沖縄県民だけがわかる『上京して驚いたこと』【コートを初めて買った】

2020.01.21

沖縄県民だけがわかる『上京して驚いたこと』【コートを初めて買った】

沖縄から上京した3人が、生まれて初めて見る東京の電車や、寒さ暑さ、食べ物のことなんかを語り合いました。通じない方言に困ったり、アンパンマンアイスやサンティーなどのローカル駄菓子の話も!

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    今回は上京してから驚愕した事・いまだに慣れない事などをひたすら語り合うという回です。

    大都会東京で頑張って生きている沖縄出身の皆さん、上京しようか考え中の沖縄県民の皆さん、東京出身の方も温かい心でお付き合いいただけたらと思います!

     

    ▼登場人物
    マッキン|上京2年目。ジモコロオモコロなどでマンガを描いてる。都会に憧れ上京するも家でずっと寝てるので友達が一人もできないまま2年経った。
    たかし|上京1年目。某外資系企業で働く20代男性で、マッキンとは大学時代の友人。アフリカに行く資金を稼ぐために上京した。
    はるな|上京2年目。某不動産会社で働く20代女性で、マッキンの地元の友人。上京後は地下芸人のお笑いライブに毎週通っている。

     

    上京してから気付いた言葉の壁

    「標準語だと思ってたら実は方言だったワードとか結構多くて、上京直後は苦労したんだけど、どう?」

    「わかる。同じ日本なのにまさか言葉の壁を感じるとは思ってなかった」

    「もう標準語にはだいぶ慣れたと思うけど、気を張らないと方言が出てくる!」

    「そうそう。沖縄ではみんな使うけど東京で通じない言葉の代表格といったら…」

     

    「あー通じないよね。『◯◯しましょうね〜』が沖縄以外では通じないことは地元ではかなり有名」

    「確か『一緒に◯◯しようよ』って誘ってるような表現に聞こえるんだっけ」

    「帰宅しようとしてる同僚にうっかり『残りの仕事しましょうね〜(残りの仕事しときます)』って言ってしまって意思疎通できなかったことある」

    「帰ろうとしてるのに『一緒に仕事しましょうよ』って言われるみたいなもんかな? 最悪じゃん」

    「私が東京で通じなくてビックリした方言はコレかな」

     

    「沖縄では『いいな〜羨ましい〜』みたいな意味で使われるけど、東京では『ズルをする』の意味らしいよ」

    「同僚の服とかを見て『いいな〜!』の意味で『インチキだね~』ってよく使ってた」

    「めちゃくちゃ嫌味なやつじゃん」

    「僕は上京後に『だからよ』が通じなくてびっくりしたよ」

     

    「沖縄では『うん』とか『そうだね』的な意味で相槌打つ時に普段使いするけど、東京で『だからよ』を使うと変な空気になっちゃうんだよね」

    「そうそう。この前も会話中に『だからよ〜』って相槌打っちゃって、一瞬変な空気が流れたから相手にどうしたの?って聞いたら『だからよ〜の後に、何か言いたいことが続くと思ったから黙ってたんだけど…』って言われちゃったな」

    「それは気まずいね」

    「あと東京では『むちゃむちゃ〜する』も通じない。『ベタベタ』に近い意味だけど、ちょっと違うんだよね。標準語ではなんて変換したらいいんだろう」

    「他には、一人称を『私』って言わないといけないのがまだ慣れない。『はるなは〜…』ってクセで言いそうになる」

    沖縄では一人称を名前で言う女性が多いもんなあ。『私』って、なんか知的でお姉さんなイメージがあるから、使う時になんか照れてしまう」

     

    ※ちなみに、男女問わず一人称を「自分」と呼ぶ人も多いです

     

    「上京した頃『私』って言うのになれなくて、かたくなに『自分は〜』って言い続けてたら知り合いに『一人称が自分って、もしかして元ヤンですか…?』って言われた」

    「マッキン、ちむい(かわいそう)」

     

    上京して衝撃を受けた沖縄との気候の違い

    「沖縄では必要なかったものを、東京で慌てて買ったことない? 私は上京してから人生で初めてコートを買いました」

    「あっそれ僕も! 初めてコート買った!」

     

    「沖縄の冬はパーカーとかカーディガンでギリギリしのげるレベルの寒さだから、コート持ってない沖縄県民って結構多いよね」

    「東京の冬は寒すぎてヤバい。上京後初めて冬を迎えた沖縄県民は『え? 冬序盤でこの寒さなの? もっと寒くなるの? これより!? 』って、恐れおののくよね」

    「服で言うと、沖縄では春服と秋服という概念があんまりなかったから、『秋って何を着ればいいんだ?』って頭抱えない?」

    「『秋服売ってるけどまだ暑いし買わなくていっか〜』って夏服で過ごしてたら、いつの間にか冬物が売り出されてるっていうのが毎年恒例だったな」

    「沖縄県民にとっては春と秋のコーディネートを真剣に考えるのが上京して初めての経験だから、もしチグハグな格好だったとしても優しく接して欲しい……」

    「こんなに冬が寒いんだから、夏はさぞかし涼しいんだろうと思ったら……沖縄県民ですら引くレベルの暑さだったりするよね」

     

    「正直上京するまでは、全国で沖縄が一番暑いと思ってたから、東京の夏なんて舐めてた。東京ヤバい。どこ歩いても蒸し風呂。もはや沖縄の方が涼しいのでは?」

    「沖縄は日差しが強烈なタイプの暑さだから、日陰は涼しかったりする。東京は内部からじっくり高温で蒸される感じ。とても耐えられない」

     

    「気温の変化に体調を合わせるのは大変だけど、東京は 秋は紅葉するし冬は雪降るし、四季がはっきりしてるのは風情があって良いよね」

    「東京は『春夏秋冬』、沖縄は『夏夏夏秋』」

     

     

    沖縄県民にしか伝わらない上京後の悩み

    「東京の人は理解できないかもしれないけど、上京してからのちょっとした悩みといえば…」

     

    「東京にいる人、みんな顔が薄いよ〜!」

    「わかる。みんな薄い! 沖縄の人、目が二重で彫りが深かったり剛毛で特徴的な顔の人が多いから余計『東京の人の顔は薄いなぁ』って思ってしまうのかも」

     

    ※沖縄には顔が濃い人が多いですが、もちろん薄い顔の人もいます。

     

    「東京の街を歩いてると、たまに『マジで!?』って思うくらい顔が薄すぎる人がいて、つい二度見してしまう」

    「上京して働き始めた頃はみんな同じ顔に見えてしまって、社員の顔が全く覚えられなかったし、未だに覚えてない」

    「そこは頑張って覚えようよ」

    「あと『私、いま東京で一番顔濃い!?』ってふと気になってしまうのもあるあるだと思う」

    「わかる〜〜〜!」

     

    「濃い人がうじゃうじゃ居た沖縄では気にしたこともなかったのに、上京してからすごく気になってしまう」

    「普通に化粧してもドラァグクイーンみたいになる時があるからな」

    「いつもと変わらないのに職場の人に『今日化粧濃いですね』って言われたりする。元から顔が濃いんだよ〜〜〜!」

     

    「コンプレックスとまでは行かないけど、東京にいると自分の顔の濃さが際立つ感じがしてちょっと気にするよね。僕も顔が濃過ぎるからか、東京のあるホテルに泊まった時に外国人観光客と思われてずっと英語で接客されたことがある」

    「たかしは沖縄でも顔が濃いほうだから」

     

     

    「そういえば、脱毛クリニックの広告で『たった○回で全身ツルツル♪』とか書いてるのよく見るけど、沖縄県民も同じ回数でツルツルになれるの?」

     

    「東京の人の2〜3倍の手間がかかる気がする」

    「毛が濃いのはどうにかしたいけど、脱毛サロンの綺麗なお姉さん達に毛の濃さをまじまじと見られるのはもっと恥ずかしい」

    「サロンの人はプロなんだから、いちいち毛の濃さなんて気にしないと思うけどね」

     

    「二人とも好きなタイプの男性は薄い顔の人なの?」

    「そりゃもちろん薄顔に決まってる!」

    「じゃあ、東京は薄顔の宝庫だから最高じゃん」

    「そのはずなんだけど、すれ違いざまに『この人の顔、タイプ〜!』って思った事はまるでない。なぜなら東京の人は全員同じ顔に見えるから」

    「東京の人に謝って」

    「でも濃い顔は沖縄で見飽きたから、薄顔の人が新鮮で気になってしまうこの気持ち、伝わってくれ」

     

    東京の飯事情

    「東京にある飯、全部ウマい! 全国各地の名物もだいたい東京に集結してるし、一生かけても食べ切れないくらいグルメが溢れてて楽しい」

    「東京、ウマいものありすぎじゃない? 沖縄にいる頃より確実に太ったよ」

    「たまに沖縄料理が恋しくなるけど、東京にも沖縄料理屋たくさんあるから問題ないよね」

    「でも、東京にある沖縄料理屋のメニューで『ゴーヤチャンプルー』表記だけは許せなくない?『ゴーヤチャンプルー』ってちゃんと伸ばしてほしい」

     

    「わかる……わかりすぎて涙出た。スーパーで売られてるゴーヤも『ゴーヤ』って書かれてるのが多いから許せない」

    「逆に言えば、『ゴーヤ』表記のお店を見つけると、『ちゃんと沖縄の味がするんだろうな』と思ってしまう」

     

     

    東京にはない食べ物

    「上京して気づいたけど、『ポーク卵おにぎり』が東京のコンビニにないのおかしくない? 沖縄ではどこのコンビニにも必ず置かれてたのに…」

    「わかる! ないよね。だから自分で作るしかないんだけど、東京のスーパーではポーク缶ってちょっと高いしあんまり売られてないから、実家から毎月20個くらいまとめて仕送りしてもらってる」

    「それはさすがに多すぎ。お店出せる量じゃん」

    「みんなも沖縄でまとめ買いしないの? 東京にない食材とかお菓子とか」

    「私はエンダーのルートビアをネットでまとめ買いして、必ず10缶は常備してあるよ」

    ※A&W(通称エンダー)というハンバーガー屋さんで提供されている炭酸ジュース。ドクターペッパーの味とちょっと似てる。

    「私がまとめ買いしたのは、ぬちまーす(※沖縄の海塩)かなあ。自炊するときに使う塩は絶対ぬちまーすって決めてる」

    「塩ってそんなに味変わらなくない?」

    「普通の塩よりマイルドな感じがするし、使うたびに故郷の海を思い出せて良いんだよね。東京は飯がウマイからあんまり自炊してないけど」

    「買い込んだ意味とは」

    「あ! 『アンパンマンアイス』も東京にないよね。あの国民的キャラクターが名前になってるのに沖縄限定っておかしくない?」

    「あんなにウマくて安いアイスが東京でも売られてないなんて信じられん。帰省したら絶対に食べてしまうソウルフード」

     

     

    「あと、東京でサンティー見たことないかもしれない。小さい頃はお金ないから駄菓子屋でサンティー買って喉を潤してたのにな…」

    「サンティーって東京にないの!? 全国民に愛されし駄菓子の一つだと思ってた」

     

    「あと“白い粉”も東京にないよね。アレは大好きだったから、よくまとめ買いして東京に持ち帰ってたな」

    「白い粉はたまに無性に吸いたくなるよね。あの甘ったるさがクセになるというか」

    「会話だけ切り取ったらヤバイな」

     

    ※ただのお菓子です。

     

    上京後にガラリと変わった交通手段

    「そもそも沖縄には電車ないからな」

    「わかる。電車すっごく便利だしカッコイイ。初めて乗った時は『都会に来てしまった……』ってエモい気持ちになって撮り鉄並みに写真撮りまくった」

    「僕は踏切に感動したなー。ドラマとかでしか見た事なかったから」

    「踏切が普通にある日常ってすごくない? 最初目の当たりにした時は『ここ人間が渡っていいの!? いつ電車来るの? 今渡っても大丈夫!?』ってちょっと怖かった」

    「確かにね。電車って便利だけど、猛スピードでバカでかい鉄の塊が走ってるって考えたら冷静にヤバい。法的に大丈夫なのか?」

    「大丈夫だから走ってるんだよ」

     

    「『切符をいちいち買わなくてもSuicaで簡単に乗れる』っていう知識とか、全然知らなかった」

    「各停・急行・特急の違いを、電車に乗ったことがない地元の友達に披露して感動された事ある。『えっ!? 全部の駅に停車しない電車もあるの!? 何そのシステム頭良すぎ!!』って」

    「上京当時はオロオロしてたくせに、ちょっと都会に触れただけで地元の友達にマウントを取りたがる都会かぶれのやつじゃん」

     

    まだある!沖縄県民が驚愕した東京

    「驚愕したことといえば…」

     

    「これです。東京の飲み会、寸分の狂いなく開始するの凄すぎ」

    「沖縄では飲み会なんて集合時間1時間後に参加者半分集まれば良い方だからね」

    「みんな時間通りに行動できる自分の事をもっと褒めてあげるべき」

     

    「実際、今回の座談会も17時に始める予定だったのに、18時に全員集合したよね」

    「……ひょっとして『沖縄県民』じゃなくて、私たちがだらしないだけ……?」

    「飲み会が時間通りに始まることも驚愕したけど、僕が東京に来て一番驚愕したことはこれです」

     

    「墓、小さくない!? 最初見たとき超衝撃 受けたよ。墓と言えば沖縄のしかイメージがなかったから、こんなにも小さい墓があるのかって」

    「想像以上に小さいよね! ドラマとかテレビでは見たことがあったけど、目の当たりにするとびっくりした」

    「小さいと掃除が楽そうで羨ましいよね……」

    「逆に東京の人が沖縄のを見ると『これが墓!?』と驚くんだろうか?」

    「上京の話、いろいろ出たけど……なんやかんや一番すごいのはこれ」

     

    「東京はとにかく遊べるスポットがめちゃくちゃある。動物園とか水族館とか、美術館も。東京在住なら、電車に乗るだけで午後からでもふらっと遊びに行けるから便利」

    「鎌倉とか熱海、ちょっとした旅行にも全部電車で行けるのずるくない? 沖縄から移動する場合、まず飛行機に乗らないと……」

    「沖縄に住んでた時は、沖縄以外の場所に行く時のハードルがめちゃくちゃ高かったよね」

    「東京、インチキだな!」

    「宅配便も注文したらすぐ届くのが超スゲー!って思う」

     

    沖縄では『いまから◯時間以内に注文したら即日お届け!※ただし沖縄は配達に4〜5日かかります』というパターンがある

     

    「沖縄は雑誌も漫画もジャンプも、数日遅れて入荷するのが当たり前だったからねえ」

    「便利な機会に遭遇するたびに、東京は良いなーって思い知らされる」

    「でも、東京の人は『沖縄の人はいつも綺麗な海が見れていいな』って思ってるかもしれないよ?」

    「確かに。上京して改めて『あんなにきれいな海がすぐ近くにあったのって、すごく幸福なことだったんだな』って思った」

     

    「あ〜〜! 久々に海が見たいよ〜〜〜〜!」

    「熱々の沖縄そばが食べたいし大盛りのタコライスも食べたいし、お母さんお手製の中身汁もすすりたい〜」

    「BEGINかORANGE RANGE聴きながら海辺歩いて全身で沖縄感じたいよ〜」

    「人間ってないものねだりな生き物だな」

     

    まとめ

    地元との違いに「大変だ〜!」と思う部分もありますが、沖縄にはない面白さが東京にはあるし、上京したからこそ分かる地元の良さなんかも身をもって体感できたので、引き続き前向きな気持ちで東京生活頑張りたいと思います。

     

    記事には出てない『上京あるある』他にもたくさんあると思うので、ぜひ教えてくださいね!

    以上、沖縄県民が上京した時によくある話でした!

     

     

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    この記事を書いた人

    マッキン
    マッキン

    1994年生まれ、沖縄本島北部の田舎ですくすくと育つ。大学卒業後は地元の企業に就職するも、兼ねてより憧れを抱いていた大都会東京への移住を決意し、上京。現在は会社員の皮を被りつつ、ライター活動をしながら趣味で成人向け漫画を描いています。

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