
こんにちは。株式会社バーグハンバーグバーグの加藤です。
今回ジモコロ編集部では、日々の運動不足とジモコロのネタ探しを兼ねて、「気になっている土地をとりあえずみんなで歩いてみよう」という思い付きを実行しています。
…などを歩いてきた編集部一同、
今回は「観光地として定番すぎて逆に行かない」代表例、横浜中華街を歩いてみることにしました。
今回は編集部メンバー&ストーム叉焼
関東の中華街! 日本三大中華街を周ったんですけど、横浜がダントツでデカいですね。
今回は松岡くんが育休中ということで、代わりにストーム叉焼くんに来てもらいました。
この企画、本当に散歩して昼飯食べて、お土産買うだけでいいんですか…?
いいよ。
好きなものを食べていい。
なんてこった…。
やっぱり、中華街と言えば食べ歩きがしたいですね。
昼飯も食べるのに、食べ歩きなんてしちゃっていいんですかね…?
取れ高のためだからね…。
食べ歩きをしよう
じゃあさっそく…。
お、豚まんで有名な江戸清だ!
豚まん食わんでダージーパイ食うんかい!
一回食べてみたかったんだよね。
美味い…けどデカい…。昼飯食べれるかな…。
ほら、そうなりますって。
意外とイケるから。スト叉も食べてみなよ。あ! 北京ダックの食べ歩きがあるよ。
北京ダックは、以前オモコロの記事で作ったことがあるので、本格的かどうか、味わってみますかね。
食べ歩きできるように、すでに皮に巻かれてるのがいいね。
皮だけでなく、身も結構ついているタイプですね。では、いただきます。
来た! シャッターチャンス!
こっちからも!
まだまだ!
そんなにこのシーンいらないですって。
様々な食べる角度、いただきました。
味は?
タレが本格的で美味しいですね。
ふ~ん。
食う瞬間以外、興味なしかよ。
ぼくも何か食べようかな。上海風焼きパイ? 珍しいのがある。
パイ包みの料理ってフレンチっぽいですけど、上海にもあるんですね。
うんまっ!
ん?
なんでそんな寄るの?
珍しい顔してるなって。
これってそういうロケなんですか?
お、小籠包じゃなくて大籠包だ! ストローで直接肉汁を吸うんだね。
なんかすごい見た目…!
やっちゃいけないことしてるみたい。
スープうまっ…。
小籠包のスープがとにかく好きな人は、こっちでいいかもね。
あ、中華街に来たらよく食べてる焼き小籠包の店だ!
この人、本当に小籠包好きなんだな…。
カリっと焼かれてて美味しそう! スープが飛び出さないよう、気を付けていただきます!
はぐ。
ぴちぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!
気を付けろって。
あぶねっ。毎回こうなるんですよね。
学んでください。
グルメ以外も楽しむ
横浜中華街って、いろんなフォトスポットがあるのがいいよね。
ここは三国志でお馴染みの関羽を祀った「関帝廟」ですね。
強すぎて神様になることあるんだ…。
お守り買っちゃいました。開運守りにしてはカッコよすぎる…。
関羽はなぜか商売のご利益があるらしいので、財のお守りを買いました。
デザインが関羽すぎる。
中華街は、どこを撮っても異国感が出るのがいいよね。
フォトスポットだらけ。海外旅行気分を一番手軽に味わえるかも。
あ!
あれは!!
なになに!? すごいフォトスポット見つかった!?
喫煙所だぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!
このロケ、自由過ぎません?
それぞれランチへ
よし、ぼくとギャラクシーさんがタバコを吸いに行くタイミングで、かんちさんとストーム叉焼が待ってるのもあれなんで、それぞれランチに分かれますか。
吸えるとなったら急に冷静になったな。
そのまま、お土産とかも各自買っちゃいましょう。
このロケ、非喫煙者は待ち時間が発生するから、その判断助かる。
なんだその欠点。
中華街でのランチ、うれしすぎる。
ギャラクシーのランチ「広東料理 吉兆 (キッチョウ)」
中華街を歩いてるとつい買い食いしちゃうし、その時食べるものって超脂っこいか超甘いかのどちらかなので胃が疲れてきがち。というわけでスッと食べられそうな天津飯にしました。
天津飯 990円
「天津飯_美味しい店」で検索するとこの『吉兆』がヒットしたので行ってみたんですが、いや、ウマイ!!!トロォ~っとした厚めの半熟卵と、深みのある“あん”が絶妙にご飯に染みていくらでも食べられる!たけのこのシャキっとした食感もキクラゲのクニクニした食感も最高。ハムとしいたけの味の存在感も良い!
天津飯ってそれらすべてが渾然一体になってるから好きなんですよね~。めちゃめちゃおいしかったし良心的な価格だったのでまた行きたいですね
ギャラクシーのおみやげ
悟空1号店 ジャスミン造形茶600円/悟空八宝茶520円
見た目がめちゃめちゃかわいい~~~!!ジャスミン茶(左)は見事に花開いて目が楽しいだけじゃなく、普通に新鮮淹れたてジャスミンティーで香り高く、味も良かったです。悟空八宝茶(右、ポット)も華やかな見た目でおしゃれですね~。ただ、味ははまあまあ漢方な感じでちょっと酸味が強かったので最終的にはちみつをプラスして飲んだらおいしかったです
王タレ チョコレート味
お店の人によると冷蔵庫に入れてパリパリにして食べる方法もあるそうですが、常温の方がふわふわ食感で珍しさがありましたね。口に入れたあとは冷蔵だろうと常温だろうとニチャァァァ、ボソォォォって感じに変化します。まあ味はいいんです。こういうのはパフォーマンスを見るのがメインだから…。
聘珍大甘栗 甘栗 1400円
食感がプリンッ!としててちょっと硬め、という好みの味でした。天津甘栗なんてどこで食べても同じだろと思ってたんですけど、栗も大きくて良かったですね。
老維新 獅子舞置物 2970円
直前にたまたまジェット・リー主演のカンフー映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』を見てたので、中国の獅子舞欲しいなーと思って購入(映画の主人公は獅子舞の名手なのでめちゃめちゃ獅子舞のシーン多い)。中国の獅子舞は五穀豊穣を願うためのもので、邪を祓い福を呼び寄せる象徴なのだそうでよす。まあそういうのは置いといても、単純に派手でかわいくて良くないですか!?お気に入り!
ストーム叉焼のランチ「民生炒飯(ミンセンチャオファン)」
台湾の炒飯専門店が日本に出店した店舗。向こうのインターネットランキング調査で堂々一位を獲得した(公式サイト表記)との事です。
香腸炒飯(台湾ソーセージ炒飯)+スープを酸辣湯変更(合計1400円)
バシッと塩味の効いたシンプルなパラパラ炒飯は米が綺麗に油をまとい、専門店の手腕を感じる仕上がりです。その一方で刻んだソーセージが入っている事で、全体的には途端に家庭的な味に感じました。ソーセージはボロニアソーセージ的なものを想像したら、より肉肉しい弾力と旨み、そして同じ台湾名物のダージーパイで感じる独特の甘味が後から追いかけてくるので、うっすらと海の向こうのお家炒飯を幻視します。これは多分ちょっと奮発した日の炒飯。
そして「ベビースターランド」で買ったできたてベビースター。受け取った時点であったかい。普段のベビースターより長く、あっさり目の味付け。先割れスプーンがついてたけどこれでどうやって食べればいいかは不明。
ストーム叉焼のお土産
中国から商品を仕入れていそうなお店で、「この世の全てのショートムービーサービスに無限に転載されまくっている中国の駄菓子屋動画」に出てくるお菓子や飲み物を買ってきました。
辛い!シートの方も棒の方も駄菓子屋で売ってていい辛さじゃない!俺甘口って書いてある方買ってきたのに!
桃の実の漬物?はカリカリ梅のような噛み応えと親しみやすい甘みがあり、生の果物とドライフルーツの中間のような味わい!
「健力宝」というメーカー?のジュースは多分オレンジ味のソーダなんですが、奥の方から薬っぽい香りがして「あー異国のジュース飲んでるわ」という実感。プルタブがちぎれるタイプの缶の実物は初めて見ました。あとカロリーが日本のジュースの3倍位あるのはなんらかの記載ミスだと信じたいです。
かんちのランチ「景徳鎮(ケイトクチン)」
今から9年前、全日本麻婆豆腐愛好連盟(全マ連)会長のBUBBLE-Bさんに勧められて、このお店の四川式麻婆豆腐を初めて食べました。
四川麻婆豆腐掛け御飯 1,200円
強烈な辛さとシビれのダブルパンチで、これまでの人生で一番うまいと思う麻婆豆腐になりました。それ以来、横浜中華街に来たときは、ほぼ毎回この麻婆豆腐を食べるのが恒例になっています。
特に平日ランチで食べられるこの麻婆豆腐はごはんの量も多く、食べ終わるころには辛さと満腹感で意識が朦朧とするほど……。
辛いのが好きは人にとっては最高の体験になるはずです。
かんちのおみやげ
王タレ(龍のひげ)ピーナッツ味 1,000円
以前、家族で中華街を訪れたときに買って食べたら、子どもがドハマリしたお土産。味も美味しいんですが、それ以上に“ふわ〜っ”と口の中でとろける不思議な食感が面白いんですよね。
この食感にこどもが夢中になっていて、これまで何度もハイチュウを使った再現するレシピをYouTube見ながら作らされました。家のテーブルにこのお土産を置いておいたら、一瞬で無くなってました。
キンモクセイ茶(750円) 花椒(320円)
最近お酒を控えているので、お茶をよく飲んでます。といっても特にこだわりがあるわけでもないので、店先で目についたこのキンモクセイ茶を適当に購入。烏龍茶ベースにほんのりキンモクセイの香りがして、これがめちゃくちゃ美味い。買って正解!
僕も妻も“シビカラ”が大好きなので、家で中華を作るときには花椒をガンガン使います。軽く炒ってミルで砕いて、麻婆豆腐にたっぷりかけると…もう最高。しかもこの値段、かなりお手頃でありがたい!
ヴィーガン味覇(ウェイパァー) 850円
言わずと知れた中華の万能スープの素、味覇。これはそのヴィーガンバージョンで、動物由来の原料を一切使っていないタイプです。僕はヴィーガンでもなんでもないんですが、このヴィーガン味覇、正直なところ赤い缶の普通の味覇よりも好きです。
発売当初は近所のスーパーにも置いてあったんですが、最近は全然見かけなくなって、「もう終売したのかな…」と思ってたところに中華街で再会!即買いしました。ちなみに、「辣覇(ラーパァー)」という瓶入りのラー油も売っていて、うちにはすでにストックが2個あるので、今回は見送りましたが、こちらも超オススメ!!
加藤のランチ「杜記(トキ)」
異国情緒が半径2mくらいだけ濃くなっている横浜中華街。その路地裏に「杜記(トキ)」という店がある。ラララライ体操をしてしまいそうな名前。期待できる。ライカラライカラ行け行けゴーゴー。おじいさんが目を瞑りながら、とんでもない角度で切った麺を鍋へ。鍋へ。見ずしてとんでもない技術。さすが中国4000年の歴史。あっぱれ。ガッシーン。
牛肉刀削麺 1050円
注文したのはもちろん、名物である「牛肉刀削麺」。八角の香りが中華街を歩いた体をヒートアップさせる。それはフライデイチャイナタウン。これで私も異国人ね。
流石刀削麺。ぶっといだけでなく、1つ1つの麺の太さが違う。というか、1本の麺の中に、薄いところと厚いところが混在している。すするたびに食感が変わり、もちもち、つるつる、むぐむぐ。たったひとすすりで食感の大回転。口の中で御庭番衆御頭・四乃森蒼紫が回天剣舞六連を放つ。舌が飛天御剣流・天翔龍閃を放ち難を逃れる。美味いでござるよ。
太いだけでなく平たい部分もあるのでスープが絡む。柔らかな牛肉の旨味。中華スパイス。追いパクチー。口の中で道蓮が馬孫刀にオーバーソウル、ゴールデン中華斬舞を放つ。ぼくの口の中、いつの時代のジャンプなんだよ。
とろとろの牛肉も美味すぎる。大満足。ごっちゃんです!! いやこれは、つの丸先生の書いてた相撲マンガじゃないからね。酒屋の息子だから吊り上げの力が半端なくて、後藤という名前だから自己紹介で「ごっちゃんです」と言ったら大関の息子と勘違いされて相撲部に入部させられた、あの打ち切り作品じゃないからね。ぼくが、すべてあの頃のジャンプマンガで表現すると思ったら大間違いだから。
加藤のお土産
お土産屋さんで買った、中華風のワッペン。かっけぇぜ。
そして同じくお土産屋さんで買った、人民服の帽子。ドラゴンボールの初期ウーロンとかかわいいですよね。あと中華で好きなキャラは、ストリートファイターのユン。
ゴマ団子がめちゃめちゃ好きなので、手作りのものを購入。
自宅のノンフライヤーで温めたら、美味すぎました。ゴマ団子最高。ノンフライヤー最高。
いろんなところを歩いてみよう
というわけで、今回の「気になっている土地を歩く」はここまで。
中華街は、「なんとなく通る」には刺激が強すぎるので、また改めて「覚悟して行く」街として来たいと思います。次も小籠包を喰いまくるぞ!
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