ニュー屋台カルチャー「情熱の千鳥足」
博多といえば屋台カルチャーですよね。ただ、2013年に施行された「福岡市屋台基本条例」によって営業事情が変わっているようなんです。
私自身も博多に行くたびに「どこの屋台で飲むのがベストなんだろう?」と悩んだ結果、普通の居酒屋に入る経験が何度かあります。
改めて調べてみたら、屋台の衛生上の関係で「生物全般の提供が禁止」されていたり、「屋台の営業時間は夕方5時から朝4時まで」と決められていたり、出店場所も行政指定になっているようです。博多の飲み文化を支えてきた昔ながらの屋台カルチャーも、現代的に形を変えながら残っている様子。
あくまで初心者目線ですが、2017年以降の公募で新規出店したニュー屋台「情熱の千鳥足」はすごく良い店でした。メイン食材はジビエ。屋台でジビエを食べる経験ですら初めてですが、どの料理も絶品で生ビールがグイグイ進みます。正直、どの料理を食べても「美味い!」と旅先の開放感に浸れること請け合いなやつ…。
餃子も最高でビールが進むし。
ジビエ肉入りのニラ玉!3回おかわりしたいぐらい好きだよ!もう!!
屋台で「LINE Pay」「PayPay」支払いできる。キャッシュレス万歳…!
オープンの18時半と同時に駆け込んだんですが、その後は続々とお客さんが入れ替わり立ち替わりの人気店でした。オープン合わせで早めに入店するのが吉。一軒目を天神ロフト周辺のニュー屋台カルチャーのお店でさっくり済ませるのが、粋な博多の飲み方かもしれません。はぁ〜、絶対もう一回行こう。
屋台「情熱の千鳥足」
福岡市中央区渡辺通4丁目9(天神ロフト前)
福岡市民の隠れたソウルフード? 「むっちゃん万十」
http://www.mucchanmanjyuu.com/
この「むっちゃん万十(まんじゅう)」、初めて聞いた方も多いと思います。ですが実は創業30年で、福岡市内に10店舗もある福岡市民の隠れソウルフード。
名前の「むっちゃん」は有明海にすむ魚、ムツゴロウのこと。たい焼きならぬ、ムツゴロウ焼き。
1個150円からというリーズナブルな値段で、中身はお惣菜系から甘いものまでさまざま。しかもめちゃうまい。福岡の特徴である安い・うまい・すごいを端的に体現してる。
博多駅のすぐ近くにもあるので、ふらりと足を運んでみては?
「むっちゃん万十」博多バスターミナル店
福岡県福岡市博多区博多駅中央街2-1
092-483-8780
http://www.mucchanmanjyuu.com/
二軒目で挟みたい日本酒BAR「ネッスンドルマ」
中洲にある日本酒バー「ネッスンドルマ」。先輩編集者が紹介していたのでふらりと立ち寄ってみたら、大人の雰囲気が漂う落ち着いたお店でした! ほとんどの旅行者はガヤガヤとした居酒屋に吸い込まれていくと思うんですが、あえて二軒目でゆっくり静かに話したい人に最適です。
全国の日本酒を数多く取り揃えているので、まずは日本酒利き酒3種セットでいいと思います。
自分の好きな銘柄を選べるんですが、「一白水成」(秋田・福寿録酒造)、「南遷」(奈良・美吉野醸造)、「北力」(北海道・二世古酒造)をチョイス。いやー、充分すぎる量が入っているで酔いがすすみます。どれも美味しかったんですが、「南遷」のワインのような味わいが衝撃でした。奈良の歴史を感じる…家用に欲しい…。
「ネッスンドルマ」
福岡市中央区西中洲2-26 2F
「ラーメン海鳴(うなり)」で〆る
福岡には博多ラーメンのお店が多いため、どこに行けばいいのか迷うことも珍しくありません。知人のおすすめで訪れた「ラーメン海鳴」は、2009年に開店以降多くのファンに愛されているお店。福岡市内に5店舗展開していて、福岡空港でも食べることができます。
今回訪れたのは、ホテルから近かった清川店。
こちらが人気の「魚介とんこつ」ラーメンです。今では珍しくない組み合わせですが、当時の福岡ラーメン業界に衝撃を与えたとか。豚骨の旨味に魚介ダシの奥深さ。意外にもこってりしていないのが博多ラーメンの良さで、何軒もハシゴする飲み文化に適応した食文化ともいえそうです。深夜3時まで営業してるから遅くなっても大丈夫!
「ラーメン海鳴 清川店」
福岡市中央区清川1-2-8 1F
092-524-0744