~今回の「思い出の味」~

天下一品 吉祥寺店のBランチセット(高菜ごはんセット+ニラニンニクと煮たまごトッピング)

 

こんにちは、YONA YONA WEEKENDERSの磯野くんです。

前回の記事では、吉祥寺にあるまるけん食堂に訪れ、僕の上京後間もないぼっち学生寮時代、そして不健康だった一人暮らしルーキー時代を回想しました。

シャバシャバ系の鯖味噌定食は、あの頃と変わらずやさしく飾り気のない味わいで僕を包み込んでくれました。

 

『あのご飯を食べると、あの時の記憶が蘇る』

今回もそんな思い出の味でエモーショナルな気持ちに浸るべく、再び吉祥寺へとやってきました。

 

さて、まるけん食堂との出会いによって心と体の健康を取り戻した僕は、あろうことかそのパワーをバンド活動に全振りしていたのです。

相変わらず学校へはほとんど行かず、スタジオでの練習とライブに明け暮れる日々。お金はありませんでしたが、『俺の音楽で世間をあっと言わせてやるぜ!』とやる気に満ち溢れてていました。

 

そんなある日のこと。珍しく学校に行くと、先生から僕を含めた数名の生徒に授業後教室に残るよう指示がありました。

しばらくすると学年主任が現れ、重苦しい空気が漂う中、こう告げたのです。

 

「残念ながら君達は出席率が足りず卒業できません。速やかに退学の手続きを行ってください。以上、お疲れ様でした」

 

なんとなく覚悟はしていたものの、厳しい現実を前にショックを受けざるを得ませんでした。

東京へ行って音楽で一旗あげるという夢を、”ちゃんと学校を卒業する”という条件のもと了承してもらっていたので、母親に電話をかけるとそれはもうこっ酷く叱られました。

バカ息子のために学費も仕送りも工面してくれていた母。そんな母との約束を裏切る結果になり、僕はようやくことの重大さに気づいたのです。

 

母と電話をしながら、地元で就職し親孝行するという選択肢も脳裏にチラつきましたが、このまま何も成し遂げないままおめおめと帰るわけにはいきません。

僕は仕送りを断ち、アルバイトをしながら東京で音楽を続けることを決意したのです。

 

実はこれまで何度かバイトの経験はあったのですが、友達との遊びを優先して、長続きしていませんでした。

とは言え、仕送りが無くなった以上腰を据えて働ける先を見つけ出さなくてはなりません。

コンビニで貰ってきた求人誌をめくっていると、”天下一品吉祥寺店”の募集が目に留まりました。

 

ちょうどその頃、とあるバラエティ番組で芸人さんがラーメンチェーンの”天下一品”への愛を語るという放送がありました。

その影響から、僕もスタジオ帰りに歌舞伎町の天一(2024年6月に惜しまれつつ閉店)に足繁く通っていたので、「お金も稼げて賄いで大好きな天一のこってりが食べれるなんて最高じゃん!」と、即応募を決めたのです。

 

というわけで今回訪れたのは僕が遥か昔にアルバイトをしていた天下一品吉祥寺店。吉祥寺駅の公園口の目の前にあります。

 

自動ドアを開けると、細長いコの字のカウンター。入口の左手にタッチパネル式の券売機があります。

経営母体が変わったようで、メニューは当時からガラッと変わっていますが、明太ごはんやそぼろごはんがついてくるランチセットは今でも健在です。

僕は高菜ごはんがセットになっているBランチに、ニラニンニクと煮たまごのトッピングをチョイスしました。

店員さんに食券を渡し待つこと数分。お待ちかね、こってりラーメンの着丼です。

※着丼=注文した丼物などの料理が自分のテーブルに届いたことを意味する俗語

 

Bランチセット(高菜ごはんセット+ニラニンニクと煮たまごトッピング)

 

スープを一口啜ると、あ〜これこれ!期待を裏切らない濃厚さ。何度食べても衝撃の味わいです。

麺をリフトすれば、ドロドロのスープがしっかりと纏わりついています。

 

セットの高菜ごはんは、ここでしか食べられない味わい。油で炒められた香ばしさに、生姜がしっかり効いていて甘味もあり、病みつきになります。僕も毎朝中華鍋を振って仕込みをしていました。あの頃と変わらない味です。

 

半分ほど食べ進め、味変タイムです。卓上の辛子味噌は、ラーメンタレや味噌、唐辛子をブレンドしたもの。程良い辛味とコクが加わり、スープとの相性も抜群です。

また、店員さんに頼むと”辛子ニンニク”も出してくれます。これは天一のスープにデフォルトで少量入っているもので、よりガツンとした味わいを求めている方におすすめ。

賄いでラーメンを食べる時は、お酢やラー油をかけて食べるのが定番でした。自分で買ってきた納豆(今はレギュラーメニューになってました)やチーズを入れてみたりと、色々なアレンジを楽しんだものです。

 

バイト時代、僕は早番で、10時に出勤して仕込みをし、開店から夕方頃まで勤務するというスタイルでした。

店長は頻繁に入れ替わっていましたが、バイトスタッフはベテランが多く、飲みに連れて行ってもらったり、恋愛相談をしたり、とても可愛がってもらっていました。

 

よく一緒に働いたのは、島根さんというスレンダーで和風美人のメタル女子。開店までは店内BGMが大体Arch EnemyかTRIVIUMでした。寝起きで爆音のメタルを聴きながらの仕込みはなかなか堪えるものがありましたが、僕もメタル好きだったのですぐに意気投合。

島根さんの彼氏もメタラーで、一緒に彼氏のバンドのライブを観に行ったこともありました。

 

もう一人はテツオさんという髭がチャームポイントのお兄さん。いつもコンビニ袋にスーパードライをたんまり入れて出勤し、仕事が終わると休憩室で飲みながらスタッフを捕まえては管を巻いていました。

休憩室に自前のスーファミを持ち込んでいたので、退勤後一緒にマリオカートに興じたものです。

 

その他にも、青森出身のビジュアル系ギタリスト吉田くん、アラサー不思議キャラの望月さん、関西弁なのに実は東海出身の泉さんなど個性的な面々でしたが、皆んな仲が良く、仕事後は24時間営業の中華料理屋に行ってたらふく食い、朝までカラオケをしたり、井の頭公園の湖を眺めながら黄昏れたり、ベロベロで店に戻って出勤時間まで休憩室で雑魚寝したり。

 

いやはや、懐かしすぎて目から汗が・・・

 

そんなことを思い出しているうちにあっという間に完食です。

 

メニューも変わり、スタッフさんも変わってしまっていましたがお店の雰囲気は当時のままでした。

退学という現実を突きつけられ意気消沈していた僕でしたが、気の合う仲間と共に働き、飲み歩いたあの時間は間違いなく青春でした。

 

皆んな元気にしてるかな・・・。

ごちそうさまでした!

 

※登場人物はすべて仮名です

 

▼天下一品 吉祥寺店

住所:東京都武蔵野市吉祥寺南町1丁目3−3 第1通南ビル 1F 

営業時間:11時00分~2時45分(日曜11時00分~22時30分)

定休日:なし

 

■記事執筆:YONA YONA WEEKENDERS 磯野くん

 

■YONA YONA WEEKENDERS 配信シングル「あたらしい旅」

2025年2月5日(水)配信リリース

https://jvcmusic.lnk.to/NewJourney

 

■YONA YONA WEEKENDERS ONEMAN LIVE 2025

https://eplus.jp/yonayonaweekenders/

・2025年4月7日(月)

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会場:東京・渋谷 Spotify O-EAST

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価格:4,700円(税込)*ドリンク代別

・2025年4月14日(月)

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会場:大阪・心斎橋 BIGCAT

時間:OPEN : 18:00 / START 19:00

価格:4,700円(税込)*ドリンク代別

 

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