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履歴書の自己PR欄に何を書けばいいのか迷ったり、面接で「自己PRをお願いします」と言われて戸惑ったりする人は少なくありません。自己PRは、自分の強みや人柄をアピールする絶好のチャンスですが、どう表現すればよいか迷ってしまい、手が止まることがあります。
この記事では、自己PRに悩む方に向けて、すぐに使えるテンプレートを職種や状況別にご紹介します。
履歴書や面接で求められる自己PRは、採用担当者に自分の人柄や働く姿勢を理解してもらうための重要なポイントです。単にスキルや経験を並べるだけでなく、『この人と一緒に働きたい』と思ってもらえるような印象を与えることが大切です。
特に、アルバイトやパートの採用では、専門的なスキルよりも、やる気や協調性、責任感などが重視される傾向があります。そのため、自己PRを通じて『前向きに仕事に取り組める人』『職場に良い影響を与えてくれそうな人』という印象を持ってもらえることが、採用の決め手となることもあります。
また、自己PRがしっかりしていると、履歴書の印象が良くなり、面接でも話が広がりやすくなります。逆に、自己PRが空欄だったり、内容が曖昧なままだと、『この人は本当に働く意欲があるのだろうか』と不安に思われてしまう可能性があります。
自己PRは、自分を知ってもらうためのチャンスであり、採用されるための第一歩です。自分の強みや経験を整理して、前向きに伝えることが、良いスタートにつながります。
自己PRを書こうとすると、何をどのように伝えればよいのか迷ってしまい、思うように言葉がまとまらないことがあります。ここでは、よくある悩みとその解決のヒントをご紹介します。
自分の長所は、自分にとってあまりに「当たり前」すぎて、それが強みだと気づきにくいものです。「強みって何だろう?」と迷ったら、次のことを試してみましょう。過去に誰かに感謝された経験や、仕事で困難を乗り越えたときの行動を振り返ってみてください。自分では意識していなかった、自分特有の行動パターンや考え方こそが、仕事で活かせる自分の強みです。
初めてのアルバイトや、職歴が少ない場合、「何を話せばいいのか分からない」と感じることがあります。しかし、仕事以外の経験(学校生活、部活動、地域活動、家族との関わりなど)にも、自己PRにつながる要素がたくさんあります。
次のセクションでは「自己PRの基本構成と考え方」をご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。
面接官に『この人は仕事で活躍してくれそうだな』と思ってもらうためには、自己PRをわかりやすく整理して伝えることが大切です。自己PRを整理された順序で伝えることで、話の流れが明確になり、あなたの魅力がより伝わりやすくなります。
自己PRは、『結論』『根拠』『貢献』の3つのステップに分けて考えることで、内容が整理され、伝えやすくなります。
まずは、自分が一番伝えたい強みやスキルを、短く簡潔に伝えることが大切です。最初に結論を示すことで、面接官の関心を引きやすくなり、話のテーマも明確になります。結論を後回しにすると、話の焦点が定まらず、何を伝えたいのかが相手に伝わりにくくなってしまうことがあります。
強みは、単なる性格の特徴ではなく、「仕事に活かせる力」として伝えることが大切です。たとえば「明るい性格です」とだけ述べるのではなく、「明るい性格を活かして、チームの雰囲気づくりに貢献しています」のように、具体的な行動や役割につなげて表現すると、より効果的です。
次に、ステップ1で挙げた強みが実際の場面でどう活かされたかを示すために、具体的なエピソードを添えて説明します。事実に基づいた行動や成果を交えることで、強みの信頼性が高まり、説得力が増します。
「頑張りました」「努力しました」といった抽象的な表現ではなく、「何を(状況)、どのように行動したか(行動)、結果どうなったか(結果)」を具体的に伝えましょう。
いつ、どこで、何が問題だったのかを簡潔に説明します。
(例)人手不足で忙しいカフェのピーク時、お客様からの注文ミスが多発していた。
問題を解決するために、自分がどんな行動をとったのかを具体的に伝えます。
(例)注文を復唱するだけでなく、メモと同時に確認の指差しを導入するよう店長に提案し、実行した。
その行動によって、状況がどう変わったのか、得られた成果を簡潔に伝えます。
(例)注文ミスが前月比で半減し、お客様からのクレームも減少しました。
最後に、その強みやスキルを、応募先の仕事でどのように活かし、貢献できるかを明確に伝えます。これが、自己PRの中で最も重要な部分です。面接官は、自分の過去の話ではなく、「入社後にどう活躍してくれるか」に最も関心があるからです。
この3つのステップを意識することで、自己PRは単なる過去の紹介ではなく、「入社後にどう活躍できるか」を伝えるプレゼンテーションへと変わります。採用担当者にとっても、あなたの魅力がより伝わりやすくなります。
ここでは、前述の「結論・根拠・貢献」の3ステップの構成に沿った、職種別・強み別のテンプレートをご紹介します。自身の状況に合わせて、【】内を具体的なエピソードに置き換えて使用してください。
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| ステップ | 内容(テンプレート) |
|---|---|
| 結論(強み) | 私の強みは、相手の気持ちをくみ取りながら話を聞く力と、その場の状況に応じて柔軟に行動できる気配りです。 |
| 根拠(エピソード) | 【ドラッグストアで勤務していた際、商品の場所が分からず困っていた高齢のお客様に、ゆっくりと説明しながら一緒に売り場までご案内しました。】結果として、【『親切にしてくれてありがとう』と笑顔で言っていただき、嬉しかったのを覚えています。】 |
| 貢献(活かし方) | このような気配りを活かして、貴社でもお客様一人ひとりに寄り添った対応を心がけたいと考えています。安心してご利用いただける接客を通じて、心地よい店舗づくりに貢献していきたいです。 |
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| ステップ | 内容(テンプレート) |
|---|---|
| 結論(強み) | 私は、物事を丁寧に進めることを大切にしており、細かい作業にも根気強く、正確に取り組むことが得意です。 |
| 根拠(エピソード) | 【町内会の資料作成を任された際、ミスを防ぐために必ず二重チェックを行い、「確認の時間」を意識的に設けるようにしていました。細かな見落としにも気を配ることで、精度の高い資料づくりを心がけていました。】結果として、【任された資料はいつも「分かりやすくて間違いがない」と好評をいただいていました。】 |
| 貢献(活かし方) | この「正確性」を活かして、貴社の事務作業や商品チェックなどを丁寧かつ確実に行い、職場の皆さんが安心して業務に取り組めるよう支えていきたいと考えています。 |
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| ステップ | 内容(テンプレート) |
|---|---|
| 結論(強み) | 私の強みは、一度引き受けた仕事を最後までやり遂げる「強い責任感と継続力」です。 |
| 根拠(エピソード) | 【以前担当していた清掃業務では、指示された範囲だけでなく、自分で気になる場所(たとえばゴミ置き場の奥や階段の手すりの裏など)を毎日重点的に確認するようにしていました。小さな汚れも見逃さないよう、自分なりのルールを決めて取り組んでいました。】結果として、【同僚から「〇〇さんに任せれば安心」と声をかけてもらえることが増え、信頼されるようになりました。】 |
| 貢献(活かし方) | 貴社の建物管理業務においても、この責任感を活かし、日々のルーティン作業を丁寧に取り組んでいきたいと考えています。建物の安全や清潔さを常に意識し、テナント様や居住者様が安心して過ごせる環境づくりに努めます。 |
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| ステップ | 内容(テンプレート) |
|---|---|
| 結論(強み) | 私は、周囲の状況をよく観察し、必要な場面で自分からサポートに入ることができる「協調性」と「気配り」が強みです。 |
| 根拠(エピソード) | 【以前、飲食店で仕込み作業をしていた際、新しく入ったアルバイトの方が手順に戸惑っている様子に気づきました。そこで、自分の作業を一旦止めて、相手のペースに合わせながら、簡単な作業から丁寧に教えるようにしました。】結果として、【その方は安心して作業に取り組めるようになり、チーム全体の作業効率も落ちることなく維持できました。】 |
| 貢献(活かし方) | 貴社でも、自分の役割にとどまらず、チーム全体が円滑に動けるよう、困っている仲間には積極的に声をかけてサポートしたいと考えています。協力し合える職場づくりに貢献し、皆が気持ちよく働ける環境を支えていきたいです。 |
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| ステップ | 内容(テンプレート) |
|---|---|
| 結論(強み) | 私は未経験ではありますが、「新しいことを積極的に学ぶ姿勢」と「早く戦力になろうと努力する行動力」が強みです。 |
| 根拠(エピソード) | 【学校の文化祭で模擬店のリーダーを任された際、準備の進め方やスケジュール管理が分からず戸惑いました。そこで、自分から過去の資料を調べたり、先輩に話を聞いたりして、工程表を作成しながら計画的に準備を進めました。】この行動により、【準備期間中に遅れが出ることなく、模擬店を無事に成功させることができました。】この経験を通じて、【知らないことにも前向きに取り組み、必要な情報を集めて行動に移す力が身についたと感じています。】 |
| 貢献(活かし方) | 貴社に入社後も、研修内容を早く習得できるよう積極的に学び、少しでも早く現場で役立てるよう努力したいと考えています。未経験だからこそ、素直な気持ちで吸収し、前向きに業務に取り組む姿勢を大切にしていきます。 |
自己PRは、自分のことを知ってもらう大切な機会ですが、伝え方によっては誤解を招いてしまうこともあります。ここでは、よくある失敗例を取り上げながら、「結論・根拠・貢献」の基本構成を使って改善するポイントをご紹介します。
仕事への意欲や人柄を伝えるだけでは、採用担当者に「入社後にどんな活躍ができるのか」が伝わりにくくなってしまいます。具体的な行動や成果をあわせて伝えることで、説得力がぐっと増します。
せっかく素晴らしい経験談があっても、話の順序が整理されていないと、伝えたいポイントがぼやけてしまい、面接官に強みがうまく伝わらないことがあります。まずは結論を明確にし、エピソードは簡潔にまとめることが大切です。
過去の経験を語るだけでは、応募先の仕事とのつながりが見えず、「この人はうちに合っているのだろうか?」と思われてしまうことがあります。企業が求める人物像に合わせて、強みをどう活かせるかを具体的に伝えましょう。
自己PRは、特別な経験やスキルがなくても、自分らしさを伝えることができる大切な機会です。「何を書けばいいのか分からない」と感じたときは、日常の中でのちょっとした経験や気づきを振り返ってみることがヒントになります。
「結論・根拠・貢献」の3ステップで整理することで、あなたの人柄や仕事への意欲が採用担当者にしっかり伝わるはずです。履歴書でも面接でも、自分の思いを前向きに伝えることが、採用への第一歩につながります。
迷ったときは、この記事のテンプレートを参考にしながら、自信を持って自己PRに取り組んでみてください。
(イーアイデム編集チーム)