こんにちは、YONA YONA WEEKENDERSの磯野くんです。

前回の記事では天下一品吉祥寺店を訪れ、濃厚こってりスープを堪能しつつ、専門学校退学〜天一アルバイト時代を回想しました。

 

意気消沈していた僕を救ってくれた気の合うバイト仲間との思い出は、今も色褪せず心の中に残り続けています。

『あのご飯を食べると、あの時の記憶が蘇る』

そんな思い出の味で、エモーショナルな気持ちにひたひたに浸っていきたい!というわけで、今回はJR中野駅へとやって参りました。

 

中野駅のメジャーなスポットと言えば、オタクの聖地とも呼ばれる”中野ブロードウェイ”、様々な飲食店やショップが立ち並ぶ”中野サンモール商店街”、2023年をもって閉館した”中野サンプラザ”などを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか? こちらはいずれも駅の北側に位置しています。

 

今回の舞台はその逆側、中野駅南口です。

 

専門学校を退学してから早二年が経ち、吉祥寺のボロアパートを拠点に、天一でのバイトとバンド活動に明け暮れる日々を送っていた僕。

バンドの方は相変わらず鳴かず飛ばずでしたが、ライブを通じて出会った音楽仲間が増え、休日は彼らと遊びに出かけることが増えていきました。YONA YONA WEEKENDERSのメンバー、スズキシンゴ、小原”beastsoldeir”壮史と出会ったのも丁度この頃。

 

地元の友人や専門学校の同級生の殆どは就職し、社会人としての一歩を踏み出していました。飲み会の席では初任給やボーナスの話題で持ちきりで、この時期に「あぁ、僕はもう皆とは違う道に進んでいるんだ……」と疎外感のようなものを感じたことを覚えています。

だから、同じ境遇のバンドマンや、夢を追いかけている天一のバイト仲間との時間はとても居心地がよかったのです。

一方で、皆が社会人として奮闘する中、自分は音楽で結果を出せぬままのうのうと生きていていいのか?と自問自答するようになりました。

 

そんな時、とあるリハーサルスタジオでアルバイト募集の張り紙が目に入りました。

機材の知識をつけバンド活動に還元できればという思いと、少しでも生活費の足しになるなら……と、思い切って応募することに。

後日、無事面接に合格し、天下一品とRinky Dink Studio中野店のバイト掛け持ち生活がスタートしました。

 

スタジオでは主に深夜番を任されていました。深夜ともなると利用客も少なく、主な業務といえば掃除とレジ締めくらいでした。しかし、日中にがっつり働いて疲弊した体にはなかなか堪えるのです。

多くのリハスタではライブでの動きなどをチェックするため一部の壁面が大きな鏡張りになっており、店を締める頃には鏡が手垢だらけになっていたりします。

この鏡をピカピカ磨き上げるのがなかなかの重労働で、数あるスタジオの業務の中で一番嫌な仕事でした。

 

僕が働いていた当時、スタジオの部屋の入れ替えタイミング以外であれば「外出中」の立て札をかけて食事休憩をとっていいというルールがありました。

恐怖の鏡磨きに備え、しっかりと栄養を補給し、心身をベストなコンディションに整えてから臨まなければなりません。

 

というわけで今回訪れたのは、僕がスタジオ深夜番の合間に足繁く通っていたラーメン屋さん、横浜家系らーめん二代目武道家です。

南口を出て中野通り沿いを数分歩くと、マルイを少し過ぎた辺りで香しい豚骨フレーバーが漂ってくるので、初めて武道家を訪れる方も迷う心配はないでしょう。

 

扉を開けると「いらっしゃいませ!!!」という威勢のいい声が聞こえてきます。

以前は威勢が良過ぎていらっしゃいませが「スゥーーーーーー!!!」に聞こえると界隈では有名でした。

 

券売機で特製ラーメン並とごはんの食券を購入し、お好みは”カタメ(麺固め)”で店員さんにお願いします。

待つこと数分で特製ラーメンが着丼しました。

 

武道家の特徴は、何と言っても家系ラーメン界屈指の”超濃厚”スープ。一口啜ると、舌を豚骨でぶん殴られたような衝撃の旨味が口いっぱいに広がります。

骨の髄の旨味を出し切るまでじっくり煮込まれた豚骨スープはコラーゲンを豊富に含んでおり、体にも良さそう。

 

麺はもちろん家系ラーメン店御用達、”認められた”お店にしか卸されないという酒井製麺製。特有のモチモチ感とパツッとした歯触りが心地良く、言わずもがな濃厚スープとの相性も抜群です。

 

ご飯の上には豆板醤を塗りたくり、スープに浸した大判の海苔を巻いて食べるのが家系流。おかわり無料なのもありがたいですね。青かっぱで箸休めしつつ、ガツガツとかき込みます。

 

たまに”家系ラーメンは究極の風邪薬だ!”という言葉を目にすることがあります。鶏油は炎症を抑え、海苔は粘膜を強くし、ほうれん草は免疫力を高める効果が期待できる、というものです。

スタジオの深夜番はとにかく体力との闘いでしたが、体を壊すことなくWワーク出来ていたのが家系パワーのお陰だとしたら、”家系=風邪薬”というのもあながち間違いではないと思いました。

 

残念ながら機材をメンテナンスする出番は殆どありませんでしたが、普段なかなか交わらないようなミュージシャンの知り合いがたくさん出来たし、自分が好きなアーティストが突然来店したりして、「僕も負けないように頑張るぞ!」というモチベーションにも繋がり、非常に実りのある時間になりました。

 

そんな日々を回想しつつ、卓上の揚げネギやおろしにんにくなどで味変しながら、麺とご飯を往復しているうちにあっという間に完食です。

 

武道家を出たあと、久しぶりにRinky Dink Studio中野店に行ってみることに。突然の訪問だったにも関わらず、スタッフさんが温かく迎え入れてくれました。

 

多くのミュージシャンに愛されるアットホーム感は今も健在で、当時にはなかったヴィンテージTシャツの販売なども増えてグレードアップしていました。

Rinky Dink Studio中野店

住所|〒164-0001 東京都中野区中野2丁目25−2 トビタビル 2階

定休日|年中無休

営業時間|24時間営業

電話|03-5385-0354

・公式HP

 

冒頭にも書いた通り、中野といえば北口というイメージがあるかもしれませんが、南口は再開発で便利になりつつも、昔ながらのお店が数多く残る素敵な場所です。

ミュージシャンも、そうでない方も、中野を訪れた際はRinkyで思い切り汗を流し、武道家で最高の一杯を啜ってみてはいかがでしょうか。

 

■記事執筆:YONA YONA WEEKENDERS 磯野くん

 

■YONA YONA WEEKENDERS new single『イケてるPOP』

・配信リンクは→こちら

 

 

■YONA YONA WEEKENDERS Shibuya WWW X 5days

2025年6月16日(月) – 6月20日(金)
会場
:東京・渋谷WWW X
時間
:各日 OPEN 18 : 45 / START 19 : 30
価格
:スタンディング 4,700円(税込)*ドリンク代別

https://eplus.jp/yonayonaweekenders/

※未就学児入場不可、小学生以上チケット必要

 

・YONA YONA WEEKENDERS 公式サイト