
こんにちは、ライターのコエヌマです。前回の寺山修司の記事に引き続き、KADOKAWA(角川書店)に来ています

今回は角川文庫の編集長・藤田孝弘さん(右)に、角川文庫の歴史や特徴を聞いていきましょう!
※同席している角川文庫寺山修司担当・山本渉さん(左)は、前回の記事「寺山修司のおすすめ作品」でお話を伺いました
そして、角川と言えばやはりこのジャンル―
そう! 角川と言えば映画やアニメとしても馴染みのある数々の「青春小説」! ということで、青春小説のおすすめ作品も教えてもらいましたよ!
▼もくじ
角川文庫の歴史
創刊の経緯とレーベルとしての特徴

「今日はよろしくお願いします! まずは角川文庫の歴史からお話を聞かせてください。いつ、どのような経緯で創刊したのでしょう?」
「角川文庫が創刊したのは1949年です。KADOKAWA(当時は『角川書店』)の創業者である角川源義(げんよし)が、太平洋戦争での敗北を文化的敗退と捉え、日本の文化の再建のために、たくさんの方に安価で本を読んでもらいたい、という思いでスタートしました」

「75年くらい歴史があるのですね! 1945年の終戦から4年……徐々に戦後の社会生活が活気づいてきた時代って感じなのかな。当時から現在まで、レーベルとしてはどんな特徴があるのでしょうか?」
「創刊当時から、総合文庫として幅広いジャンルの作品を出版しています。例えばホラーに特化した『ホラー文庫』、教養に関する『ソフィア文庫』、魅力的なキャラが登場する『キャラクター文芸』、さらに『時代小説』『海外小説』など。最近は『ごちそう文庫』という、グルメ小説に特化したシリーズもあります」
「本当に幅広いですね!!」

「角川文庫の特徴は“面白ければ何でもあり”だと僕は思っています。若いころに先輩から、『うちは二流の中の一流を目指している』と言われたことがありますね」
「どういうことですか?」
「例えば、新潮文庫(1914年創刊)さんは長い歴史があり、名作をたくさん刊行されていますよね。また、文藝春秋(文春文庫は1974年創刊)さんは芥川賞や直木賞の運営もされていて、格式が高い。どちらも“一流”です。同じ舞台で勝負を挑んでも勝てないので、角川文庫は二流の中の一流を目指そう、という意味です」
「確かに、一流の作品も素晴らしいですが、それだけでは僕みたいな平民は疲れてしまう。大衆に愛される本も読みたい……ただし、その中でも面白さは一流だと。すごく理解できました!」
「2代目社長・角川春樹の時代は、メディアミックスを推進していました。『読んでから見るか、見てから読むか』というキャッチコピーで、横溝正史さんの『犬神家の一族』や、森村誠一さんの『人間の証明』は、映画も大ヒットして社会現象になりました」
「いわゆる“角川映画”ですね! 名作ばかりで大好きです!!」
あの鳥のロゴマークって何?

「角川文庫といえば中表紙にあるこのロゴマーク! なぜこの鳥が角川のシンボルとして使われるようになったのでしょう」
「このロゴマークは飛鳥時代に伝来したという伝説上の鳥、鳳凰がモチーフです。創業者の角川源義は、もともと社名を『飛鳥書院』の名で登記しようとしたんですが、すでに他社に使われていたため、『角川書店』という名で登録したんですね」
「飛鳥時代の鳳凰だったんだ……」
「ちなみにデザイン自体は、奈良県・岡寺で発掘され、現在の南法華寺が所蔵する『鳳凰浮刻塼(ほうおうふこくせん)』の拓刷(たくずり)を基にしているんですよ」
「なるほど、すっきりしました! ただ、鳳凰とは別に、最近 黒いイカみたいなキャラクターもいませんか?」

「こちらですね。これは2022年にデビューしたカドイカさんといって、角川の“角”という字をモチーフにしたイカです。喋り言葉はイカ語で、『~~じゃなイカ』と喋ります」
「それってイカ語なの……?」
「特集でカドイカさん“お墨付き”の作品を教えてくれたりするので、みなさん仲良くしてやってください」
こんな特徴もある

「ほかに角川文庫ならではの取り組みとして、小ロット重版があります」
「小ロット重版とは?」
「本を重版、つまり増刷するとき、一般的には1000部単位で新規注文が無いと、コストなどの問題でできないんです。結果、絶版になってしまい、欲しい人の手に届かない……ということになりがちです。しかし角川文庫では100部単位で増刷しています。多くの人々に角川文庫の本をずっと読んでもらいたい、という思いで小ロット重版をしているんです」
「読者にとってはありがたいことですが、たくさんの本を出版している現在では結構大変そうですね……これまでに何点の本が角川文庫から出版されているのですか?」
「はっきりとは分からないのですが、年間200点以上の新刊が出ているので、かなり多いです。少し前に、発刊番号が2万2222の本が出て、編集部が騒いでいました」
「角川編集部にキリ番の概念あるんだ。ちなみに一番最初に出した本というと何になるのでしょうか?」
「ドストエフスキーの『罪と罰』です」
「ええっ! エンタメ作品をたくさん出版している現在のイメージからすると、かなり意外です!」
「角川文庫が設立した当時は、岩波文庫さんや新潮文庫さんのような“文芸”“名作”路線を標榜していたので、おそらくその流れだったのでしょうね」
「じゃあ、今まで出した中で一番売れた本は?」
「夏目漱石の『こころ』ですね」
「名作中の名作! 中高生が読書感想文とかで買うことも多かったですものね。せっかくなので『角川文庫の歴代ベストセラー20作品』を、記事の最後で紹介します!」

「最近は読書離れと言われていますが、角川文庫を今後どうしていこうと考えていますか?」
「たくさんの読者の方がいらっしゃって、とてもありがたいのですが、年齢層が上がっている現状があります。次のメイン読者になってほしい世代、例えば10代の人たちに、小説を読む習慣をもっと作ってもらえればなと思います。超難問なのですが」
「若い世代に届けるために必要なのは、SNSの活用などですかね?」
「そうですね。日常的に本を読む人は、書店に行く習慣があることも多いです。店内をブラブラして、面白そうな本と出合って購入するのも当たり前です。けれど若い世代は、そもそも書店に行かない人が多い。そういう人たちに、インターネットやSNSでいかに読書の面白さを届けるか、どうすれば書店に足を運びたくなるか、考えていく必要があると思います」
「今日はありがとうございました! 最後に、藤田さんがオススメする青春小説と、角川文庫の歴代ベストセラー20作までをご紹介して、この記事の締めくくりにさせていただきます!」
オススメの青春小説3選
この夏の星を見る
2020年、コロナ禍によって「いつも通り」はすべて消えた。部活動の制限、合宿の中止、誰も経験したことがない事態に大人たち以上に子どもたちは複雑な思いを抱えていた。しかし生徒たちはリモート会議を駆使して、天文活動を通じて全国で繋がっていく。スターキャッチコンテストの次に彼らが狙うのは――。星の光に涙があふれる感動の青春小説。
▼藤田さんコメント
「『青春って何だろう』と考えると、若くないといけない、と僕は思いません。世界や他者と相いれず、摩擦や衝突が起きて、苦しむ時期は誰にでもある。そういった問題とどう折り合いをつけて乗り越えるか、辛さも含めて描かれているのが良い青春小説ではないでしょうか。
本作はコロナ禍の物語で、どうすればいいのか誰も答えがわかりません。そんな中でスターキャッチコンテストに挑戦したことで、離れても繋がっていることを実感します。そして、コロナ禍でも、みんなと過ごした時間は無駄じゃなかった、と気づく感動的な小説です」
君の顔では泣けない
高1の夏、俺とまなみの体は入れ替わった。突然与えられた女性という性別、新しい家族と人間関係。元に戻れる時は来るのか? 諦めて新たな人生に踏み出すべきか? 数奇な運命を共有する男女の“入れ替わり後の年”を圧倒的リアルで描いた〈第12回小説 野性時代 新人賞〉受賞作!!
▼藤田さんコメント
「二人は体が入れ替わってしまったことを本気で気持ち悪がり、家族など取り巻く環境が変わったことに戸惑います。ここは自分の居場所ではない、と苦しみながら、いつ身体が戻っても平気なように、日々の出来事を記録して二人でシェアする。ときにケンカもする。
そんな様子をとても鮮やかに描いた小説です。他人と入れ替わったことがある人はいませんが、決して特殊な話ではなく、自分の物語でもあると思わせる力があります」
オオルリ流星群
人生の折り返し地点を過ぎ、将来に漠然と不安を抱える久志は、天文学者になった同級生・彗子の帰郷を知る。手作りで天文台を建てるという彼女の計画に高校時代の仲間が集まった。いるはずだったあと1人を除いて――。仲間が抱える切ない秘密を知ったとき、止まっていた青春が動き出す。
▼藤田さんコメント
「私は40代なのですが、この年代ってまさに人生の大きな迷いにぶつかることが多くて(笑)。人生の終わりまで何となく予想できて、このままでいいのか、してきたことは正解だったのか……と考えることがあるんです。
本作もそういった大人たちが主人公。高校時代の仲間たちが集まり、一緒に手作りの天文台を建てる中で、人生をもう一度見直していくという、大人の青春物語です。
天文活動を通して、地球という存在の小ささや、そこで起きる出来事などもっと小さい、とも思えるようになる。宇宙という、非常に大きなものに触れられる快楽もある小説です」
映像化されたオススメの青春小説3選
GO (金城一紀)
在日朝鮮人から在日韓国人に国籍を変え、都内の男子校に入学した「僕」。不良の同級生や朝鮮学校時代の悪友と、ケンカや悪さをする日々。ある日、友人の誕生日パーティで出会った女の子と交際する。そんなとき、朝鮮学校時代の親友が日本人に殺されてしまう。復習に燃える仲間たち。そして「僕」は恋人に在日であることを告白する。
▼藤田さんコメント
「小説は直木賞を受賞し、とても話題になりました。20年以上前に出版された作品ですが、今の10代の読者が読んでもきっと胸が熱くなる、不朽の名作だと思います」
時をかける少女(筒井康隆)
高校3年生の和子は放課後の理科実験室で、ガラスの割れる音とラベンダーの香りに包まれる。意識を失って目覚めると、タイムリープの能力が身についていた。1983年には大林宣彦監督が実写で、2006年には細田守監督がアニメで映画化。細田守監督の作品では、和子の姪の高校2年生・紺野真琴が主人公。
▼藤田さんコメント
「『時かけ』は青春小説の永遠のマスターピースです。細田守監督による映画も鮮烈でした。思春期の心の揺れを繊細に描いていることで、普遍的な物語になっているのだと思います」
四畳半神話大系(森見登美彦)
冴えない大学生3回生の私は、楽しいキャンパスライフとは程遠い日々を送っている。どのサークルを選んだかで運命は変わったはず、1回生に戻ってやり直したい。すると私は4つの平行世界に迷い込んでいた。映画サークル、ソフトボールサークルなど、入ったサークルによって私の運命は大きく分岐していく。
▼藤田さんコメント
「唯一無二の文体で繰り広げられる、まさに森見ワールド。おかしくて、ちょっぴりほろ苦くて、一度ハマると抜け出せません。気に入った方は、『四畳半タイムマシンブルース』もおすすめです!」
角川文庫の歴代ベストセラー20冊
こゝろ(夏目漱石)
学生の「私」は、鎌倉で「先生」と出会う。自らの過去を語ろうとしない「先生」。あるとき「先生」から送られてきた遺書には、下宿先の女性を巡る、親友Kとの秘密が記されていた。夏目漱石の代表作のひとつであり、日本文学の名作中の名作。
人間の証明(森村誠一)
あるホテルのエレベーターで、来日したばかりの黒人がナイフで殺害された。被害者がタクシーに忘れた詩集を手掛かりに、棟居刑事は真犯人を追う。日米合同捜査が進むにつれ、意外な容疑者と、人間の弱さとエゴが生む悲劇が浮かんできた。
犬神家の一族(横溝正史)
信州の犬神財閥の創始者・犬神佐兵衛が死去し、一族の争いの元凶になりそうな遺言状が残された。顧問弁護士事務所から協力を依頼された金田一耕助が現地に赴くも、弁護士が殺害される。その後も遺言のカギとなる人物を巡り、凄惨な殺人事件が次々と発生していく。
死者の学園祭(赤川次郎)
3人の女子高生が立ち入り禁止の教室に忍び込んだ後、次々と命を落としていった。事件の真相を探ろうと、17歳の女子高生名探偵・真知子は捜査を始めたが、恐怖の影は彼女にも迫ってくる。事件のカギである「絵と宝石」には、ある秘密が隠されていたのだった。
八つ墓村(横溝正史)
戦国時代、ある村に3000両を持った8人の武者がやって来た。村人たちは武者を殺して金を奪う。以来、村には怪奇現象が相次ぎ、八つ墓村と呼ばれるように。時を経て大正時代、武者を殺した首謀者の子孫が、村人32人を惨殺し行方不明に。そして20数年後、八つ墓村ではまた連続殺人事件が起こる。
獄門島(横溝正史)
「3人の妹たちが殺される、俺の代わりに獄門島へ行ってくれ」亡き友人からそう告げられた金田一は、瀬戸内海にある小島・獄門島へ渡る。3姉妹がいる鬼頭家の本家と、対立する分家。やがて、松尾芭蕉の俳句に見立てた方法で、娘たちは次々と殺されていくのだった。
リング(鈴木光司)
同じ日時に4人の少年少女が死亡した。その一人は雑誌記者・浅川の姪で、死に不審な点を感じた彼は調査を行う。やがて、少年少女が死の1週間前に見た、一本のビデオテープを手に入れる。一体どんな内容なのか、震える手でビデオを再生した浅川を待っていたのは、未知なる恐怖だった。
三毛猫ホームズの推理(赤川次郎)
女子大生が殺される事件が起こり、血を見るのも女性も苦手な刑事・片山義太郎が大学へ聞き込みに行く。文学部部長の森崎から、被害者が売春をしていたと聞き、捜査のために大学に潜入。だが森崎も殺害され、彼の飼い猫ホームズを森崎が飼うことに。捜査が壁にぶつかると、ホームズはヒントをくれて真相に導いていくのだった。
きまぐれロボット(星新一)
家事を完璧にこなし、話し相手にもなってくれる優秀なロボットを、お金持ちのエヌ氏が購入した。最初は満足していたが、ロボットはときどき逃げたり怠けたりするようになってしまう。怒ったエヌ氏が開発者の博士に文句を言うと、博士はロボットが思い通りに動かなくなる理由を説明する。
時をかける少女(筒井康隆)
恋や進路などに悩む高校3年生の和子は、放課後の理科実験室で、ガラスの割れる音とラベンダーの香りに包まれる。和子は意識を失い、目覚めるとタイムリープの能力が身についていた。この不思議な現象の真相を知るために、和子は未来からの訪問者と会うことになる。
本陣殺人事件(横溝正史)
岡山県にある名家・一柳家の長男の婚礼の晩、離れにある夫婦の部屋から悲鳴と琴の音が聞こえてきた。叔父らが駆け付けると、部屋には血まみれの夫婦の死体と琴、3本の指の血痕。寝室の周囲の、雪が積もる庭には足跡が無く、完全な密室状態だった。偶然遊びに来ていた金田一は、密室殺人の謎に挑んでいく。
銀河鉄道の夜(宮沢賢治)
母子家庭で貧しい少年ジョバンニは、親友のカムパネルラだけが支えだった。お祭りの夜、同級生にからかわれたジョバンニがひとりで星を眺めていると、「銀河ステーション」という声とまばゆい光に包まれ、カムパネルラと銀河鉄道に乗っていた。ふたりはさまざまな星を巡りながら、本当の幸せとは何かを考えていく。
らせん(鈴木光司)
監察医の安藤が、変死した友人・高山の解剖を行ったところ、動脈から謎の肉腫が見つかった。さらに、遺体からはみ出ている新聞には数字が書かれ、「リング」という言葉を示していた。さらに調べを進める安藤は、呪いのビデオテープと、未知のウイルスの存在を知ることとなった。
悪魔の手毬唄(横溝正史)
静養のために岡山と兵庫の県境にある鬼首村を訪れた金田一は、奇妙な姿の死体が残された連続殺人事件に遭遇する。それは、村に伝わる手毬唄の歌詞に見立てた殺人であった。捜査を行ううちに、20年前に村で起こった未解決の殺人事件の真相が見えてくるのだった。
野性の証明(森村誠一)
東北の集落で大量殺人事件が起こった。次々と村人が殺されていく中、訓練中だった特殊部隊の味沢が現場に遭遇し、少女の頼子を救う。目の前で両親を殺されたショックで、頼子は記憶喪失になっていた。頼子を養子にした味沢は、保険会社の会社員に転職。ある事故死に保険金目当ての疑いを持ち、調査すると暴力団や腐敗した警察の存在が見えてきた。
名探偵はひとりぼっち(赤川次郎)
高校1年生の酒井健一は、病気で余命半年の恋人がいると友達にウソをついた。すっかり信じたクラスメイトたちから同情され、カンパまで渡されて、学校に行きづらくなり家出をしてしまう健一。さらに友達たちに付き添われて、恋人に会うために、待ち合わせ場所の駅へ向かうことに。ウソがばれる……しかし、そこには恋人が本当に現れた。
小説 君の名は。(新海誠)
山奥の小さな町で暮らす女子高生の三葉は、ある日不思議な夢を見る。自分が男子になり、大都会の東京で友人と過ごしているのだ。同じころ、東京で暮らす通う男子高校生の瀧も、自分が女子になり、山奥の町で過ごす夢を見ていた。会ったこともない2人は、自分たちが夢の中で入れ替わっていることを知り、少しずつ距離が縮まっていく。
夜明けの街で(東野圭吾)
会社員の渡部は、派遣社員の仲西秋葉と不倫をしてしまう。仲が深まるにつれ、秋葉は自らの秘密を明かす。15年前、父親の愛人が何者かに殺害され、秋葉はその容疑をかけられていた。秋葉は本当に犯人なのか、無実なのか、動揺する渡部。そんななかで、事件は時効を迎えようとしていた。
さまよう刃(東野圭吾)
荒川の下流で若い女性の死体が発見された。死体は会社員・長峰重樹の愛娘だった。長峰のもとに謎の人物から電話があり、犯人の名前と居場所を告げる。長峰が半信半疑でその場所へ向うと、犯人が居合わせ、復讐のために殺害してしまう。さらにもう一人の犯人の存在を知り、行方を追うのだった。
僕らの課外授業(赤川次郎)
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※本記事の情報はすべて2025年5月時点のデータです。
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この記事を書いたライター
ジャーナリスト。新宿ゴールデン街「プチ文壇バー月に吠える」、荒木町「ブックバーひらづみ」の店主でもある。著書に『炎上系ユーチューバー 過激動画が生み出すカネと信者』など。伝説のぼったくりバーを追ったルポ『ゴールデン街のボニーとクライド』はnote創作大賞2022入賞







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