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アルバイトで保障される最低賃金とは？

すべての労働者の最低賃金は、最低賃金法という法律に基づき、その最低賃金額以上の賃金が支払われるように決められています。
最低賃金には、地域別最低賃金と特定最低賃金の2種類があります。

地域別最低賃金は、産業や職種にかかわりなく、都道府県内の事業で働くすべての労働者に適用されます。これは、アルバイトやパートなどの雇用形態や、外国人労働者などを問わず、すべての労働者が対象となっています。

また特定最低賃金は、特定の産業について制定されている最低賃金です。関係労使の申し出に基づいて、地域別最低賃金より金額水準が高い最低賃金が必要と認めた場合にだけ適用されます。

自分の地域の最低賃金をチェックしよう

アルバイトで働くときに直接関係してくる最低賃金は、地域別最低賃金でしょう。地域別最低賃金は全国すべての都道府県で年度ごとに設定されています。地域別最低賃金を下回る賃金を支払った場合、雇用者には罰金が科せられます。

まずは、自分の働く場所の賃金が地域の最低賃金に達しているか、地域別最低賃金額をチェックしてみましょう。

2025年度の最高額は東京都の1,226円、最低額は高知県・宮崎県・沖縄県の1,023円でした。例年10月1日から10月下旬までに順次発効されますので、最新のデータを確認しておくとよいでしょう。

「最低賃金」のチェックで気をつけること

最低賃金額は時間額で示されています。対象となる賃金は通常の労働時間に対応した賃金で、通常の労働時間に対応しています。具体的な最低賃金は、実際に支払われる賃金から、以下の賃金を除外したものが対象となります。

• 結婚手当など、臨時に支払われる賃金
• 賞与など、1か月を超えると期間ごとに支払われる賃金
• 時間外割増賃金、深夜割増賃金（22時〜5時）など、所定労働時間を超える労働に対して支払われる賃金
• 休日割増賃金など、所定労働日以外の労働に対して支払われる賃金
• その他、精勤手当・皆勤手当、通勤手当、家族手当など

アルバイトなどで時給などをチェックする場合、これら臨時の手当が最低賃金の中に含まれていないか、事前に確認しておきましょう。特に通勤手当は、賃金の中に含まれているのかいないのかは、実際に受け取る賃金の金額に大きく影響しますので、注意が必要です。

まとめ

「最低賃金」のチェックポイント

• 最低賃金には地域別最低賃金と特定最低賃金の2種類がある。
• 地域別最低賃金は、アルバイトを含むすべての労働者で最低賃金額が保障されている。
• 賞与や交通費などの通勤手当や割増賃金など臨時手当を除いたものが対象となる。

最低賃金は時間給が基本です。日給や月給などの場合でも、最低賃金がきちんと保障されているかきちんとチェックしておきましょう。

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