
食べて、飲んで、ハシゴして。宮古島の飲食事情
初日の夜、ご飯食べようと歩いていて目に入ったのが、「日々是好日」です。

いい名前だし、一人客にやさしい「晩酌5種盛りセット」もあるのに惹かれて、お店に入りました。

メニューにナチュラルワインがあったので、晩酌5種盛りセットと一緒に注文。料理が美味しすぎたので、お酒も追加しつつカルパッチョも食べました。

ここの店員のお姉さんがとにかく優しくて、おすすめのお店や観光スポットもたくさん教えてもらいました。ということで、さっそく教えてもらったお店にハシゴ。

それが「ボックリーのチョッキ」というお店です。お酒がめちゃめちゃ充実してて、とりあえずスパークリングワインを注文。


アテもいろいろ美味しくて、この「いちごの白和え」も絶品でした。

まったり楽しみながらマスターと話していたら、またおすすめの店を紹介してもらったので次の店へ。

初日の3軒目は、「ガリンペイロ」。まずは豆腐と砂肝を使ったアテを白ワインでいただきました。


僕が飲んでたら女性が一人でやってきたのですが、それがなんと先ほどの「ボックリーのチョッキ」でも一緒だった方。ガリンペイロのマスターとも仲良く話してて、僕も会話に参加してみたら、東京から定期的に遊びに来てることが判明。宮古島に通い始めるきっかけになったのが、雑誌『BRUTUS』のナチュラルワイン特集なのだそう。

僕も買って読んでいた号なのですが、そういえば宮古島のナチュラルワイン事情が何ページにも渡り取り上げられてたんです。
意識してなかったですが、僕も気づけば三軒連続でナチュラルワインをめちゃめちゃ飲んでました。ここの店も、料理もワインもすごく美味しかったです。
二日目もまた、食べて、飲んで、ハシゴして。
翌日の夜は「ガリンペイロ」で教えてもらったイタリアンに行こうとしたのですが、お客さんでいっぱい。どこかで飲みながら待とうと思い、訪れたのが居酒屋「南楽」です。

カウンターに座ると、南楽の大将から「おまかせは1000円、1500円、2000円、2500円、3000円。どれにします?」と質問が。このあとイタリアンも行きたいと思ってたので、細かく選べるのはありがたい!
1500円のおまかせをチョイスすると、今度は「食事とアテ、どっちにする?」と大将。そこまで選べるの、めっちゃいい! と思いながら、アテをお願いしました。

おまかせ1500円のアテは、海ぶどうのもずく酢から始まり、

カツオのチャンプルも美味かった〜!こうして南楽を堪能したあとは、イタリアンのお店へ。

ついにやって来たのが「フィッシュ タヴェルナ サンボ」です。

長野の「note」というナチュラルワインを注文

お通しは一見、お寿司に見えるけど、魚の下にあるのは蕎麦の実。白い泡はグルクンという沖縄の県魚の魚醤を使ったメレンゲのソース。

パプリカを使った料理も注文。緑のソースもグルクンの魚醤を使ったソースで、めっちゃ美味しかった。

パスタも美味しくて、自分たちで捕ってきた魚介類を使っているんですって。とにかく半端ないクオリティの店でした。
フェリーに乗って、神様の住む島・大神島へ。
勢いで夜の話ばかり続けてしまったので、少し時間を戻しますね。
一日目にお世話になった「日々是好日」のお姉さんには、飲食店だけじゃなくてあるスポットもおすすめしてもらいました。それが神様の住む島といわれる「大神島(おおがみじま)」です。宮古島からフェリーで15分で行くことができるとのことで、天気もよかった二日目に行ってみることに。
フェリー乗り場まではホテルから歩いて2時間30分ほど。さすがにホテルでレンタサイクルしようと思ったら、電動自転車は全部借りられてしまってたので、ホイール小さめの自転車をレンタル。

ところがフェリー乗り場までの道中はめちゃめちゃ起伏が激しくて、そうなるとチャリはもはや荷物。マジで歩けばよかった。

しんどいけど綺麗な風景だから写真も撮りたいしで、全然進まない(笑)。フェリーの時間に間に合うかドキドキしながら急いでいたら、履いていたもんぺの裾が自転車のチェーンに絡んで汚れてしまって、また一気にテンション下がりましたね。そんなときに、昔の宮古島の人が洗濯していたという場所を見つけました。

ここで洗おうかなと思って降りてみたら、

海亀がいたんです。宮古島、すごい。洗おうなんて思ってごめんなさいと、すぐ退散しました。

そうこう急いでいると目に入ったのが、一軒のカフェ。なんかヤバそうなオーラを感じつつも、急いでいるから通り過ぎようとしたら、急に草むらから「お兄ちゃんどこ行くの!」って突然おじさんの声が聞こえてきて。
「大神島に行きます」と言うと、フェリー乗り場までの道のりの話から大神島の周り方まで色々教えてくれたんです。突然の呼びかけに最初は驚いたけどめちゃくちゃ優しいおじさんで、とりあえず感謝を伝え、教えてくれたとおりに進んでいきました。
後にこのおじさんとの不思議な縁が判明するんですが……その話は一旦置いておいて、先へ進みましょう。

フェリー乗り場の近くで見つけたのが、「島尻購買店」。調べたところによると大神島には一店舗だけ食堂があることがわかったんですが、今日やってるかわかんないし、食いっぱぐれると困ると思って、美味しそうな芋のチップスを買いました。

フェリーに乗って大神島に着くと、いい天気も相まって、とにかく海が綺麗。

僕の人生の中で一番綺麗な海だったかもしれません。海に足を浸してぼーっと過ごし、自然の力を感じながら歩き回りました。

人も全然いなくて最高でした

島唯一の食堂「おぷゆう食堂」もちゃんと営業していました。人気メニューだという「カーキたこ丼」を注文。

これがめっちゃ美味しかった。乾燥したタコを戻して、炒めて甘辛く味付けされた玉ねぎと合わせた丼。シンプルで美味かったなあ。

島尻購買店で買った芋のチップスを海を見ながら食べたら、これもめっちゃ美味かった。芋は何種類か入っているし、切り方も厚切りから薄切りまであるから食感が違っていて、芸が細かい。まさにヤミーでした。空港とかでも探したんだけど見つからなかったので、見つけたらすぐゲットしてみてほしいです。
フェリーを目指す道中で出会った、謎のおじさんの正体
そして、いよいよ旅のラスト。再びフェリーに乗って宮古島へと帰ってきて、お陰様で無事に帰ってこれたという報告をしに、あの謎のおじさんの元へ。

カフェの店名は「カラカラ」。ジャングルみたいなところを進んでいくと「ああ、朝の君か」と出迎えられました。中に入ると、琉球の漁具である浮き玉がたくさん飾られていました。

メニューに大好物の氷ぜんざいがあったので、注文。貝殻で提供された氷ぜんざいは、黒糖の甘みが優しい自家製の金時豆が美味しくて、めちゃめちゃ癒されました。

そこで色々話を聞いてたら、おじさんのテンションがどんどん上がって止まらないマシンガントーク(笑)。浮き玉はおじさんが拾ってきたものを飾っているそうで、その数100を超えるのだとか。「一つ一つに物語がある」と言われたときは、100もの物語を話されたらどうしようかと思わず怯えました。

浮き玉にあるのが「ヘソ」という部分。ガラスの吹き上げ穴をふさぐために付けられる部分です。ここは強度が高いので、浮き球のヘソだけが海岸に残っていることもあるのだとか。
と、ヘソの話を聞いているときに、突如おじさんが「宮古空港のシーサーを見たか」と言い出して。みなさん覚えていますか、僕が宮古空港に着いてすぐ、かっこいいシーサーに興奮して写真を撮りまくっていたことを。

見たもなにも、かっこよすぎてめっちゃ写真撮りましたよって言ったら、「あのシーサーの目は、僕が提供したヘソなんだ」って。

えええええええええ。そんなことあります?
話を聞くと、おじさんが拾ってきた浮き玉のヘソを提供したのだそう。予想できない妙なミラクルエンディングに、驚きまくりな宮古島旅でした。
おわりに

宮古島は、とにかく飲食のクオリティがすごかった! ナチュラルワインを豊富に扱う飲食店も多いし、ふらっと入った購買で手に入れた芋のチップスも美味すぎるし。あとは素敵な出会いも多かったですね。
ふらっと立ち寄った飲食店での、店員さんだけでなくお客さんとの出会いから、記憶に残る強烈なカフェのおじさんまで。最初に感動したシーサーが、まさかの展開でつながるだなんて、旅が始まる前には想像していませんでした。
これだから、やっぱりゴールを決めない旅って最高。みなさんもこの記事を参考に、ふらふら歩いて、出会いに溢れる旅を楽しんでみてください。
☆今回紹介したスポットのマップはこちら
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この記事を書いたライター
有限会社りす代表。1974年生まれ。兵庫県在住。編集者。雑誌『Re:S』、フリーマガジン『のんびり』編集長を経て、WEBマガジン『なんも大学』でようやくネットメディア編集長デビュー。けどネットリテラシーなさすぎて、新人の顔でジモコロ潜入中。


























































