学など

    という構成でお届けします。初心者じゃない人はいきなり2ページ目から読んでも大丈夫!

     

    『マジック:ザ・ギャザリング』のルールを学ぼう

    「今日連れてきたこの初心者、カードゲーム自体をやったことがないレベルなんですけど、何とか教えてやってください」

    「え~っと、まず僕はカードを持っていないんですが……レンタルは可能ですか?」

    「心配無用です。『マジック』を始めてみたいという人に無料で配っているカードのパック……ウェルカムデッキをお渡しするので」

    「えっ、カードって無料で配ってるの?! カードゲームをやり始めるハードルとして、『お金がかかりそう』というのがあったんで、嬉しい!」

    「知らない人が多いんですが、実はスタートのハードルはめちゃめちゃ低いんです。僕も最初はこれをもらいました」

    「ウェルカムデッキは5種類あります。どれにしますか?」

     

     

    = 平和や秩序、法や正義を司る。味方のパワーアップや回復が得意。攻守のバランスがとてもよい。

    =⾼度な知性や精神を司る。相手の呪文を無効化したり、山札からカードを多く引ける。

    =死や恐怖、狂気を司る。クリーチャーの破壊や、死んだクリーチャーを復活させたりできる。

    =情熱や怒りを司る。プレイヤーに直接ダメージを与える魔法があり、攻撃に特化している。

    =成長や⽣命、自然の力を司る。自らを強化する手段を豊富に持ち、パワーで敵を圧倒する。

     

    「パッケージイラストを見ると、この緑の女性が好みだな……でも、黒の『死を司る』っていうのは、中二心をくすぐってカッコイイなぁ。よし、黒にします!」

    「じゃあ私は緑にしますかね。ではカードをよく切って、7枚を手札として自分で持ってください。残りはこのシートの上に山札(デッキ)として置きましょう

     

    ちなみに下に敷いている黒いシートは「あるとわかりやすい」だけのものなので、必須ではありません(カード以外に必要なものは無い)

     

    「初期状態では自分のライフは20点ありまして、これが0になると負けてしまいます。その前に相手のライフを0にするっていうゲームですね」

    「ムチャクチャ単純そうに言ってるけど、絶対むずかしいでしょ

    「先攻はギャラクシーさんからいってみましょうか。まず手札の7枚をチェックしてみてください。ひょっとしたらレアなカードが入っているかも?

    「え~? そんなこと言われたらドキドキする。来い! 来い! 来い……!

    「この瞬間が一番楽しい」

     


    「……ちょっと待って。僕の手札、『沼』っていうカードだらけなんですけど!? もっと強力なモンスターとか、派手な魔法のカードが入ってると思ったのに! 『沼』じゃ勝てないよ!」

    「いえ、『沼』は、土地カードと言いまして、めちゃめちゃ大事です。土地カードが一番大事と言ってもいい」
    『沼』が大事ぃぃ~??? 沼で何ができるんですか? レンコン育てるの?

    「『マジック』の土地でレンコン育てないでください。カードを一枚出すと、山札からカードを引けるので、ギャラクシーさん好みの強力なクリーチャーも、いつかは手元にきますって

    ※実はポーカーのように、手札を交換したりできるんですが、今回は初心者向け記事なので、他にも色々と省略しています。→詳しい遊び方は公式HPをご覧ください

     

    ※公式の初心者向けPVもわかりやすいです

     

    「ではそろそろゲームを始めましょう。よろしくお願いします」

    「お願いします!」

     

    ※ちなみに背後にいるのはウィザーズ・オブ・ザ・コーストのコミュニティ・マネージャー、金子さんです(2ページ目から出てくるので今は一旦忘れてください)

     

    「じゃあまず先攻のギャラクシーさん、さっき言ってた『沼』……土地カードを出してみましょう」

    「え、それは僕が決めるのでは……? 言いなりになるしかないんですか?」

    「初手でやれることって、土地カードを出すか、ターンエンドしか無いんです。いいからさっさと出してください」

     

    スターン!

     

    「出しました!」

    「おっ……!」

     


    「今、マナが発生してますよ~!!!」

    「(え、何このひと……?)」

    「マナというのは土地カードから発生しまして……『マジック』の世界で行動する時に必要なエネルギーみたいなものですかね。1マナが発生している状態なら、”マナコスト1”のカードを使えるようになるんです」

    「なるほど。手札の中で、マナコスト1で唱えられるのは……あっ、『欲深い悪漢』っていうカードが使えるみたいです」

     

    「それはクリーチャーを召喚するカードですね。『欲深い悪漢』は……パワー(攻撃力)が1、タフネス(ライフ)が1のクリーチャーです」

    「こんな悪そうな顔してるのに、めっちゃザコい」

    「”マナコスト1”だとこんなものです。ターンが進んでマナが2、3、4……と増えてきたら、もっと強力なカードを唱えることができますよ」

    「ただ、マナは基本的に土地カードからしか発生しないし、土地カードは1ターンにつき1枚しか出せません。なので次のターンも土地カードを出して、発生するマナを2、3と増やしていきましょう」

    「だから土地カードが重要なのか……。次は、どうしたらいいですか? 『欲深い悪漢』で攻撃を?」

    「いえ、召喚したクリーチャーはそのターン内は行動できません。そしてギャラクシーさんは召喚でマナを使い切ったので、もうできることはありません。ターンエンドですね」

    「では、次は私のターンです。私も土地カードを一枚出して、1マナを発生させ、クリーチャー『ラノワールのエルフ』を召喚し、ターンエンドです」

     

    「このクリーチャー、強いの?」

    「緑チームを象徴するクリーチャーですね。マナを増やす能力を持っていて、非常に厄介です。『見たら焼け』とよく言われます」

    「クリーチャーによっては特殊能力を持ってたりするのか。さて、次は僕のターンですね? このターンからはさっき召喚したクリーチャーが動かせるはず。いっけぇ~『欲深い悪漢』!

    「おっ、攻撃してきましたね。守備側の僕は、その攻撃をクリーチャーを盾にして受けるか、もしくは自分自身(本体)で攻撃を受けるか、選択できます」

    「クリーチャーを盾にすると、クリーチャーのタフネス(ライフのようなもの)が減ります。本体で受けることを選択すると、本体のライフが減ります」

     

    「僕は本体で受けることにしようかな。これで本体のライフが減りました」

    「やったー!! でも、本体のライフがゼロになったら負けなんですよね? あえて本体で攻撃を受けるメリットは?」

    「自分のライフが削られるのを引き換えにしてもいいくらい、大事なクリーチャーってことですね」

    「さあ私のターンですね。マナが貯まったので、強力なクリーチャー『ケンタウロスの狩猟者』を出します!」

     

     

    「わっ、パワー3、タフネス3の強力なクリーチャーが出ちゃいましたよ!」

    「フッフフフ……ご安心ください。手札の中に、おそらく強いんだろうというカードがあったんで、マナが貯まるまで待ってたんですよ。オラァーッ! このカードを喰らえ!

     

    「これは『インスタント』という、いわば魔法カードですね。敵にダメージを与えたり、クリーチャーを補助したり、様々な種類があります。しかも、自分のターンのときだけじゃなくて、敵ターンの時にもカウンター的に使用できます」

    「このカードの効果は、簡単に言うと敵のクリーチャーを弱らせるですね」

     

    「よっしゃー! じゃあ、さっき石川さんが出した強力なクリーチャーを弱らせるぞー!」

    「やりますね! でも私、実はこんなカードを持っているんです

     

    スッ……

     

    『剛力化』のカードです。これは、ギャラクシーさんが出した“敵を弱らせる”の逆、“味方を強くする”カードですね」

    「じゃあ僕のカードは、プラマイゼロで無駄になっちゃったということ?! うわーん!!せっかく『ここだ!』ってタイミングで出したのに!」

    「どんなに強力なクリーチャーカードも、便利なインスタントカードも、必ず対抗手段があるんです。そこが『マジック』の奥深さですよ」

    「わかるけど、それは初心者に教える時にやることなの?」

    「マジックの醍醐味を味わってますね!」

     

    このあとも攻防は続きましたが、基本的にはここまでのやりとりと同じ。

    ・土地カードを出してマナを貯める

    ・貯まったマナでクリーチャーを召喚して、相手にダメージを与える

    ・インスタントという魔法的なカードを使って、自分が有利になる状況を作る

    ・敵も同じことをしてくるので、より早く、より良いカードを手札に持ってるやつが強い

     

    ターンが進むとマナも貯まっていくので、強いクリーチャード派手なインスタントカードなんかも使えるようになってきます。

    一時はギャラクシーが偶然にも強いクリーチャーを引き当て、石川さんを追い詰めるシーンがあったものの……

     

    すべては石川さんの掌の上でした。後半一気にボコボコにされ……

     

    石川さんの勝利となりました

     

    うわーーーーーーーん!!! 負けたってことはカード全部取られちゃうの!?」

    「そんな荒っぽいゲームではありません。でもいい勝負でしたね。選択肢次第では、ギャラクシーさんが勝つ可能性もありましたよ」

    「初心者相手にここまで本気で戦います? 以前囲碁の取材をした時は、先生がわざと負けてくれましたよ!」

    「手加減の依頼は受けていなかったので……」

    「いやー、でも楽しかった! 覚えちゃえばルールもそんなに難しくないし、イラストはかっこいいし、カード集めにハマっちゃうかも」

     


    というわけで、石川さんに初心者講座をやってもらいましたが、どんなゲームか、なんとなく分かって頂けたでしょうか。

     

    石川さん、ありがとうございました!

    なお、この記事は超初心者向けなので、色々な部分を省略しています。詳しいルールはこちら

     

    次のページからは、『マジック:ザ・ギャザリング』を作っている会社、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト日本事業部の金子さんに、歴史や雑学なんかをいろいろ聞いていきますよ!

     

    明かされる『マジック』の歴史

    イーアイデム

    この記事を書いた人

    オケモト
    オケモト

    1992年生まれ。静岡県出身のオモコロライター。街にあるオブジェや変わった遊具のある公園が好き。

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