履歴書作成術から面接失敗談など、
これからお仕事をはじめる人に役立つ情報を
まとめました!
アルバイト・バイト・
パート・派遣のお仕事探しは
イーアイデムで!
扶養内でパートを始めたいとき、志望動機に「扶養内」の希望をどう書けばよいか迷う方は多いのではないでしょうか。
この記事では、働く意欲が先に伝わる4ステップの組み立て方と穴埋め式テンプレートをはじめ、状況別・職種別の例文、よくあるNG例と改善例、履歴書・本人希望欄・面接での伝え方の使い分けまでを解説します。2026年9月時点の年収の壁についても整理しています。
扶養内パートの志望動機は、次の順番で書くと、働く意欲が先に伝わり、条件の話が自然に収まります。
① なぜ働きたいのか(背景・思い)
② その仕事・応募先を選んだ理由
③ 活かせる経験・スキルと、貢献できること
④ 最後に、勤務条件として「扶養内」で働きたい希望
「扶養におさめたいのでここを選びました」「年収の上限まで働きたいので応募しました」という書き方だと、応募先には「条件だけで選んでいて、長く働いてもらえないのではないか」という懸念を与えることがあります。④を最後に短く添える形にするだけで、働く意欲が先に伝わりやすくなります。
子どもが成長し日中に時間の余裕ができたため、家計を支えながら社会と関わり続けたいと考え、パートとして働きたいと思うようになりました。中でも貴社を志望したのは、〇〇(例:自宅からの近さ、シフトの相談のしやすさ、仕事内容への興味)に魅力を感じたためです。これまでの〇〇の経験を活かし、〇〇の場面でお役に立ちたいと考えております。平日の〇時から〇時の間で週〇日程度の勤務を希望しており、配偶者の扶養の範囲内で無理なく長く働き続けたいと考えております。
※呼称について:履歴書など書き言葉では「貴社」「貴店」「貴園」、面接など話し言葉では「御社」「御園」、店舗の場合は「こちらのお店」などを使うのが一般的です。以下の例文はすべて履歴書用として「貴社」等で表記しています。
経験の部分(③)は、次のように生活や地域活動の中にある仕事に近い経験に置き換えられます。
これまで事務の仕事の経験はありませんが、PTAや地域の活動を通じて、書類作成や連絡業務、会計の補助などを行ってまいりました。コツコツと正確に作業することが得意で、新しいことを覚えることにも前向きに取り組んでまいります。
※例文中の職種・勤務年数・経歴はあくまでサンプルです。実際の経歴と異なる内容をそのまま履歴書に記載すると経歴詐称になり得ますので、必ずご自身の事実に合わせて書き換えてください。
家計や教育費を理由にする場合は、「お金が足りない」だけを書くのではなく、前向きで現実的な姿勢が伝わるようにまとめます。
子どもの成長に伴い教育費の負担が大きくなってきたため、家計を安定させたいという思いからパートで働きたいと考えております。中でも貴社を志望したのは、自宅から近く、子どもの送迎や家事と両立しやすい勤務時間帯で募集されていたためです。また、普段から利用しており、スタッフの方々の丁寧な接客にも好感を持っておりました。以前はスーパーマーケットのレジスタッフとして勤務し、お客様への接客やレジ業務、品出しなどを経験いたしました。その経験を活かし、貴社でも明るい接客と正確な作業で貢献したいと考えております。平日の日中、9時から15時の間で週3〜4日の勤務を希望しており、配偶者の扶養の範囲内で長く働き続けたいと考えております。
ブランクがある場合は、ブランクの理由と、今働きたい理由をセットで伝えるとよいでしょう。
結婚を機に退職し、その後は出産・育児に専念してまいりましたが、子どもが小学校高学年となり、日中にまとまった時間が取れるようになったため、事務の仕事に復職したいと考えております。以前は一般事務として、データ入力や電話応対、請求書発行などの業務に携わっておりました。貴社の求人情報を拝見し、これまでの経験を活かしながら、家庭と両立しながら無理なく長く働ける環境だと感じ、応募いたしました。ブランクはございますが、PTAの会計係や地域活動で資料作成などを行っており、日常的にパソコンを使用しております。丁寧かつ正確な事務作業を心がけ、少しでも早く戦力になれるよう努めてまいります。平日9時から16時の間で週3日の勤務を希望しており、配偶者の扶養の範囲内で勤務したいと考えております。
「近いから」で終わらせず、長く働ける・責任を持って働けるという理由までつなげるのがコツです。
子どもが小学生になり日中の時間に余裕ができたため、家計を支えつつ社会と関わり続けたいと考え、パートでの勤務を希望しております。貴社を志望したのは、自宅から自転車で通える距離にあり、家庭の予定とも両立しやすいと感じたこと、また普段から利用しており、明るい雰囲気や丁寧な接客に好感を持っていたためです。これまで飲食店のホールスタッフとして、注文対応や配膳、レジ業務を経験しており、人と接する仕事が好きです。貴社でも、お客様に気持ちよく利用していただけるよう、笑顔と丁寧な対応を心がけてまいります。平日10時から15時の間で週3日の勤務を希望しており、配偶者の扶養の範囲内で長く働きたいと考えております。
子どもの習い事や学校行事が多い時期でも、家庭と両立しながら無理なく働ける環境を探しており、シフトの相談がしやすい貴社の募集に魅力を感じ応募いたしました。学生時代にコンビニエンスストアでアルバイトをしており、レジ・品出し・清掃・公共料金の受付など、一通りの業務を経験いたしました。その経験を活かし、貴社の店舗運営にも貢献したいと考えております。平日の午前中を中心に、週2〜3日の勤務を希望しており、配偶者の扶養の範囲内で働きたいと考えております。
応募先の職種に近いものを選び、経験・強みの部分をご自身の内容に置き換えてください。
以前は一般企業で営業事務として勤務し、受発注業務やデータ入力、電話応対などを担当しておりました。出産を機に退職し育児に専念しておりましたが、子どもが小学校に入学し日中にまとまった時間が取れるようになったため、再び事務の仕事で社会と関わりたいと考えております。貴社の求人情報を拝見し、これまでの事務経験を活かしながら、家庭と両立しながら無理なく働ける環境だと感じ、応募いたしました。特に、〇〇(「地域に根ざしたサービス」への共感、「家庭と両立しやすい勤務時間帯」など)の点に魅力を感じております。以前の職場では、正確さとスピードが求められる中で、入力ミスを防ぐためのチェック方法を自ら工夫しながら、コツコツとした作業にやりがいを感じておりました。貴社でも、正確な事務処理と丁寧な電話対応を心がけ、少しでも早く戦力になれるよう努めてまいります。平日9時から15時の間で週3日の勤務を希望しており、配偶者の扶養の範囲内で長く働き続けたいと考えております。
子どもの進学に備えて教育費を計画的に準備したいと考え、パートでの勤務を希望しております。貴社を志望したのは、自宅から近く通勤しやすいことに加え、普段から利用しており、レジ担当の方々の明るいあいさつや丁寧な接客が印象に残っていたためです。以前、別のスーパーマーケットでレジスタッフとして勤務しており、レジ操作や接客、品出し・清掃作業を経験しました。混雑時にも落ち着いて対応することを心がけてまいりました。貴社でもその経験を活かし、気持ちよくお買い物をしていただけるよう努めてまいります。平日午前中を中心に、週3〜4日の勤務を希望しており、配偶者の扶養の範囲内で長期的に働きたいと考えております。
家事・育児と両立しながら、空いた時間を活かして家計を支えたいと考え、近隣のコンビニエンスストアでのパート勤務を希望しております。貴社の店舗は自宅から近く、日頃から利用する中で、どの時間帯でもスタッフの方々のあいさつが気持ちよく、丁寧な接客が印象的でした。このような職場で働きたいと感じ、応募いたしました。コンビニエンスストアでの勤務経験はありませんが、これまでPTA活動や子ども会の役員などで多くの保護者の方と関わる中で、年齢の異なる方とも円滑にコミュニケーションを取ってまいりました。また、家事を通じて、限られた時間の中で段取り良く作業を進めることに慣れております。平日の午前中、9時から13時を中心に週3日の勤務を希望しており、配偶者の扶養の範囲内で無理なく働きたいと考えております。
子どもが中学生になり手が離れてきたため、家計を支えながら自分自身もやりがいを持てる仕事をしたいと考え、飲食店でのパート勤務を希望しております。貴社を志望したのは、家族でよく利用しており、明るく活気のある雰囲気と、スタッフの方々のきめ細やかな気配りが印象的だったためです。以前、ファミリーレストランでホールスタッフとして勤務し、注文対応、料理の提供、レジ業務などを経験いたしました。お客様の様子を見てお声がけするなど、自分なりに工夫しながら接客することにやりがいを感じておりました。平日のランチタイム(10時から14時)を中心に週3〜4日の勤務を希望しており、配偶者の扶養の範囲内で長く働き続けたいと考えております。
朝の時間を活かして家計を支えたいと考え、早朝の清掃スタッフに応募いたしました。貴社のビル清掃の求人を拝見し、決まった時間にコツコツと作業を進める仕事であれば、家事や育児とも両立しながら責任を持って続けていけると感じました。これまで職場での清掃の経験はございませんが、家庭で日々の掃除・整理整頓を丁寧に行っており、来客時の準備やマンションの清掃当番なども率先して行ってまいりました。人目につきにくい仕事ですが、気持ちよく使っていただけるよう細部まで配慮することを大切にしております。平日6時から9時の早朝に週4日の勤務を希望しており、配偶者の扶養の範囲内で勤務したいと考えております。
祖父母の介護に関わる機会があり、高齢の方のサポートを仕事として行いたいと考えるようになりました。家事・育児と両立しながら無理なく働けるパート勤務を希望しております。貴施設が利用者様一人ひとりに寄り添ったケアを大切にされていることを知り、その考えに共感いたしました。未経験ではありますが、祖父母の通院の付き添いや身の回りの手伝いを通じて、高齢の方のお話をじっくりうかがい、ペースを合わせて行動する大切さを学びました。食事の配膳や環境整備などの補助業務から少しずつ学ばせていただき、利用者様のお役に立てるよう努めてまいります。平日の9時から15時の間で週2〜3日の勤務を希望しており、配偶者の扶養の範囲内で継続して働きたいと考えております。
子どもが小学校高学年となり時間に余裕ができたため、これまでの子育ての経験を活かしながら、保育の現場で子どもたちと関わる仕事がしたいと考えるようになりました。貴園を志望したのは、自宅から近く通いやすいことに加え、見学の際に先生方が子ども一人ひとりの気持ちに寄り添って声かけをされている様子に共感したためです。保育士資格はありませんが、子ども会や学童保育のボランティアを通じて、集団の中で子どもたちを見守る経験を積んでまいりました。安全面に十分配慮しながら、先生方の補助としてお役に立てるよう努めてまいります。平日9時から14時の間で週3日の勤務を希望しており、配偶者の扶養の範囲内で働きたいと考えております。
志望動機の最初の一段落は、「なぜ今、働きたいのか」という背景を書く部分です。次のような内容を簡潔にまとめます。
家計の厳しさを強く出しすぎるよりも、「家計を助けながら、長く働き続けたい」といった前向きな書き方のほうが、働き続ける意思が伝わりやすくなります。
応募先を選んだ理由は、次のような点を1〜2文でまとめます。
「家から近いから応募しました」だけでは理由として弱いため、次のように、長く働けることの裏づけとして書きます。
自宅から近く、家事・育児と両立しながら長く働けると考えたため応募いたしました。
これまでの経験やスキルから、「職場でどう役に立てるか」を書きます。
応募先によって重視する点は異なりますが、経験だけでなく、仕事への姿勢や継続勤務への意欲が見られることもあります。
経験年数の多さよりも、仕事に向き合う姿勢や強みを具体的に伝えることが大切です。
志望動機の最後、または本人希望欄で、勤務条件と扶養内希望を整理して伝えます。ポイントは次の3点です。
平日は9時から15時の間で、週3日程度の勤務を希望しております。配偶者の扶養の範囲内で働きたいと考えており、勤務時間についてはご相談させていただけますと幸いです。
【NG例】
扶養の範囲内で働きたいと考えており、勤務時間が短く調整しやすい職場を探していたため応募しました。
【改善例】
子どもの成長に合わせて日中に時間の余裕ができたため、家計を支えながら社会と関わり続けたいと考え応募いたしました。貴社は自宅から近く、家庭と両立しながら長く続けられると感じております。配偶者の扶養の範囲内で、無理なく働き続けたいと考えております。
条件を先頭に置くのではなく、働きたい理由を先に書き、条件は最後に一文添えます。
【NG例】
年収が〇〇万円を超えると社会保険に加入することになるため、月の収入が〇万円以内になるようシフトを調整していただきたいです。
【改善例】
配偶者の扶養の範囲内で勤務したいと考えております。詳しい勤務時間・収入については、ご相談させていただけますと幸いです。
収入の調整を応募先に依頼する書き方は避けましょう。就業調整は本人の希望として伝えるのが一般的で、応募先に調整義務があるわけではありません。特に社会保険の適用拡大が進む中では、希望どおりに調整できない場合もあります。
【NG例】
自宅から近く、勤務時間も希望に合っていたため応募しました。
【改善例】
自宅から近く通いやすいため、家事と両立しながら長く続けられると考え応募いたしました。普段から利用しており、スタッフの方々の丁寧な接客に好感を持っていたことも志望の理由です。
【NG例】
長く家庭に入っていたためブランクがあり、仕事ができるか不安ですが応募しました。
【改善例】
育児に専念していた期間がありますが、PTAの会計係で資料作成や集計を担当しており、日常的にパソコンを使用しております。丁寧さと正確さを心がけ、少しでも早く仕事を覚えられるよう努めてまいります。
「扶養内で働きたい」という希望をどこに書くべきか迷う方も多いですが、基本的な考え方は次のとおりです。
このように役割を分けることで、志望動機が条件の羅列になるのを避けられ、応募先にも希望が正確に伝わります。
※この章の内容は2026年9月24日時点で公表されている情報に基づく一般的な解説です。税金と社会保険は別の制度であり、判定方法も異なります。金額や要件は改正により変わるため、実際の働き方を決める際は、国税庁・厚生労働省などの公式情報、勤務先の総務・人事担当、配偶者の勤務先の担当部門で必ず最新の取り扱いをご確認ください。
かつて広く知られていた「103万円の壁」は、①本人に所得税がかかる基準と、②配偶者控除・扶養控除の対象となる給与収入の基準が重なった呼び方でした。2026年(令和8年)分・2027年(令和9年)分は、本人の所得税がかかり始める給与収入の目安は178万円、配偶者控除・扶養控除の対象となる給与収入の基準は136万円以下とされており、両者は分けて考える必要があります。2028年(令和10年)分以降の金額は、物価の動向を踏まえて改めて見直される予定です。
また、税金の基準と社会保険の扶養認定は別制度です。社会保険加入に関わる「106万円の壁」は、2026年10月1日に賃金要件が撤廃されることが決まっており、以降は週の所定労働時間20時間以上などの条件が主な判断基準になります。一方、配偶者の健康保険の扶養に関わる「130万円の壁」は引き続き存在します。年収の壁を確認するときは、所得税・配偶者控除だけでなく、社会保険加入の条件と130万円の壁も分けて確認しましょう。
※重要:上記の金額・要件は、法改正や勤務先の状況によって変わります。特に2026年10月以降は、収入額ではなく労働時間が社会保険加入の主な基準になるため、「年収を抑えれば必ず扶養内で働ける」とは限りません。勤務時間を含めて応募先とよく相談してください。
A. 「経験がない」ことだけを書いて終わらせず、家事・育児・ボランティアなどで培った力、コツコツ作業・人と接すること・体力などの強み、新しい仕事を覚えていく姿勢を組み合わせて書きます。第1章の未経験向け書き換え例と、第3章の「コンビニエンスストア(未経験)」の例文をご参照ください。
A. 志望動機には「配偶者の扶養の範囲内で、無理なく長く働き続けたいと考えております」程度の一文にとどめ、詳しい勤務日数や年収の上限は本人希望欄か面接で伝える方法が一般的です(第6章)。
A. 第1章の4ステップの順に書くと、扶養の話が前面に出すぎない自然な志望動機になります。具体的なNG例と改善例は第5章をご覧ください。
A. 金額を細かく書きすぎると、条件面ばかりが強調されてしまうことがあります。「扶養内で」「配偶者の扶養から外れない範囲で」といった表現にとどめ、具体的な金額や勤務時間は本人希望欄や面接で相談する形がよいでしょう。金額の基準は制度改正で変わるため、面接前に最新の情報を確認しておくと安心です。
A. 第1章のテンプレートは、職種や状況に合わせて一部を書き換えやすい形にしています。①働きたい理由 ②応募先を選んだ理由 ③経験・スキルと貢献 ④扶養内で働きたい希望、の4つを1〜2文ずつ書くと、内容の整った志望動機になります。
扶養内で働くための志望動機は、条件の話だけでなく、これまでの経験と、その仕事でどう役に立ちたいかを中心にまとめることが大切です。ここで紹介したテンプレートと例文をもとに、ご自身の言葉に置き換えて仕上げてみてください。
(イーアイデム編集チーム)
アプリでラクラクお仕事探し♪