巡ってお気に入りのお店を見つけよう!会館紹介ハイライト

まずは京都最古の会館、「たかせ会館」。

 

昔からたかせ会館にお店を構えるカラオケのないスナック「ファニィ」のほか、割烹で腕を磨いた店主が営む「よこやまろうそく」、森見登美彦先生の小説でおなじみ「偽電気ブラン」が名物(?)の「福猫飯店」。中島みゆきの曲がかかり続けるバー「きさらぎ」などが入居しています。

 

しっぽり1杯飲みたいという時、街の仲間とおしゃべりがしたい時、おいしいアテでお腹を満たしたい時、いろんなシーンに寄り添ってくれるお店が揃っています。

 

たかせ会館

住所:京都府京都市中京区西木屋町通四条上る紙屋町367-2

google map:https://maps.app.goo.gl/dQUWdTrrJZioUXEF9

 

京都の会館といえばここというイメージも強い「四富会館」。小ハコなうえ人気店も多く、タイミングを逃すと満席で入れないこともしばしば……。

 

まだまだメジャーではなかった時代から日本ワインに注目・特化したバー「たすく」、歴代のお客さんたちによる落書きが一面に描かれた壁が人気を物語る「食堂 清水」。

 

さまざまなこだわりを詰め込んだ創作餃子が楽しめる「Puaa」、薄暗い店内の隠れ家的な酒場で食べる真夜中の寿司がおいしい「日常」など、さまざまな個性が活きるお店が並んでいます。

 

四富会館

住所:京都府京都市中京区富小路通四条上る西大文字町615

google map:https://maps.app.goo.gl/vrkKfdqzG85MkvUt5

 

往年の常連さんから、若いカップル、友人同士、観光客からも人気の渋酒場「たつみ」、行ったことがある人も多いはず。「しのぶ会館」の一角にある。

 

「しのぶ会館」には、名物大衆酒場の「百練」のほか、分煙可能なカウンターを備えたバー「Frontier bar」、注文後に包んでくれる薄皮餃子が名物の「ギョーザ泰三」などが入っています。

 

じつは「たつみ」は酒場になる前「忍湯(しのぶゆ)」という銭湯だった。たつみの入口が左右ふたつあるのは、男湯と女湯の入口の名残だとか……。銭湯が会館になるというパターンはここだけのはず。

 

しのぶ会館

住所:京都府京都市中京区裏寺町通四条上る中之町572

google map:https://maps.app.goo.gl/Z23w6GNkG1MRutaC9

 

阪急大宮駅にある名物会館「新宿会館」。緑色のネオン看板が目印ですが、ネオン看板に書かれている店名全てがあるわけではありません。歴代のお店の名残です。

 

こちらは焼き鳥屋「てら」のほか、お刺身盛り合わせが人気の「AZUKIYA」、数量限定のクリームコロッケのほか、さまざまなジャンルのアテが揃う「マルキ」など、お腹を空かせていきたい立ち飲み屋が揃っているのが特徴。

 

また、オールドスタイルながら一見さんにもやさしく、ボトルを注文しなくてもグラス単位でお酒が飲めてカラオケが楽しめるスナックもあります。

 

新宿会館

住所:京都府京都市中京区七軒町470-32

google map:https://maps.app.goo.gl/dLLFHP7gHrVMqLg66

 

繁華街として観光客向けのお店も多い寺町通にも、じつはひとつ「ふじ会館」という会館が残っています。

 

2階奥には南インドカレーが名物のバー「大丈夫」が。もともとはお酒と軽いアテを楽しめるごく普通の酒場だったのだが、どんどん店主がカレーに目覚めていき、いまや京都を代表するカレー屋のひとつに。

 

好きが高じてできるレベルじゃないんだよな〜。

 

会館には行ってみたいけどお酒が苦手で……という人に、気軽な入口になりそう。ランチ時には混み合うことも多いので、少し時間を外していくのがおすすめです。

 

そしてもちろん、「大丈夫」のミールスはめちゃくちゃ酒に合う!

 

ふじ会館

住所:京都府京都市中京区式部町249

google map:https://maps.app.goo.gl/oNHgtNfmz2ZULEY97

 

 

 

そして写真では紹介しきれないのですが、京都にはこんな数々の会館が。

 

日々の生活のなかに当たり前にある酒場とそれを抱える建物、その歴史や文化背景を知ると、いっそう飲みにいくのが楽しくなる。京都に馴染みのあるみんなも、旅行に来たみんなも、今夜は会館に足を運んでみてくださいね〜!

 

たぶんそのうちどこかの会館で会うと思うので、その時は乾杯しましょう!

 

 

撮影:飯本貴子
イラスト:くわはらえりこ(京都の「会館」とは?)
編集:乾隼人(Huuuu)