漫画っていいですよね

みんなで漫画の話をするのも楽しいですよね
でも……


※飛影も蔵馬も出てくる前

ということで今回は……

愛読するマンガの「メインじゃないけど好きなシーン」座談会を開催します!
※注意 作品のネタバレを含む内容があります
▼メンバー
ギャラクシー|ジモコロ編集長
今回紹介したいシーンがあるマンガ
原宿|オモコロ編集長
今回紹介したいシーンがあるマンガ
└蒼天航路
マッキン|漫画家
今回紹介したいシーンがあるマンガ
逆襲|漫画家
今回紹介したいシーンがあるマンガ
└実は私は

やるぞ!!!
ギャラクシーの「メインじゃないけど好きなシーン」
では最初は『ハイキュー!!』の、とあるシーンを紹介します!! スポーツ漫画って、主人公の必殺技や強敵との試合内容がメインになりますが、それ以外にも良いシーンはいっぱいあって……

それがこちらのシーンです!!!

これが物語だとしたら全国へ行くやつが主役で
俺達は脇役みたいな感じだろうか
それでも 俺たちもやったよ
バレーボール やってたよ
※ハイキュー!!コミックス5巻

このシーンは全国大会の予選一回戦……主人公たちの学校が、ド脇役のモブ高校に圧勝した直後なんです。
ド脇役のモブ高校……
そんなモブ高校の選手が敗北した直後、あぁ終わってしまった……もっと練習していれば……あんなに頑張ったのに……という悔し涙を流しながら思うのがこのセリフなんですね
私もこのシーン大好きです。これ、コマがたくさん分かれてますが……他にも予選で敗退した「語られない色んな高校の選手」が泣いたり天を仰いだりしてるんですよね
確かによく見ると女子の選手もいますね。ここに描かれてる全員が負けちゃったってことか

そう、全国大会に出場するような「主人公」にはなれなかったけど、それでも自分たちも頑張ったよ、苦い記憶も楽しい思い出もある青春の1ページだったよ……という感じのシーンなんですね
これは部活を経験した、すべての“脇役たち”に刺さりますね……
ですよね! 僕は陸上部でしたがド脇役のモブでした。部活なんて主人公になれるのは極々一握りで、大抵の人は脇役ですよ……
私はバレーやってましたが、全国大会には行ってないし、ずっとベンチでした
主人公たちの華々しい勝利を描いて終了!じゃなくて、誰も見向きもしない、でも誰もがそうだった“脇役たち”をちゃんと描いてて……幾千の脇役たちを乗り越え、主人公たちが勝つことの厚みを出してるんです
メインのストーリーの脇で、こういう気持ちもあるっていうのを描くのはすごくいいですね。
この苦い敗北の思い出がある大人、何万人もいるじゃないですか。「自分も部活やってたな……勝てなかったけど、頑張ってやってたな、今思い出すと楽しかったな……」って、ちょっと微笑んじゃう、すごい好きなシーンでした!
逆襲の「メインじゃないけど好きなシーン」
私が紹介したい作品は少年チャンピオンで連載されていたラブコメ『実は私は』の、とあるシーン

主人公の芯の強さが感じられるこのシーンが好きなんですよね

主人公とヒロインのカップルは成立したのに、幼馴染の女の子はまだ主人公のことが好きで、離れ離れになるのが悲しくて泣くが、主人公はあえて優しくせず寄り添わない選択をするシーン
※実は私は 17巻
吸血鬼のヒロインと嘘がつけない主人公が、どうにか正体を隠しながら学園生活を過ごすストーリーです。全23巻ありまして10巻ぐらいで二人は付き合い始めます
ええっ! 付き合うのがゴールじゃないんだ! 中盤でもうカップル成立しちゃうのか
恋が成就した後の人間模様も最高なんですよ。今回紹介したいのは、主人公に未だ好意を寄せる女の子みかんちゃんが、卒業後バラバラの進路になることがわかり、黒峰くんにそれを伝え別れを悲しむシーンです。

↑ 主人公の幼馴染、みかんちゃん。彼女がいることはわかっているが主人公のことがまだ好き
(逆襲の絵で表現しています)
好きだけど叶わないのは確定しているのですが、それでも想いを断ち切れず 寄りかかって泣きます。目の前で女の子が泣いてしまった。 こんな時、主人公(黒峰くん)はどうするかというと…

何もしません
えっ
きっと抱きしめても話はうまく進むんですよ。TOLoveるのリトだったら抱いてる。
女の子もホントの気持ちは秘めたまま「ただそれだけ」としか言ってないのもすごい 。

向こうがもうこっちに寄りかかってきてるなら、抱きしめちゃうよなぁ……原宿さんならどうします?

抱きしめちゃったほうが安易というか楽ですもんね。その場だけ優しくしたら綺麗に終われそうとは思う
その気もないのに優しくするのが1番残酷だとその時主人公は気づきます。大人でも気づくことは難しい心の機微を、繊細なリアリティで描いているこの作品が大好きです!
めっちゃいい話だ。
マッキンの「メインじゃないけど好きなシーン」
私が紹介したい作品は『スラムダンク』です!

映画『THE FIRST SLAM DUNK』が面白すぎて29回見て、マンガにもハマりまして。
ザファ良かったですよね。息ができないくらいの緊張感。結末知ってるのに…
映画の後にマンガを読み始めた私が、好きなシーンはこちら!

流川に一対一のガチンコ勝負を挑んで負かされた花道を三井と宮城が体育館裏で慰めるシーン
※スラムダンク 新装版10巻
全国大会前、県大会を勝ち上がったくらいのタイミングで、花道が流川に1on1を挑む場面です。
花道が成長して「俺は強くなった」「今なら流川に勝てる」という感じで勝負を挑むとこね
流川も県大会前で仕上がっていまして、花道は負かされちゃうんですよ。いつもなら強気な花道も、今回は実力を全部出して負けたから一言も発せられないくらい放心状態……それを三井と宮城が慰めて、はじめて「先輩」してるシーン!

コマ的にはめっちゃちっちゃいんですが…
ちっちゃ!
まさに「メインじゃないけど好きなシーン」だ
しかも夜みんな帰った後に慰めてる。こんな言葉、三井と宮城から出るんだ。
コートに土足で入ってくるような男だったのに……

花道もうまくなったからこそ、流川の強さがわかるようになったし、自分が全然追いつけていないことも自覚出来ちゃった。先輩2人はすでに実力者だから、それに気づいていてるんだね。
1on1をすることになった時、部員たちはひょっとしたら花道が勝つかもしれないと期待して、観戦したがるんですが……三井と宮城はムリヤリ帰らせます。その後、シーンが変わると花道は放心状態で体育すわりして夜もふけてます。対決自体は描かれないんですよ!
読者も観たかったのに…
読者も部員と一緒に締め出されたわけですね。木暮がどうして部員を帰らすのか聞くと「みんなが見てる前じゃショックもでかいだろうし、アイツの場合」 と言うんです。この時点ではアイツが誰なのか明かされていないんですよ。
流川なのか花道なのかってことね……ん?

木暮のTシャツ、コレ何? Q?
なんでQ? 探偵学園?
慰めるのがこの二人なのがいいですね。本来ならキャプテンのゴリがフォローする役割だけど、あえてこの二人
花道のメンタルケアをしている二人。このシーンだけがちゃんと先輩してていいんですよ。スラムダンクって部活だ!って思い出しました。
原宿の「メインじゃないけど好きなシーン」
僕が紹介するのは、漫画の中で1~2を争うくらい好きな作品、『蒼天航路』です。

有名な作品ではあるけど、読んだことないな~。三国志の知識がないと理解できないかもと思って
この漫画の話ができる人あんまりいないんだよな……みなさん三国志、どう思います?
三国無双のイメージしかない……
全くわからないです
とにかく長くて難しそう

若い人が三国志を知らないっていうもったいなさを憂いています。横光三国志で基礎教養として身に着けた時代だったんですけど、今は接触機会が少ないのではないか? そこをどうしようっていうのをみんなで考えたい。
今回はそういう記事じゃないんですよ……
三国志って劉備玄徳が主人公だと思われてるんだけど、歴史に即した物語にするとむしろ曹操が主人公なんですよ。魏が圧倒的に強い。ホントはコイツがすごい。
劉備……曹操……魏……?
待ってください、今 何の話 してます? 三国志そのものの話をしようとしてません?
蒼天航路は「三国志って劉備視点多くね?人間的に面白いのは曹操なんだよ!」という想いから 曹操視点の物語になっています。
ということは知識があるほうが面白い作品なんですね~
そうなんだよなー。まず一般的に有名な劉備の方からお話ししますと……

お話ししなくて大丈夫ですって!「メインじゃないけど好きなシーン」について教えてくださいよ!
とにかく僕はこの漫画を読んでたまげたんですよ。曹操をこんなすごく描くんだと。横光三国志だといじわるなキャラなんで。そんな『蒼天航路』から、今回はこのシーンを紹介します。
ようやく本題に

曹操を裁いた裁判官・橋玄の「この裁きにより、我が人生は価値を得た」というセリフ
※蒼天航路 2巻
橋玄が曹操を見て「治世の能臣、乱世の奸」と評した話は有名ですが、色んな物語のどれも、橋玄をちゃんと描いてる作品って少ないんです。武将ですらない裁判官だから仕方ないのですが……『蒼天航路』の2巻ではがっつり出てきます。
※「治世の能臣、乱世の奸雄」=平和な時代には有能な家臣として活躍するが乱世になると悪賢い知恵に長けた英雄となる、という意味

これが橋玄、裁判官です
閻魔様みたい!
曹操は人を殺しちゃって裁判にかけられてるという状況ですね。橋玄は曹操と向かい合って対話をします。

この時点での曹操は、王でもなんでもないただの血気盛んな若者。しかしその堂々たる態度から「コイツただものじゃねぇ!歴史に残るかも」という感覚が生じるんです。橋玄は「これより先の記録は一言たりとも漏らすでない」と部下に命令します。
ほぉ~
橋玄は「治世の能臣、乱世の奸」という言葉を残し、曹操を無罪放免にします

「曹操立てぃ 去れぃ」と
すごいアングル! 勢いがいいな。
こいつは絶対すごい奴だと確信を得たんですね。もう年寄りだからその後を見ることはできないけど、後の乱世の覇者をここで終わらさず解き放った、自分の人生めちゃくちゃ価値あったわとニコニコです。「この裁きにより、我が人生は価値を得た」んですよ
実際、ここで有罪になってたら後の三国志は無かったということですもんね
橋玄て三国志の中では脇役なんですけど、曹操と出会えたことで人生の価値を得たというところにスポットライトを当てているのは……ハイキューと似ているかもしれない。脇役にもこんないいシーンを描くんだと…
曹操が名を上げるたびに、鼻高々だったでしょうね
周りから「橋玄さんって、あの曹操を無罪にしたんですか?」って聞かれるたびに、「そうそう」って言ったんでしょうね。
言ってません
まだまだ話し足りないのでもう一周します!
ギャラクシーの「メインじゃないけど好きなシーン」2話

続いて今回、気合を入れて「鴨川ボクシングジム」のTシャツを着てきた僕が紹介するのは……
『はじめの一歩』61巻、最強キャラの戦う理由にぐっと来たシーンです!

鷹村の試合後、川沿いのジムをみんなで歩いて帰るシーン
※はじめの一歩 61巻
鷹村というのは、主人公が通っている鴨川ジムの大先輩で、現役の世界チャンピオンです。この作品の中でも突出して強すぎて、ライバルもいないし語り合えるレベルの仲間もいない。孤独なんですね。
えぇ~⁉ チートキャラすぎる!
主人公はライバルと切磋琢磨したり、仲間や先輩と共に成長していくんですが、鷹村は強すぎて並び立つ者がいない。孤高に戦い続けてる。鷹村がなぜ戦っているのか、ジムの仲間もわかってないんです。
強キャラには強キャラの孤独があるのか
そんな鷹村が2階級制覇の世界チャンピオンになった帰りのシーンが、すごい良いんです!

試合後、川沿いの道をジムのみんなで一緒に歩いて帰るシーン
内容を知らなくてもすごく良いシーンだってわかりますね。きれいな夜空……
鷹村って実は父親とうまくいってないんです。だから自分を拾ってくれた鴨川会長と、居場所である鴨川ジムを大事に思ってて……つまり鴨川ジムが鷹村の家であり家族なんですね。それが鷹村の戦う理由なんです
えっと、先頭を歩いてるリーゼントの男性が鷹村さんですよね?「ゾロゾロついて来やがって!」って怒ってますけど……
そう、いつもいつも憎まれ口を叩いてる男なんですけど、後輩に「鷹村さんが勝ってみんなうれしいんですよ……ずっと一緒にいたいんですよ」って言われたときの―

この誇らしい顔~ッ!
うわぁ~ッ良いっ!
決して口には出さないけど、ジムのみんなを大事に思ってて、慕ってくれてることを“家族の兄”として誇りに感じてる
口に出さないのが良いですねぇ
この直前にとてつもない死闘をしているっていう対比も良いんです。血みどろの激しい戦いから一転、みんなと一緒に夜の川沿いをのんびり歩くっていう絵が……
世界チャンピオンなのに歩いて帰るんですね
作者である森川ジョージ先生が会長を務めるボクシングジムが足立区梅島にあるのでそこが鴨川ジムだとして……鷹村のアパートもその近くにあると思われます。この時の試合会場は横浜アリーナだったから、タクシーでは遠すぎるため電車を利用したのでしょう
逆襲の「メインじゃないけど好きなシーン」2話

続いて紹介したい作品は『いぬまるだしっ』です! 幼稚園児の主人公・いぬまる君のおちんちんが常にまるだしの作品です
ほんとだ!表紙でもまるだしだ!
注目したのは、おバカなギャグの合間に垣間見えるリアルな関わり合いにグッときたこちら!

普段ふざけてばっかりのいぬまるくんの家庭環境が明るみになるシーン
※いぬまるだしっ7巻から11巻までの間
この作品は幼稚園が舞台のギャグ漫画なんですね。クレしんと似てますが、違うところは「主人公のいぬまるくんの家庭でのシーンが描かれない」ところなんです。読者からもどうやって暮らしてんだよ!という疑問があったんですけど。
確かにね
いぬまるくんの家庭が垣間見えるのは7巻のこと。保護者参観の時にいぬまるくんだけ親が来ないんですよ 。
7巻まで家庭が出てこないんだ
他の子は親と一緒に帰るんですけど、いぬまるくんだけ幼稚園バスで帰るんです。切ないですよね……。 そのあと夜の9時に幼稚園に大急ぎで向かう男性がいて、「ごめんよーいぬまるー」って叫んでる。

その人がお父さん?
そうだと思われます。気になるんですけど 次の週は全く別の話をやってて…
えーっ!?ちゃんと説明されないんだ
その後も読んでいくと、おそらく家族が離れ離れで暮らしているような言動が伺えました。お父さんとは滅多に会えないのかな?

その後、最終回では卒園式でお父さんとお母さんと手を繋いでいる1コマがあり、多分これから一緒に暮らせるんじゃないかと…
なるほど全部匂わせなんだ。
お〜よかったねぇ〜ギャグ漫画なのにリアル……
漫画のキャラも生きてる人間なんだ……と感じられて好きです。
こういう子もいるだろうねぇ。幸せになってほしいという作者の祈りも感じますね。
ギャグマンガだから家庭の悲しい部分や深刻なことは描写しないけど、匂わせで幸せになるってことがわかると
マッキンの「メインじゃないけど好きなシーン」2話
続いてわたしが紹介したいのは、『進撃の巨人』の―

このシーン!

仲間の死に責任を感じ悄然(しょうぜん)とするエレンに対して、リヴァイ兵長が様子を伺いながら冗談交じりで話しかけるシーン
※進撃の巨人 8巻
初めての任務でエレンは選択ミスをして、そのせいで仲間が4人死んでしまうんですね。帰ってきてからもエレンは自分のせいだと落ち込んでいる。そこにリヴァイが話しかけるシーンです
スラムダンクの時みたいに「意外なやつが気遣いしてる」のが好きなのね。
キャラの人間味が出ているシーンがめっちゃ好きです! 部屋で2人っきりで仲間たちを待ってる間、珍しく冗談を言うリヴァイに、エレンが「よく喋りますね」と返します。


「俺はもともと結構喋る」 ここ好きなんですよ ! ちょっとボードを使って説明しますね

椅子が何個かあって、ここにリヴァイ、ここにエレンがいます。リヴァイ兵長とエレンの視界はこんな感じです……

リヴァイはこのシーンで2回、エレンをチラ見してるんですよ 。みんなに恐れられているあの鬼のリヴァイ兵長が、チラチラと様子をうかがってるのが好きで……。ちなみにエレンは返事する間、一切リヴァイの事を見ません。
仲間を失ってそれどころじゃないですもんね。
リヴァイが、視界の端にエレンがギリギリ入るくらいの角度で座ってる。真正面でもなく後ろを向くでもなく
あともう1個注目してほしいんですけど、お茶の位置 ! お茶って普通は部下が淹れるじゃないですか? この場合だとエレンですよ。でもポットは兵長のほうにあるんですよ。

たしかに!
これ、リヴァイが淹れたんじゃないかと。
落ち込む部下に気を使って、上司がお茶を淹れてくれたんだ……
リヴァイがエレンを気遣って「大人」してたんだろうなってのが伝わってきて好きなシーン ! ちなみに、リヴァイって原作ではほんとにベラベラしゃべります
ほんとなんだ。

ホントらしいです
原宿の「メインじゃないけど好きなシーン」2話

続いて僕が紹介するのは、『ジョジョの奇妙な冒険 第四部』のシーンです
ラストですし、よっぽど感動的なシーンを紹介してくれるんでしょうね。

透明な赤ちゃんの回で、様子のおかしいジョゼフを見て
「グレート このジジイまじでやべーよ 病院連れてくべきだぞこいつ」と思う仗助
※ジョジョの奇妙な冒険 34巻
はい?
やっぱこのシーンがおもろいんですよ。

ジョセフは2部では主人公として、強敵・柱の男たちと死闘を繰り広げて僕たちに勇気を与えてくれましたよね。3部では歳を取ったけど、3部の主人公・承太郎のサポートとして一緒にディオを倒したヒーローですよ。でも4部になるともうろくジジィとして登場します
もうろくしちゃいましたね~
3部では70歳でもマッチョで冒険心があって。老練な知恵で敵の裏を描く活躍をしてくれたのに、 4部では完全な老いたじじいで、歯が弱くなってTボーンステーキも食べれなくなって。
悲しい……泣いちゃいそう

四部はどういう立ち位置で登場するんですか?
四部の主人公・仗助はジョセフの息子ですね。若い頃に浮気してできた息子なんですが、今はもう水に流して親子のやり取りをしようという矢先、杜王町で不思議な事件が起き始めて……そこで透明な赤ちゃんに出会うんです
透明な赤ちゃん? 大喜利の回答みたいだ…

仗助と二人でいる時に、まずジョセフだけが透明な赤ちゃんの存在に気付くんです。これは何者かに攻撃されているのではないかと警戒して「仗助くん危ない!透明だから見えないけど何かいるんじゃ!」と伝えるんですが……透明だから仗助には見えない
ホラー映画でよくある、誰にも信じてもらえない状態だ
そのせいで、仗助には「急にわけわからんことを言い出して、これはもう完全にいっちゃった」と思われるんですね

だって見えてないんだからしょうがないですよね。まだ二人が信頼関係を築けていないから、信じることもできないと
この出来事の直前に、ちょっと近所の家まで行くつもりが、間違えて札幌行きのバスに乗っちゃって、という騒動もあったし……
前科があるならそりゃ信じられないよ

仗助のグレートと言う口癖がツッコミになってるのもすごいいいんですよ。
仗助にしてみれば、危険な敵だらけのこの町に急に父親を名乗るジョセフが現れて、今から母親の家に連れていくところだったからなあ……こいつを母親に会わせて大丈夫か?って警戒するのは仕方ない
こうやって人っていうのは情けなくなっていくんだなと思わせるんですが、それでも最後はかっこつけさせるのが荒木先生の手腕ですね。
そう、最後はかっこよく解決して、仗助に「ニヤリ……」ってされてて良かった
以上です
このマンガ好き!という時、メインのシーンは今まで何度もネットとかで見かけたことがあったんですが、今回はそうじゃないシーンを知れて良かったです。どのシーンが好きかでその人の内面も知れる、興味深い座談会でした!
みなさんのメインじゃないけど好きなシーンもぜひ教えてください!

2回目の真顔でお別れです。
完


























































