こんにちは、かんちと申します。就寝中の歯ぎしりをなんとかするために、最近エラにボトックス注射を打ちました。

それはさておき、私は現在埼玉県に住んでいるのですが、大学時代は新潟県長岡市で過ごしていました。

週末になると友人たちと車を走らせて新潟各地のラーメン屋を探訪するのが楽しみで、地域ごとに異なる個性豊かなラーメンにすっかり魅了されたのを覚えています。

 

大学生時代の筆者

 

大学卒業後は東京に出てしまったこともあり、新潟ラーメンを口にする機会はめっきり減ってしまいましたが、あれから18年。

以前ジモコロ編集部で「ひとり旅したいよ会議」を行った際に私の中で再び火がつきました。

「新潟ラーメン愛を再燃させよう!」と、車で1泊2日の新潟ラーメン巡りを決行することにしたのです。

参考リンク:ひとり旅したいよ会議

 

とはいえ、約800軒あるとされる新潟のラーメン店。1泊2日で全部食べ尽くすのは不可能なので、ジモコロの地域タレコミ情報のフォームを使って読者の方におすすめ店を募りました。するとおかげさまでたくさんの情報が寄せられました。

今回はその中から気になったお店を巡ってきましたので紹介します!

胃袋がはち切れるまでラーメンを食べるぞ!!

 

~~~ひとり車を走らせること4時間~~~

 

 

1軒目 たいち(長岡市)

まず最初に向かったのは長岡市の「たいち」さん。2009年オープンの生姜醤油ラーメンが人気のお店で、3名もの方にオススメしていただきました。

■たいち(推薦人:ゆうさん ほか2名)
いろいろ行きましたが、ここのラーメンが一番好き!豚骨生姜スープ、チャーシューおいしすぎ。何度も食べたくなる味です。ぜひチャーシュー増しで食べて欲しい。このためだけに長岡移住を考えたくらい好き!福岡にもできてくれ!!(ゆうさん)

18年前はこのお店が無かったものの、この周辺でよく買い物をしていたので懐かしくなりました。融雪装置で茶色くなった地面を見ると「帰ってきたな……」と思いますね。

さて、ラーメンたいちには平日12時前に着いたのですが、10人以上待ちとやはり大人気なようです。

店内はとても清潔感があり、店員さんも元気いっぱい。家族連れでも女性1人でもOKな、だれもが気軽に入れる雰囲気でした。

これ見てください! !美味そう過ぎ!!!!!

運ばれてきたラーメンは、生姜醤油ラーメンの元祖「青島食堂」のラーメンに通じる見た目をしており、学生時代に頻繁に青島のラーメンを食べていた私は、これを見た瞬間に脳内で絶叫をしました。

チャーシューは肩ロースとバラの2種。生姜香るスープを口に運ぶと、優しい味わいで、青島食堂よりもマイルドな生姜ラーメンに感じました。体に染み込む美味さです。

ことし2024年11月には「たいち」の2号店(蓮潟店)が同じ長岡市にオープンしたそうで、お客さんが分散されて食べやすくなるかもしれませんね!(加速度的にファンが増えて両店舗とも更に爆混になる可能性もありそう)

 

ラーメンたいち
新潟県長岡市堺東町50

 

 

 

2軒目 盛来軒(柏崎市)

「たいち」を食べ終えた後は、すぐに車を西へ走らせ柏崎市へ。向かったのは「盛来軒」さん。

こちらは読者の方から「わが家のスタンダード中華そば」として推薦をいただきました。

■盛来軒(推薦人:なめりかわさん)

我が家では中華そばと言ったらこれ!という、盛来軒(出来れば岩上店 )という新潟県柏崎市にある
ザ!シンプル!醤油! 麺も美味しいというラーメンです。普通のメニューでトッピングも付けずに……是非、、、
でも、父がここを人に勧めたところ微妙な反応をされたので若干自信がないですが、私の家では間違いなくこの店のラーメン(中華そば)が1番です。

 

入ってみると、昔ながらのファミレスのようなレトロ感がある雰囲気で、広くゆったり座れる店内。

オススメの中華そばを注文しましたが、想像していたスタンダードな中華そばとは異なるこってり系の装いでした。これも美味そう!!

食べてみると、多加水系の太麺がツルツルっと口当たりよく、熱々の油がスープ表面を覆っているので最後まで冷めずにアツアツで味わうことができました。

子供の頃から食べていたら間違いなく「我が家の定番」になりそうな一杯! 最後にライスをぶち込んでスープまで完食したくなりましたが、今回はやめておきました。

ごちそうさまでした。

 

盛来軒さんがある駐車場の看板

 

栄枯盛衰を感じる味わいのある看板ですが、まだまだ長く続けてほしい!と強く思いました。頑張ってください!!

 

盛来軒
新潟県柏崎市岩上6−238

 

 

時間は14時半。この時点で完全に腹がパンッパンですが、あと1食はイケそう。

 

ということで液キャベ飲んで、もう一軒巡ります!

 

 

 

3軒目 さんぽう亭(三条四日町店)

3軒目は新潟県では有名らしいチェーン「さんぽう亭」さん。

■三宝亭(推薦人:匿名ゴリラさん)

昨年新潟に行って食い倒れてきました!
かんちさんにおすすめラーメン屋さんです。
三宝亭の五目ラーメン
ラーメン潤の岩のりラーメン
両方マジでうまく、新潟から帰りたくなかったです。ラーメン以外だと
新潟駅にあるヤスダヨーグルトのソフトクリームもめちゃくちゃ美味しかったです!!

さんぽう亭・三宝亭として新潟県を中心に、長野や東京、愛知までも全国展開しているお店らしいのですが、長岡市に住んでいたのに全く知りませんでした。(さんぽう亭と三宝亭の違いは店舗デザインの違いだけらしい)

店の佇まいから当時は和食チェーンと思い込んでスルーしていたのかもしれません。

いや、でも看板にでっかく「らーめん」って書いてありますね……。

 

当時の私は何を考えて生きていたのでしょうか。

ロケット花火を口に咥えて飛ばして遊んでいた記憶しかありません。ひどい大学生時代です。

 

ロケット花火が飛んでいった後の大学生時代の私

 

さて、こちらの「三宝亭」さん、新潟から帰りたくなくなるくらいマジでうまいとのことで、これはぜひ味わっておきたい一杯。

五目うま煮ラーメンが名物らしいので、それを注文しました。

具材たっぷりの五目うま煮ラーメンは、野菜がシャキシャキで食感が良く、魚介や豚肉も、全ての具材がめちゃくちゃ美味いです。

 

麺は旨味たっぷりのとろみのあるスープがしっかり絡んで、啜った瞬間に幸せホルモンが脳から溢れ出てきます。

3食目だったのでビビってハーフ麺を注文したのですが、普通サイズでも余裕でいける美味しさでした、

もし当時住んでいた頃に知っていたら通いまくっていたはずで、知らずに生きてきたことを後悔するレベルです。この店の美味しさを知れただけでも今回の旅に来てよかったなと思える体験でした。

 

さんぽう亭 三条四日町店
新潟県三条市南四日町4丁目7−56

 

こうして1日目はラーメン屋を3軒はしごして終了!!

 

 

 

宿泊

宿泊は、ずっと気になっていた有名アウトドアブランド「スノーピーク」が運営する「Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS」に泊まります。

 

三条市にあるスノーピーク本社がある場所で、今回泊まった客室は言い方がアレですが「スッゴイお洒落な小屋」のような感じでした。(他にいい例えが浮かばず申し訳ない)

 

アメニティも充実しており、コップから椅子、その他細かいアイテムまで、部屋のあちこちにスノーピークのギア(道具)が置かれています。

 

さらにこの窓を開けて中の椅子を外に出し、アウトドア感覚でコーヒーやお酒を飲んでまったり過ごせる空間もありました。

そしてここに宿泊した中で最も良かったのが大浴場!!

 

公式サイト:https://www.snowpeak.co.jp/fieldsuitespa/hq/spa/big/

 

ぜひ公式サイトでご確認いただきたいのですが、なにからなにまでオシャレにデザインされており、もちろんサウナと水風呂も完備。外には露天と寝そべりスペースもあり、虫の声を聞きながらリラックスすることができました。

日帰り利用もできるとのことなので、スノーピーク本社に勤めている方や、燕三条エリアに住んでる方が本当にうらやましい限り。

新潟旅行のついでに、日帰り風呂として立ち寄るものよさそうです。

 

Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS
新潟県三条市中野原456ー1

 

 

 

4軒目 ねこの鍵(燕市)

2日目、宿泊したホテルの朝食もしっかり食べてしまったので、4軒目のラーメンは、麺少なめで攻めることにしました。

■ねこの鍵(推薦人:にとさん)

「ねこの鍵」という燕市分水にあるラーメン屋さんが大好きです
「にゃんたんめん」がマジで美味しいので是非

店のロゴがかわいっ! 看板の時点でオシャレさが漂っていますが、店内はもっと洒落てました。

 

店内の壁に革ジャンが飾ってあったので「有名なやつ?」と思って一応写真撮ったのですが、いま見返してもよく分かりませんでした。編集長のギャラクシーが言うには、「僕が持ってる革ジャンと同じ、『ルイスレザー』ですね」とのこと。

ふぅん。

 

さて、今回食べるのは、にとさんオススメの「にゃんたんめん」。

チンゲンサイやひき肉、刻みザーサイのほか、燕三条系ラーメンの特徴である「岩のり」もトッピングされており、ノーマルでもトッピングが充実していました。

食べてみると味は正統派の担々麺スタイルで、個性は強くないですが、自家製ラー油と濃厚でコクがあるスープがしっかり美味い!!

他にも生姜が効いた「しょうゆらぁめん」や貝出汁の「潮らぁめん」など、気になるラーメンがあるので、いつか再訪したいですね!

 

ねこの鍵
新潟県燕市分水桜町1丁目3−21

 

 

次は5軒目!どんどんいくよ~~~!!

 

……と思ったら、急遽、クライアントとのオンラインMTGが発生!!

近くの駐車場に停めさせてもらい、こんな感じでオンライン会議をすることになりました。

 

~~~車内で会議すること6時間~~~

 

最初は1時間で終わるはずが、気付けばそのまま6時間が経過

車の中でぶっ続けでオンライン会議をすることになり、 気付けば夜18時を過ぎていました。

 

辺りはすっかり真っ暗で、2日目も3軒はしごする予定でしたが、今日中に新潟から埼玉へ車で帰らなければならず、時間的に断念して最後に1軒だけ訪れることにしました。

 

 

 

5軒目 らーめん滋魂(新潟市)

燕市から車でおよそ1時間。新潟市にある「らーめん滋魂」さんへ。

■らーめん滋魂(推薦人:HRさん)

定番ですが背脂系なら滋魂というお店の岩のり中華を食べておけば間違いないです!
そしてラーメンではないのですが、フタツメというお店のタンメンは美味すぎて新潟のラーメン好き全員にお勧めされます。実際うますぎます。

 

注文したのはオススメの「岩のり中華」。

岩のりがたっぷりで、トロトロのチャーシュー、シャキシャキ玉ねぎと背脂がスープに溶け込み、コクのある煮干しスープとモチっとした麺の組み合わせが超最高!

 

食べていると突然ふわりと香る柚子の風味もたまりません。

ここのお店は燕三条系ラーメンで有名な「らーめん潤」で修行した方が独立したお店らしく、潤のキャッチコピーである「一麺入魂」がこのお店のメニューにも書かれており、正統な繋がりのあるお店であることが分かります。

学生時代に「らーめん潤」にもよく行っていたので、食べた瞬間に懐かしさに包まれました。

新潟の背脂ラーメン好きや、初めて食べる方にもオススメの一杯です。

 

らーめん滋魂
新潟県新潟市東区松崎1丁目1−28

 

 

 

さいごに

こうして2日間で5軒のラーメン屋を巡る旅が終了!

ほとんど人に合わず、ほとんど歩かない、ひたすら車でラーメン屋をはしごするだけの旅でしたがお腹も心も満たされました。

しかしここで取り上げたのは新潟ラーメンのほ~~~んの一部。

本当は杭州飯店安福亭喰拳いち井など学生時代によく行ったお店や、知らぬ間にできてた「新潟五大ラーメン」と呼ばれるジャンルの中でまだ食べたことのない「新潟濃厚味噌ラーメン」「カレーラーメン」などにも挑戦してみたかったのですが、それはまた次回にお預けすることにします。

ぜひみなさんも新潟ラーメンツアーを計画して、新潟ラーメンの魅力にハマってみてはいかがでしょうか!

 

新潟県のラーメンであなたのオススメがあれば、ぜひ地域タレコミ情報に投稿してください!

それでは!