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オウンドメディアは“熱”で加速する! 約3ヶ月半「ジモコロ」を運営した結果

柿次郎 ジモコロ運営

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こんにちは、ジモコロ編集長の柿次郎です。株式会社はてな主催で8月26日(水)、ジモコロを題材にしたオウンドメディアマーケティングセミナーを開催しました。平日の昼間開催にも関わらず、100名近い人が来場してくれました。

 

 

 

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ジモコロの裏側では、アイデムの東日本事業本部 マネージャー岡安さん(写真右奥)、そして裏編集長ともいえる伊志嶺さん(写真左)の二人が社内の大きな歯車を回してくれています。この関係性がなければ、円滑なオウンドメディア運営は途端に難しくなるでしょう。

伊志嶺さんの作業領域としては、社内承認や部署の調整、企画の可否、下ネタのチェックに至るまでやるべきことは盛りだくさん。日々、下ネタのギリギリセーフラインを探っている伊志嶺さんは社内で「最近、下ネタの基準が甘くないか?」と詰められているようです。

 

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こちらは普段の定例会の様子。メディア運営の肝は定例会にあると言っていいほど大事な時間です。ちなみに下記のような議題を持ち寄って進めています。

 

・公開スケジュール

・Google analyticsのアクセス解析シート

・前月の振り返りトピックス

・新しい企画案、記事案

・ジモコロ全体の改善案

 

経験則なのですが、定例会をやることでお互いの熱が高まり、全員でメディア運営をしているという当事者意識がより強くなります。顔を合わせて意見をぶつけてこその仕事。定例会が盛り上がるメディアは結果的に良くなっていくんじゃないでしょうか。僕は定例会を盛り上げるべく、Tシャツ+短パン+手ぬぐいの祭りスタイルでいつも臨んでいます。

 

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ただ、日々のメディア運営でみんな疲れているんでしょうかね。定例会が始まってものの数分で参加者のまぶたが閉じていきます。極度のタレ目を患っている僕も正気を保つのに必死でした。写真には映っていませんが、太ももに竹串を12本刺してますからね。

 

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あっ…!

 

 

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とうとうマネージャーである岡安さんまで眠気の餌食に…! しかも、ケンシロウのモノマネを試みた瞬間に寝オチしてしまったようです。果たしてやりきらなくて正解だったのか。続けていれば全員死んでいたのか。その答えを我々ジモコロ編集部は持ちあわせていません。

 

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ちなみにSEO担当の竹之内さんは、席についた瞬間に真顔のまま絶命していました。

 

セミナーの内容を一部公開します

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ここから本題。5月11日にジモコロを開設して約3ヶ月半が経過したわけですが、これまでの振り返りを兼ねて、セミナーの一部を紹介させていただければと思います。まずは岡安さんがレム睡眠状態で作ったスライドから。

 

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約3ヶ月半の累計PV/UUの数値がこちら。累計で約120万PV。1ヶ月に平均12本の更新頻度で地道に積み上げて来ているのですが、裏側で使っている「はてなブログMedia」の性質上ページ分割ができません。よって世の中的なメディア価値を相対的に測るなら、UUに重きを置いた方が健全かなと考えています。本音はページ10分割して、PVを10倍にしたいんですけどね。ページ分割は甘い果実。

 

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こちらは全体のグラフ。7月、8月と大きなアクセスの山が生まれています。限られたコンテンツ数の中でも、月に最低1本くらいはこういった山を作り出さないとオウンドメディア戦国時代の中で生き残れませんし、アイデム上層部の方に怒られかねません。僕は「オウンドメディア戦力外通告・クビを宣告された男達」みたいなドキュメント番組に出たくないんです。

 

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僕と違って緊張の欠片も感じさせない岡安さん。軽快な語り口でアイデム側の取り組み、気づいたことを紹介していきます。

 

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また、イーアイデム側で判明した結果として、元々女性ユーザーが多かった背景の中で男性ユーザーが増加。ヨッピーの記事は男女バランスよく読まれていることがわかりました。こういう結果が出るのは嬉しいですね。

 

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さらにプロ無職として生きてきたヨッピーきっかけで、正社員の応募数がこれまでと比べてドーンと増えたそうです。無職なのになぜ!? これは仮説なんですが、読者の中で「こんな無職のオジさんになりたくない…」という思考が生まれ、結果的に「正社員としてしっかり働いていこう!」という行動に繋がっているのかもしれません。反面教師の鏡みたいなライターですね。

 

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こんな無職のオジさんでも最近、メキシコというワケのわからん会社を作れたので動き続けていれば何とかなるようです。いろんな生き方、働き方を肯定していきましょう!

 

ジモコロの人気記事ランキングTOP10の発表! 

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ここからは僕がまとめたスライドから一部ご紹介します。「8月末のセミナー開催に合わせて説得力のある実績を作るゾ!」と意気込んで、見積もり上の契約本数よりも自主的に増やしてコンテンツ拡充を図っていました。結果、2週間で福島、沖縄、高知、山梨のロケを詰め込むことになったんですが、何とかやれるもんです。

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●5月:PV 140,040 / UU 54,270

●6月:PV 306,282 /UU 134,840

●7月:PV 367,546 / UU 154,704

●直近1ヶ月:PV 465,304 / UU 210,403

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その結果、8月25日時点の直近1ヶ月の数値で46万PV / 21万UUを記録しました。この数値をどう捉えるかは人それぞれですが、まだ立ち上げたばかりのメディアで月間10万PVの底上げは難しいため、ホッと胸をなでおろしました。ヒット記事が2本生まれたのが大きな要因かなと。

 

続いて、累計PV数で整理したジモコロ記事のTOP10(2015/08/31時点)です。世の中PVがすべてではありませんが、ひとつの指標として参考にしていただければと思います。

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1位:【旅行】沖縄と北海道に行ってきたので、二つの魅力を「同時」に紹介します(ARuFa) / 102,158PV

www.e-aidem.com


2位:【伝説】クワガタとタケノコで大稼ぎ!謎の農家「風岡直宏」はなぜフェラーリを買えたのか?(柿次郎) / 78,409PV

www.e-aidem.com

 

3位:【秘境】徳島県の山奥に隠れた、村人よりもカカシが多い集落に潜入してきた(ARuFa) / 66,820PV

www.e-aidem.com

 

4位:【暇人】北海道まで行って本気の「サッポロ一番」を作ってきた(ARuFa) / 59,291PV

www.e-aidem.com

 

5位:【ギャラ格差】怒りの通天閣!? 「大阪の有名WEB制作会社」が東京にモノ申す!(ヨッピー) / 57,738PV

www.e-aidem.com

 

6位:表参道で財布いらず? 株式会社はてなの社内ランチがすごい!(あぐ味) / 44,122PV

www.e-aidem.com

 

7位:【猫好き歓喜】大人気アプリ「ねこあつめ」の開発現場に踏み込んで来た(まきの) / 40,942PV

www.e-aidem.com

 

8位:超ド級サイコパス店長!? 初めてのコンビニアルバイトがブラックすぎた(カメントツ) / 38,185PV

www.e-aidem.com

 

9位:【日帰り】「山梨県」が過少評価されすぎで腹立つから俺があちこち案内する(ヨッピー) / 36,127PV

www.e-aidem.com

 

10位:福島の「赤べこ」をヘビメタ化! 高速ヘドバンさせてみた(マンスーン) / 29,690PV

www.e-aidem.com

 

フォロワー11万人を抱える人気ブロガーでもあるARuFaの記事が3本ランクイン。ヨッピーもさすがの結果を残しています。また、ジモコロは地方取材を前提とした【特集】と【連載】の2つに分けて企画を立てていて、TOP10のうち7本が特集枠の記事でした。あくまでジモコロは「仕事」と「地元」をテーマにしたローカルメディアなので、地方題材の特集記事で結果を残せたのは安心しました。東京23区内のローカル情報も今後、独自の切り口を見つけて拾っていくぞ〜!

 

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最後に「いわゆるローカルメディアを運営してみて気づいたこと」を東京視点で話させていただきました。

 

●「距離」は読者に伝わらない

ライターが東京からどこか遠いところへ取材に行ったとしても、全国の読者には伝わりません。これは海外旅行の取材でも同じで、移動距離と面白さは比例しない。その土地に行って何をするのか?を深く掘り下げないとダメだなと。そもそもの企画次第で素材はいかようにも変わります。

 

●「ローカル」だけでは広がりづらい

地域性=ニッチな情報に陥りがちなんですが、よほど素材が良くないとインターネット利用者の多い関東近郊の人たちの関心を惹くことは難しい。記事タイトル、構成含めて、全国の読者へ向けてフラットな内容に寄せなければいけません。ヨッピーさんと共に高知取材をしてきた「『海より川派』の僕が『絶対に川遊びしたくなる記事』を書いてみた」は、あえて主題に高知を持ってこず「川遊び」にテーマを寄せた事例です。

 

●「観光」はライバルが多い

メディアを運営する上で、SEOに強い検索流入が見込める記事制作は欠かせないと思うんですが、こと観光情報に寄った途端に大手旅行会社の壁が立ちはだかります。しかも、景色やグルメといった旅番組風の構成で勝負すると…テレビ番組に勝てるわけねー!! と絶望が顔を覗かせます。「秘密のケンミン SHOW」「アド街ック天国」とか最高じゃないですか。この土俵に上がってもツラいだけなので、インターネットならではの価値を見出す必要があるでしょう。

 

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こんな感じで約3ヶ月半の運営(企画・取材・執筆含む)で気づいたことをいくつか話させてもらったんですが、全体を通して伝えたかったのはオウンドメディア運営に「熱量」が欠かせないということ! つまり、オウンドメディアを自走させるエネルギーは人を介した「熱量」です。実際このジモコロに関しても、法人よりも個人(編集長)で「やりたいこと」を突き詰めて形にしています。好奇心をより多くの人に届ける編集職の醍醐味ともいえるでしょう。

そこで生まれた熱量を社内→外部のライターや漫画家に伝播し、質の高い記事制作につなげる。また、日々の運営業務においてもクライアントであるアイデム、代理店として円滑な関係性を築いてくれている読売広告社にも「こんなことをしたいんです!」と暑苦しく語ることを意識しています。そして、たまにイヤな顔をされています。

 

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その前のめりな「熱量」が、セミナーの2日前に公開した記事「【伝説】クワガタとタケノコで大稼ぎ! 謎の農家「風岡直宏」はなぜフェラーリを買えたのか?」につながったのかもしれません。これぞジモコロが求める一次情報の原石です。

こういった記事を定期的に発信できれば、メディアとしての説得力、印象値も変わってくるはず。こんなにも力強い一次情報は滅多にないとは思いますが、人を巻き込んで手間を惜しまないコンテンツへの注力こそ、情報に溺れがちな現代人に届く手段じゃないかなと考えています。

以上です!

 

sokayasu.hatenablog.com

アイデム岡安さんのセミナー振り返りレポートはこちら!

 

ライター:徳谷 柿次郎

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ジモコロ編集長。大阪出身の32歳。バーグハンバーグバーグではメディア事業部長という役職でお茶汲みをしている。趣味は「日本語ラップ」「漫画」「プロレス」「コーヒー」「登山」など。顎関節症、胃弱、痔持ちと食のシルクロードが地獄に陥っている。 Twitter:@kakijiro / Facebook:kakijiro916

 

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