家で過ごす時間が増える中、家にいながら楽しめるお取り寄せグルメが人気を集めています。SNSやブログでおいしいお取り寄せ情報を目にする機会も増え「自分でも何か取り寄せてみたい!」と気になっている人もいるでしょう。
そんな初心者の人に特におすすめなのが、届いてすぐに食べられる、手軽なスイーツのお取り寄せ。今回はお取り寄せスイーツに詳しい3人の著者が、何度でもリピート買いしたくなるほどハマっているという「推しクッキー缶」をご紹介します。
1缶にたくさんの種類が詰まったクッキー缶は、味はもちろん、缶を開けたときのワクワク感も楽しめて、ご褒美にもぴったり。手軽につまみやすいので、毎日のテレワークの息抜きにも活躍してくれます。
有名ショコラティエやビーントゥーバーチョコレート専門店ならではの、素材にこだわったチョコレートのクッキー缶から、バターが香る王道のクッキー缶、甘くなくお酒に合うクッキー缶、Instagramで人気を集めるレアなクッキー缶まで、個性豊かな計5つのクッキー缶をピックアップしてもらいました。「お取り寄せっていろいろあるけど、何を頼もう?」と迷ったら、ぜひ参考にしてみてください。
チョコレート好きが厳選した、専門店ならではの技が光るチョコレートのクッキー缶
選んだ人:桜花
こんにちは。旅行や舞台観劇、コスメや漫画など多趣味なオタクOL、桜花です。普段は「欲しがります負けたって」というブログで旅やオタ活の様子を記録しています。甘いもの、特にチョコレートが大好きで、チョコレート専門のブログ「chocologue」も運営中。2020年には明治が主催する「チョコレート検定」も取得しました。
おいしくて入れ物がかわいいクッキー缶は、昔から大好き。2020年は外出自粛で生菓子を買いに行けなかったため、日持ちがするクッキー缶を定期的に購入しました。クッキー缶が家にあると毎日数枚ずつ食べて長く楽しめるし、缶が目に入るだけでうきうきするし、おこもり期間のQOLが爆上がりしました。
今回はそんな中でも、チョコレート好きの私が選ぶ、チョコレート専門店ならではのクッキー缶をご紹介します。
レトロな見た目もかわいい、フレデリック・カッセル「ボワット・ア・ビスキュイ」
まずご紹介するのは、フレデリック・カッセルの「ボワット・ア・ビスキュイ」。カッセル氏は世界最高レベルのパティシエたちによる協会「ルレ・デセール」の名誉会長でもあり、フランス洋菓子・ショコラティエ界の重鎮です。そんな彼が手がけるクッキーとチョコレート両方を楽しめるのがこちらの商品。バターたっぷりでさくさくのビスケットの上に大きなチョコレートが乗ったビジュアルがとってもかわいい!
味は酸味と苦味のバランスが良いダークチョコレートが乗った「Louis(ルイ・写真左下)」、甘過ぎないミルクチョコレートが乗った「Jules(ジュール・写真右上)」の2種類。実はカッセル氏の2人の息子さんの名前なんだとか。この商品への思い入れがうかがえますよね。分厚いチョコレートは、それだけをゆっくり舌の上で溶かして味わいたいくらい絶品です。(でもクッキーと一緒に食べるときのバランスが計算し尽くされていて最高なんですよ〜!)
昔のおもちゃ箱のような缶の柄もおしゃれ。またクッキー缶にはめずらしく個包装で配りやすいので、ビジネスシーンでの手土産にも重宝しています。
素材へのこだわりを楽しめる、ダンデライオン・チョコレート「クッキーアソートメント」
最近、Bean to Bar(ビーントゥバー)という言葉を目にしたことがある方もいらっしゃるのでは? Bean to Barとはカカオ豆(Bean)の仕入れからチョコレート(Bar)ができるまでの全工程を自社工房で一貫して行うチョコレートの製造スタイルのこと。ダンデライオン・チョコレートは、アメリカのBean to Barのパイオニアとも呼ばれているチョコレート屋さんです。
「クッキーアソートメント」はオンラインショップ限定販売のクッキー缶。かわいいカカオ柄の缶の中に、チョコレートに強いこだわりを持つ同社らしいクッキーが3種類入っています。クッキーには全てドミニカ共和国産のカカオを使用。ドミニカ共和国のカカオはフルーティーな中にナッティな味があるのが特徴だそう。
チョコレートチップクッキー(写真上段)はバターたっぷりの生地にチョコレートチップが。チョコレートクッキー(写真中段)はシンプルながらチョコレートの濃厚な味をがっつり楽しめます。珍しいのはカカオニブカフェというクッキー(写真下段)。カカオニブとはカカオ豆の実をローストし、粗く砕いたもののこと。見た目はチョコチップに似ていますが、ナッツのような食感で、より本来のカカオに近い苦味や香りがあるのが特徴です。このクッキーでは香ばしいコーヒー豆で香りづけした生地にカカオニブを混ぜていて、ビターな大人の味とザクザクとした食感が楽しめます。
3種類とも同じ産地のカカオを使っているので、加工方法や素材の組み合わせによる味の違いをより感じることができる楽しいクッキー缶です。
ステイホーム期間を経て、通販対応のお菓子屋さんが増えましたよね。最近は情報を集めるために、Instagramで「#クッキー缶」などのハッシュタグをチェックするようになりました。そこで見つけた気になる商品をググったり、お店の公式アカウントをフォローしたりして、オンラインで購入できるチャンスをうかがっています。
チョコレート屋さんのこだわりが詰まったこれらのクッキー缶も、そんなふうに出会った私のお気に入りです。ぜひ食べてみてください!
人に贈りたくなるほど惚れ込んだ、有名店の定番&変わり種クッキー缶
選んだ人:華
こんにちは。ブログ「これは厄介だっていう説もあるけど」の華といいます。
新型コロナウイルスの流行に伴って在宅ワークが始まり、せっかくなのでおうち時間を楽しもうと、いろいろなお取り寄せをして楽しんでいます。その中でも、少しずついろんな味を楽しめるクッキー缶は、量もほどよく日持ちもするので、一人暮らしの私にぴったりでした。
クッキーをつまみながらのティータイムが在宅ワーク中の良い息抜きになったので、気に入ったクッキー缶を友人にも贈ってみたところ、喜んでもらえてうれしかったです。
そこで私がご紹介するのは、思わず人に贈りたくなるほど惚れ込んだ、自分用にはもちろん、ギフトにもぴったりのクッキー缶。知人や友人にも好評だったものを2つご紹介します。
バターが香る、ビスキュイテリエ ブルトンヌ「ブルターニュ クッキーアソルティ」
私がクッキー缶にハマったのは、この「ビスキュイテリエ ブルトンヌ」のクッキー缶を、親戚から結婚の内祝いでもらったことがきっかけでした。それまではあまりクッキーの違いが分からなくて、何を食べても「ふつうにおいしい」と思っていたのですが、ブルトンヌのクッキーを食べて「これは特別においしい!」と“一口惚れ”。
缶を開ける前から幸せなバターの香りがただよってきます。中でも絶品なのが、ザクザクした「ガレット・ブルトンヌ ドゥミ(写真右上)」。単品で購入するほど大好きです。次にお気に入りなのが、コンフィチュールの渦が美しくガリッとした食感が楽しい「フランボワーズ(写真左上)」。歯ごたえのあるクッキーが好きなのでたまりません。
親戚からいただいたのをきっかけに私も妹もすっかり気に入り、姉妹でギフト用に自分用にと何度もリピートしています。贈った相手からも「前から気になってた」「初めて知ったけどおいしい!」「妻が喜んでいます」と毎度好評で、人にクッキーを贈るならコレ! とわが家の定番になっています。
今のところネット通販でも店頭でも、完売していて困った! という経験がなく、買いたいときに買えるのがうれしい。急に手土産が必要になったときには、ネット通販で「お急ぎギフト(営業日の午前10時までに注文すれば即日出荷されるサービス)」が利用できるのも助かります。
▶︎▶︎オンラインショップ:BRETONNE ビスキュイテリエ ブルトンヌ オンラインショップ|ブルトンヌ・オンラインショップ
▶︎▶︎紹介した商品:ブルターニュ クッキーアソルティ〈缶〉(23個入)(※お急ぎギフトはこちらをご覧ください)
甘くない、お酒にも合うクッキー缶。アトリエうかい「フールセック・サレ缶」
続いてはアトリエうかいの「フールセック・サレ缶」。チーズやハーブ、トマト、ベーコン、オニオンなど、塩気のある小ぶりなクッキーがみっちり入っていて、無限につまんでしまいます。
職場でも出したことがあり、最初は「甘くないクッキーってどんな味?」とみんな不安そうにしていましたが、「ピザポテトが好きならたぶん好きと思う」と伝えると、特に男性たちが「これめっちゃおいしい!」と気に入ってパクパク食べていました。実家の父も「これは酒のアテにええわ」とペロリ。私も食べましたが、ワインにぴったりでとてもおいしかったです。
甘いものがあまり得意でない方、お酒好きな方へのギフトにおすすめです。アトリエうかいといえば甘くてかわいい「フールセック」が特に有名で私も好きですが、一番のお気に入りはサレ缶。通販サイトではたまに完売していますが、在庫ありの状態に出会えたら、ぜひ迷わず購入をおすすめします!
私なりのお取り寄せクッキーを探すコツは、センスが好きなブログや、Twitterアカウントを見つけてフォローしておくこと。特に、桜花さん(@oukakreuz)のブログやスイーツ芸人 スイーツなかのさん(@buuuuuton)のツイートをいつも楽しく拝見しています。
あとはデパ地下を歩くときに目的のお店以外にもどんなものが売っているのか見るのも楽しいし、雑誌のお取り寄せ特集を見るのも好き。「いいな」と思ったものはすぐに買わなくてもとりあえずメモやブックマークなどしておくと、あとで「何かおいしいものを食べたい・贈りたい」と思ったときに、思い出しやすくてオススメです!
自分のお気に入りのクッキー缶を見つけたら、コロナ禍でストレスを抱えているお友達に向けてや、バレンタインやホワイトデーなどさまざまなギフトとしても、ぜひ贈ってみませんか?
パティシエが選ぶ、一度ぜひ食べてみてほしいレアなクッキー缶
選んだ人:yuki
高校を卒業してからパティシエとして働き始めて8年目になる、yukiといいます。2020年11月から現在勤めているお店の厨房を借り、焼き菓子のお店「tsumiki」として、休日にオリジナルのクッキー缶を不定期で通信販売しています。
私は焼き菓子を作るのはもちろん、食べるのも好きで、特にクッキーが大好き。同じような材料でも味や食感、見た目の変化があり、食べるのも見るのも楽しいです。
そのクッキーたちがぎゅっと詰まった幸せの宝箱が、クッキー缶です。一度お取り寄せしてみるとワクワクが止められず、あそこのお店のはどんな味がするんだろう? ここのもかわいいなと、オンラインショップを見ているだけでも幸せな気持ちになりました。家族や友達とシェアするのも楽しいですが、独り占めしたときの最高のご褒美感も好きです。
今回はクッキーを愛してやまない私が中でも気に入った、入手難易度はやや高いものの一度ぜひ食べてほしい、とっておきのクッキー缶をご紹介します。
最後までわくわくが止まらない! THE bake shop Noelのクッキー缶
「THE bake shop Noel」は、店舗を持たずネットと委託のみで販売している焼き菓子店。こちらは2020年7月に購入した、14種類のクッキーが隙間なくみっちり詰まった、さまざまな味と食感のバリエーションが楽しめる魅力的なクッキー缶です。
デザインから「かわいいクッキーがたっぷり入ってます!」と伝わってくる缶を開けると、想像以上にかわいいクッキーが。種類が多いので、どれから食べよう? 次はどの子にしよう? と最後までわくわく楽しめます。
「ワイルドブルーベリーのエンガディナー」など、名前だけでも心がくすぐられます。ヌガーとサクッとしたクッキーがたまりません。特に気に入ったのが、写真左上にあるローストピーカンナッツのショートブレッド。ナッツの香りがたまらないサクサクのクッキーです。
同封されているお品書きもとても丁寧で素材への愛を感じます。ケーキセットなども販売されていますが、どれもとてもおいしくリピートしています。
▶︎▶︎オンラインショップ:THE bake shop Noel
▶︎▶︎Instagram:
THE bake shop Noel (@the_bake_shop_noel) - Instagram
※クッキー缶の販売についてはInstagramで随時告知し、オンラインショップで販売しています。
私がお取り寄せのクッキー缶を探すときは、桜花さんと同じくInstagramのハッシュタグ検索などをよく利用します。今回ご紹介したクッキー缶も、「#クッキー缶」のハッシュタグで検索して気になってお取り寄せしてみました。
なかなか行けないお店の気になるクッキーも、お取り寄せなら家にいながら楽しめるのがいいですよね。素敵なおうち時間のティータイムのお供に、ぜひどうぞ。
素材へのこだわりやビジュアルに至るまで、3人のスイーツ好きそれぞれの視点で、お気に入りのクッキー缶を選んでもらいました。おうち時間のティータイムのお供に、ぜひあなたの「推しクッキー缶」も探してみてください。
気分をリフレッシュするために
※本記事に記載の情報は、2021年2月時点の情報です。商品内容などは購入時期によって異なる場合があります。
編集/はてな編集部