こんにちは、コエヌマカズユキです。
僕は自分でバーを経営するほどのお酒好き。これまで全国さまざまな場所に飛び、酒場&グルメレポートをしてきました。
今回、向かったのは新潟! 定番の有名店・人気店だけでなく、ガイドブックやネットにはあまり情報が載っていない、ちょっとディープな名店にも行ってきました。
・おひとり様・初めてでも歓迎であること
・手ごろなお値段であること
・肩ひじ張らずに過ごせる雰囲気であること
基本的に上記の条件でお店を選んでいるので、みなさんもぜひ行ってみてくださいね!
須坂屋そば 新潟駅前店
新潟でおそばといえば「へぎそば」です。せっかくなので、新潟名物「タレカツ丼」のミニサイズが付くセットを注文。
そばには布海苔という海藻が練り込まれ、「へぎ」という器に一口サイズで盛り付けられています。注文したのはへぎそばの小サイズで、それでも1.5人前もあるそうです。
タレカツ丼には、甘じょっぱいタレにくぐらせたカツが乗っています。卵でとじたカツ丼とも、ソースカツ丼とも違う、でもどこか懐かしい味。
おそば屋さんではありますが、一品料理やお酒のメニューも豊富。深夜0時まで営業しているそうなので、居酒屋としても利用できそうです。
須坂屋そば 新潟駅前店
住所 新潟県新潟市中央区弁天1-4-29 IMAビル1F~3F
電話 025-241-7705アクセス 新潟駅より徒歩4分
バスセンターのカレー
万代シテイバスセンターにある「名物 万代そば」のカレーライス……通称「バスセンターのカレー」。めちゃめちゃ有名ですよね。見ての通り、昔の給食で出るような黄色いルーが特徴です。
優しそうな見た目ですが、意外とスパイスが利いています。分量も、普通サイズなのに大盛りくらいありそう。それでもスプーンが止まらず、あっという間に完食しました。
レトルトやお菓子などにもなっているので、お土産にもちょうどよさそうです。
名物 万代そば
住所 新潟市中央区万代1-6-1 バスセンター1階
電話 025-246-6432アクセス 新潟駅より徒歩約10分
みかづき 万代店
バスセンターの2階には、現地の人たちが「新潟県民のソウルフード」と口を揃えるメニューがあります。それが「イタリアン」。焼きそばにミートソースをかけたもの。これが何とも美味しい! おなじみのソース焼きそばに、トマトの酸味が絶妙に合います。
ホワイトソースやカレーがかかったメニューもあるそうです
「イタリアン」が誕生したのは昭和35年、当時の社長が「ちょっと変わった焼きそばを」ということで考えたのだとか。それが定着し、地元の人に愛されるメニューになるとは……まさに新潟の食の歴史に刻まれた一品です。
みかづき万代店
住所 新潟市中央区万代1-6-1 バスセンター2階
電話 025-241-5928アクセス 新潟駅より徒歩約10分
新潟鮮魚問屋 港食堂
続いておすすめするのがピアBandaiにある『港食堂』。明治37年から続く超・老舗のお店だそうです。
※ピアBandai=新潟の名産品を扱う市場や飲食店などがあるスポット
ランチメニューはこんな感じ。安い!!!
人気ナンバーワンだという海鮮丼を注文。マグロ、サーモン、ブリ、エビ、タコ、イカなど定番のものが中心。個人的にはイカの鮮度と甘さに驚きました。
新潟が面する日本海は、「暖流と寒流がぶつかるので魚の種類が多い」「魚のエサとなるプランクトンが豊富」などの理由で、漁獲量が豊富で魚も美味しいのだとか。
新潟鮮魚問屋 港食堂
住所 新潟県新潟市中央区万代島2
電話 025-248-8655
アクセス JR新潟駅から約2km
食事後、せっかくなのでピアBandaiの市場とスーパーにも立ち寄り、お寿司と新潟産豚肉のおつまみをゲット。ベンチに座っていただきました。ベンチやテーブルがたくさんあるので、購入したものをその場で味わうこともできます。
安い!!なのに全部うまい!!新潟すごい!
PUBエリザベス
こちらは45年以上の歴史があるパブです。外に飾られている店内の写真は、昭和のグランドキャバレーといった渋すぎる雰囲気。いきなり行くのは勇気がいるかもしれませんが、ご安心を。実はこちらのお店、ランチ営業もしているんです!
僕が行ったときも、おひとり様がたくさんいて、気軽に入れました。
人気メニューだというナポリタンを注文。パスタは普通サイズだとは思えないほどのボリュームで、唐揚げ、小鉢、フルーツ、スープ、コーヒーまで付いて850円。コスパ良すぎですし、味ももちろん美味しい!
お店の雰囲気も抜群です。高級感のあるソファ、照明、絵画、花、ピアノ……新潟の夜の社交場として、歴史を刻んできたであろう空間で過ごすランチタイムは、何ともぜいたくな気分です。夜も行きたいな~。
パブ エリザベス
住所 新潟県新潟市中央区万代4丁目2−7
電話 025-243-4507アクセス 新潟駅より徒歩10分
コーヒーの店 マントン
新潟駅前のネオン街の一角に、何ともレトロな雰囲気のお店がありました。
テーブルも調度品も植物も、高音質のスピーカーから流れるジャズも心地よい、極上の空間です。
きっぷの良いママがおひとりで営業されています。何時間も居座ってしまいそうになるほど、本当にくつろげるお店でした。
ママに営業時間を聞くと「適当よ」とのこと。うーん、何から何まで最高!
マントン
住所 新潟県新潟市中央区東大通1丁目5−10
電話 025-244-0854
アクセス JR新潟駅から徒歩3分
おにぎり専門店 にぎり米
新潟といえばお米、お米といえばおにぎり。米どころにあるおにぎり専門店に、行かないわけにいきません。カウンターだけのお店で、店内で食べることも、テイクアウトも可能です。
たくさんのメニューがある中で、注文したのは「塩むすび」と「おかか」。目の前でおにぎりをにぎってくれます。
美味しい。めちゃくちゃ美味しい。しみじみ感じるような滋味深さ。毎日食べても絶対に飽きないであろう、我々のDNAを安心させてくれる味です。
おにぎり専門店 にぎり米
住所 新潟県新潟市中央区東大通2-8-4
電話 025-282-5010
アクセス JR新潟駅より徒歩5分
さぁ、ここまではグルメを紹介してきましたが、ここからは夜の新潟を紹介していきます!
居酒屋 歩呂(ぽろ)
これまで数多くの居酒屋に行きましたが、最強クラスのお店に出会いました。
メニューを見ながら何を注文するか考えていたら、「うち、お通しがたくさん出るから、注文はその後にしたら?」とのことで、飲み物だけ頼んで様子を見ると……
モロキュウ、煮卵、たまねぎのマリネ、味噌田楽、長ねぎ焼き、ポテトサラダ、ひじきの煮物、手羽元の煮込み、スパゲティが続々と運ばれてきました。
お通しの最後は串カツの盛り合わせでした。
これでお通し代なんと500円! 安くて申し訳なさすぎるので、ドリンクを3杯飲んだのですが、それでもお会計は2,000円ちょっと。最高かよ。
次はおなかを減らしてから店に行って一品を注文したい
居酒屋 歩呂
住所 新潟県新潟市中央区古町通1483−1
電話 025-222-6008
アクセス JR新潟駅よりバス・タクシーで5~8分
スナック ボタンとリボン
酒場を飲み歩いていると、「この店は絶対いい!」というセンサーが磨かれるようになります(多分)。
新潟駅の近くにあるこちらのスナック、なんと42年も続いているとのこと。
ママは御年87歳、お客さんからもスタッフからも慕われている、まさに名物ママです。
「私はお酒が飲めないけど、生活のためにお店を始めたの。経験も無かったし、初めは大変だったよ」とお店を開いた経緯を振り返ります。それでも、42年も続いて、コロナも乗り越え、愛されるお店になっているのは本当にすごいことです。
フードメニューも豊富なので、一軒目にもピッタリですね!
ボタンとリボン
住所 新潟県新潟市中央区弁天1丁目3−5
電話 025-245-2520
アクセス JR新潟駅から徒歩3分
おでん処じゅんちゃん 新潟駅前店
地元の飲兵衛や、飲食店で働く人たちが通うというおでん屋さんです。
定番の卵と大根のほか、新潟名産の「車ふ」を注文。車ふは、ふわふわと柔らかい触感で、出汁がしっかりしみ込んでいて、食べ応えがあります。
取材で何軒も食べ歩き・飲み歩きをして、やや疲れ気味の胃腸に優しい味で、ほっと一息つけました
おでん処じゅんちゃん 新潟駅前店
住所 新潟県新潟市中央区弁天1-3-23
電話 050-5492-2985
アクセス JR新潟駅から徒歩5分
駅前楽天地
新潟駅からほど近い一角にある飲み屋街です。わずか50メートルほどの路地に、バー、居酒屋、焼き肉屋、ハンバーガーショップ、クラフトビール専門店など多様なお店が並んでいます。ちょっぴりディープな雰囲気を味わいたい方にオススメです。
※テレビ新潟 公式チャンネル
駅前楽天地
住所 新潟県新潟市中央区弁天3丁目2−23
アクセス JR新潟駅から徒歩5分
にいがたラーメン ひよこ
何とも可愛らしい店名と、レトロな看板が目を引く町中華屋さん。45年も営業している老舗です。
ラーメンのほか、定食屋カレーライスなども提供し、地域の人々のお腹と心を満たしているそうです。ランチタイムのほか、夜は22時まで営業しているので、飲む前に軽くおなかを満たしたり、飲んだ後の〆に利用するのも良いですね。
にいがたラーメン ひよこ
住所 新潟県新潟市中央区弁天1丁目3−31
電話 025-241-7796
アクセス JR新潟駅から徒歩3分
ぽんしゅ館
新潟駅直結の駅ビル内にある、その名の通り日本酒の専門店です。県内の日本酒をはじめ、ビールやワイン、食品やお土産などがずらり。500円で日本酒の飲み比べ(おちょこ5杯分)ができたり、店内で飲食ができる「角打ち」スペースがあったりと、さまざまな楽しみ方ができます。
駅からスグなので、新幹線で帰る前にサクッと立ち寄ることもできて便利です!
ぽんしゅ館
住所 新潟県新潟市中央区花園1丁目96−47 CoCoLo新潟 西館
電話 025-240-7090
アクセス JR新潟駅直結
取材を終えて

※新潟のご当地ヒーロー「ガッター」
新潟でもたくさんの名店に出会うことができました。美味しいグルメやお酒にも大満足でしたが、それよりも楽しかったのは人との出会いや交流です。そのとき、その場所に行ったから出会えた人たちと、一期一会の交流をしていると、人の温かさを改めて実感します。
この記事を通じて、お店の「情報」だけでなく、そこにいる「人」や「体温」を少しでもお伝えすることができたら何よりです!
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この記事を書いたライター
ルポルタージュを主に執筆。新宿ゴールデン街の文壇バー「月に吠える」店主でもある。著書「究極の愛について語るときに僕たちの語ること」「フリーライターとして稼いでいく方法、教えます。」。本とお酒とデスマッチ観戦が好き。Mail:info@moonbark.net