どうもマンスーンです。
連載二回目にしてネタがなく悩んでいます。
前回は福島県の民芸品である赤べこをヘビメタ化させたので、今回はどこかの名産品の食べ物を使って工作したいなと考えているのですがなかなかアイデアが思い浮かびません。
「とりあえず小腹が減ったし買ってきた笹かまぼこでも食べるか。」
笹かまぼこは好きでよくコンビニで買うんですよね。
普通のかまぼこよりもふっくらモチモチしてて、そのままおやつ感覚で食べても美味しいですし、わさび醤油で食べてお酒のおつまみにしても最高です。
って、あれ…………?
笹かまぼこの形って…………
よく見たら…………
スケボーの形にそっくりじゃないですか!!!!!
そっくりは言い過ぎですけど9割…いや8割……う~ん6割くらいスケボーです。
つまり、笹かまぼこ=スケートボードなんです!!!!
という訳で今回は
宮城県の名産品笹かまぼこをスケートボードにしてみます!!
製作開始
まずは材料を買いにこの世の全てが揃うと噂の東急ハンズに来ました。
買い物中、わからないことは店員に聞いたのですが「人が乗れる大きな笹かまぼこを作りたい」とは言えなかったです。
笹かまぼこ部分の素材です。
最初は普通の発泡スチロールで作ろうと思っていたのですが、それだとすぐに壊れてしまうので押出発泡ポリスチレンと呼ばれる建材に使われる発泡倍率の低いものを選びました。
要は細かい粒がギューーッと詰まってるやつです。
土台となるスケートボードです。
気軽に持ち運べるようにミニサイズのものを使います。
届いてすぐ「こんなのすぐ乗れるだろ」と思い調子に乗って部屋で乗ってみたら、ずっこけてフローリングに肘を強打して自分が運動できないことを思い出したので、みなさん気をつけてください。
ダイソーで発泡スチロールを切るためのスチロールカッターを買いました。
しかし、明らかに大きな板を切るサイズでは無かったので
いらない木材を使用し改造してデカくしました。
これで大きな板でも切ることができます。
まずは板を切って二枚を貼り合わせて厚みを調整。
次にPCで大まかな形を作って紙に印刷して型紙を作ります。
そして、その型紙に沿って周りを大胆に切り取ります。大きな作業はこれで終了。
後はひたすら細かくて地味な作業なので、完成まで飛ばしたい方はスマホの画面をめちゃくちゃはやくスワイプするなり、マウスのホイールをハムスターみたいに一生懸命回すなりしてください。
角をカッターで少しずつ削りながら丸みを持たせた笹かまぼこの形に近づけていきます。
「俺は一体何をしているんだ」と思わないよう心を無にして2時間ひたすら削った結果ここまで出来ました。
床は見なかったことにしましょう。
人生には知らなくていいことも沢山あります。
大体の形が出来たらヤスリで表面を滑らかにします。
その後もカッター → ヤスリ → カッター → ヤスリを繰り返します。
完全に滑らかだと笹かまぼこじゃなくてタイ米になってしまうので表面にカッターで傷をつけて笹かまぼこのボコボコ感を再現します。
完成した嬉しさから天井に向けて掲げたらデス・スターに向かうスター・デストロイヤーみたいな画になりました。スターウォーズ新作早く観たいですね。
次は塗装です。
まず水性塗料で全体を白く塗ります。
次に笹かまぼこの焼かれている部分を塗るのですが、タミヤから出ている焼き色の達人という スイーツデコの色付けなどに使われる塗料を見つけたのでこれを使います。
スポンジやブラシを使って薄い茶色から順番に塗っていきます。
さすがタミヤ製だけあって簡単に焦げを再現することができました。
仕上げに上から水性ニスを塗って塗装完了です。
あとはボードと笹かまぼこが密接するように加工して…。
取れないように接着すれば…。
笹かまスケートボードの完成
ついに、笹かまぼこをスケートボードにすることができました。
これが本物の笹かまぼこ。
そして…。
これが笹かまスケートボードです!!!!!!!
【笹かまスケートボード】
笹かまスケートボード(通称:笹かまボード)とは、白身魚のすり身を笹の葉の形に成形し焼き上げたボードに車輪が付いた乗り物。
足で蹴ることによって高速での移動を可能にし、低脂肪・低カロリーで美容健康にも良く、また多くのたんぱく質を有している。
また、笹かまスケートボードに乗る人間はササカマボーダーやササカマーと呼ばれている。
というわけで、笹かまボードを持ってストリートに出てきました。
外に出るのが久々で太陽の光に慣れてないため、顔が死んでますが気にしないでください。
「スケボー? それってただの板だよね? これからは笹かまボードの時代だよ」
「街のすべてが俺の遊び場だね」
「レールスライドだって軽く決めr」
ズサーーーーーッ!!!!!
…。
“お腹が空いたらスニッ◯ーズ”なんて言うけどこれからは笹かまです。
その後、何度も練習を繰り返し、ついに笹かまボードを自在に乗りこなせるようになりました。
その様子を動画にしたので是非華麗なライディングを御覧ください。