どんな場所で、どんな環境で仕事をするかーーはたらく人それぞれに「仕事場」があるはずです。一人ひとりの仕事場の様子や、そこでの働き方を紹介する企画「わたしの仕事場」をお届けします。今回は、リモートで仕事をする5名の方に、自宅の作業環境をお聞きしました。
新型コロナウイルスの影響で、リモートワーク(在宅勤務)になった人も多いのではないでしょうか。突然のことで「作業環境が整っていない」と頭を悩ませている人も少なくないはず。
以前からリモートワークを導入していたり、在宅で仕事をしていて作業環境が整っていたりする方も、外出自粛に伴いおうちで過ごす時間が長くなった分、オンオフの切り替えがしづらくなっているようにも思います。
そこで、「作業環境を整え始めた方」「以前から在宅でPCをメインに仕事をしている方」計5名に、
- リモートワーク(在宅勤務)の経験と現在の働き方について
- 現在の作業環境について
- 在宅勤務で意識しているオンオフの切り替え方法(メリハリをつけて仕事をするコツ)
をそれぞれ教えていただきました。
「快適な作業環境のためには何があるといいんだろう?」「皆はどんなものを導入したんだろう?」「自宅でも集中して仕事をするにはどうすればいい?」ーーこんな疑問を解決するヒントが見つかるかもしれません。
妥協せず積極的にお試し中。月山ももさんの場合
【リモートワーク経験&現状】基本出社→フルリモートに
「山と温泉のきろく」というブログを書いています。登山と温泉を絡めた一人旅が趣味で、休日は山や温泉へ。平日は会社勤めをしつつ夜はカフェやファミレスでブログ執筆、という生活を長く続けていました。
試験的に何度かリモートで勤務したことはあるものの、基本的に毎日出社していました。しかし3月に入った頃から「在宅で業務が行える人はできるだけ在宅で」という方針になり、緊急事態宣言発令後はフルリモート勤務に。
私の勤務先は恐らく、事態がある程度落ち着けば「全員出社する」方針に戻ると思います。となると今躍起になって環境を整えなくても、あるものでとりあえず間に合わせるという考え方でもいいのかもしれません。
ですが私の場合「長時間快適に執筆できる」という観点で環境を整えれば、今後は自宅でブログ執筆に集中できる環境を手に入れることができるんだ! と考え、妥協せずにいろいろと試しているところです。
【作業環境について】液晶テレビをPCモニターとして活用中
寝室の窓際を片付けてスペースを作り、シンプルなデスクとデスクチェアを設置し作業スペースとしています。デスクチェアの横にはスリムワゴン(ニトリでキッチンワゴンとして売られていたもの)を配置し、書類やデスクライト、スマホスタンドなどの置き場としています。
ノートPCの画面を長時間覗きこむのは首や肩に負担がかかるため、19インチの小型液晶テレビをPCモニターとして使い、高さを調節するためにモニター台の上に載せています。モニター台はUSBハブ機能を持つタイプのものなので、デスク上の配線をすっきりさせるのにも便利です。また、ノートPCのキーボードに慣れているため、同じ構造の「パンタグラフ式」のUSBキーボードを使用しています。
また、現在はメインで使っていませんが、テレワークを始めて間もない頃は「ソファに腰掛けて快適にPC作業を行える」という折りたたみ式のテーブルを使用していました。高さ調節もできるため、ソファだけでなく座椅子などに座って使うことも可能です。
フルリモートになってから導入したアイテムの中で特に「(導入して)正解だった!」と感じたのは「デスクライト」「バランスボール」「ストレッチポール」の3つ。


(写真左)デスクライト……作業スペースを明るくなって集中しやすくなるのはもちろん、調光機能付きで自然光に近い色で照らせるため、オンラインMTG時に使うと顔色が明るくなり、すっぴんでもあまり気になりません。
(写真右)「バランスボール」と「ストレッチポール」……座りっぱなしで腰に負担がかかるなと思い、ときどきですがバランスボールを椅子にしながら仕事をしています。また、仕事後に凝り固まった肩・背中・腰をゆるめるため、ストレチッチポールも一緒に購入しました。かなりの効果を感じています。
今後導入したいと思っているものは「少し質の良いデスクチェア」。リモートワーク生活が始まってから通販で購入したため、試座なしで高めのものは怖くて買えず、5,000円ぐらいの安価なものを使っています。それなりに満足はしていますが、値段なりだなと思う部分もあるので、いずれもう少し良い椅子を導入できたらなと思っています。
【オンオフの切り替え方法】まずは着替える!
オンオフの切り替えをするために、意識していることは主に以下の3つです。
「仕事を始める前に着替える」こと……寝間着のような格好で仕事をしていると切り替えが難しいので、出社するときほどきちんとした服装ではないものの、人に見られたとしても大丈夫な格好に着替えてから仕事をしています。
「昼休みは天気が良ければ外に出る」……コンビニやテイクアウト営業の飲食店にランチを買いに行くだけですが、ずっと部屋にいると「昼休み」という感覚すらなくなってしまい、ダラダラと仕事を続けてしまうので、1度リセットするために外の空気を吸ったほうがいいなと感じました。また、帰宅後には洗顔をすることで、午後の業務への集中度が増します。
「残業をしない」こと……これも強く意識しています。通勤をしなくなり、休日も山に登れないことで運動不足になるのを危惧し、悪天候の日以外は1日1万歩を目標に近所を歩くようにしています。仕事の後に歩く時間を作るためにも、仕事はなんとかして定時内に終わらせたいのです。残業なしでその日やるべきことを終わらせるためには集中するしかなく、自然とメリハリがつくように感じています。
腰痛&肩こり対策・食材ストック用アイテムを導入。micvanyさんの場合
【リモートワーク経験&現状】不定期&短時間リモート→フルリモートに
都内IT企業でサービス開発ディレクターとして働いています。基本的には10時過ぎに都内のオフィスに出社し、20時頃に退社する生活で、不定期で月に1回程度、リモートワークをしていました。1日まるっとリモートワークというよりは、午前中だけ家で作業して、午後出社……という半在宅勤務が多かったです。
2月中旬から完全リモートワークになりましたが、勤務時間に大きな変化はありません。勤務中は、ずっとパソコンに向かって仕事をしています。
【作業環境について】オンラインMTGにホワイトボードが活躍
テーブルと作業用デスクを組み合わせてL字にして使い、会社貸与のノートパソコン、モニターで作業しています。業務上ほぼPC作業が中心のためノートPCのパッドではなくマウスを使用しています。また、業務上、スマートフォンを使うことも多いので、スマホフォルダーをテーブルに設置して、アプリの動作確認などをしやすいようにしています。
また、個人的にホワイトボードが活躍しています。ホワイトボードに付箋を貼ってTODO管理をしたり、オンラインMTGの時には、簡単な図を書いて説明したりするのに使っています。TODO管理は、インターネット上のサービスを使って行うことも可能ですが、自分で書いたり、消したりする方が整理しやすい性格なので、少しアナログかもしれませんが、日々活用しています。
自宅での長時間作業を支えるアイテムを導入


終日在宅勤務になり、自宅デスクで長時間パソコンに向かうようになったため、腰痛対策にIKSTARの低反発クッション座布団を買いました。オフィスのようないいイスはスペース的に置けないので、座布団が丁度いいです。かなり厚みがあるので、長時間座っていてもお尻が痛くなりにくく、安定感もあります。
また、家の中にいて同じ姿勢が続くため、前よりも肩こりがひどくなってしまいました。そこで同僚に勧めてもらったのが、低周波治療器。今の時期は、マッサージなどに行くこともできないので、家で肩こり対策をしています。オムロン 低周波治療器 エレパルス HV-F127を使用しています。
\こんなアイテムも導入しました【ミニ冷凍庫】/
一人暮らし用の小さな冷蔵庫を使っているのですが、食料品をネット通販などでまとめ買いすることが増え、すぐ冷蔵庫がいっぱいになってしまうようになったので、別でミニ冷凍庫を買いました。作り置きしたおかずをストックしたり、夏場は氷を作って冷たいドリンクを飲みながら作業しようと思っています。
【オン・オフの切り替え方法】週単位でのルーチーンを意識
平日にやることと、土日にやることを分け、1日単位、週単位でのルーチーンを作ることを意識しています。
例えば平日は朝7時に起きて、お弁当を作り、化粧と着替えをして、始業20分前にコーヒーを淹れます。お昼休みはきっちり1時間取って、終業後はモニターの電源を消し、できるだけノートPCも開かないようにしています。週末は、映画を見たり、時間のかかる料理をしたりします。今まで買ったことのない食材を買ってみたり、「毎週日曜日の夜はおつまみ盛り合わせを作る」と決めて、何を作ろうかなと考えるのも楽しいです。
週3→週5リモートでデスクと椅子の必要性を実感。スイさんの場合
【紹介者】スイさん(Blog)
【リモートワーク経験&現状】完全在宅勤務にシフト
全社員が日数のしばりなくリモートワークが可能な企業で働いており、これまでも週3日程度はリモートワークを行っていました。
ただ、新型コロナウィルスの影響で出社禁止に。取引先への訪問やセミナーの実施もすべてオンラインに変更になったので、今は完全に在宅で仕事を行っています。
【作業環境について】デジタルとアナログをバランスよく使用
主に自室のデスクで仕事を行っていますが、気分転換のためにリビングの机で仕事をすることもあります。また、部屋の明かりだけだと手元が暗くなるので、デスクライトも導入しています。
元々週の半分は在宅で仕事をしていたとはいえ、週5日テレワークをするとなると腰への負担が大きく異なるということに気付き、長時間PC作業をする上でデスクと椅子は必須だと改めて感じました。リビングで仕事を行うときは、ソファに座り厚いクッションを腰とソファの背の間に挟むようにして、隙間をつくらないようにしています(これだけでも腰への負担が大きく変わるような気がします)。
ビデオ会議をするときは会社から支給されたイヤホン、またはヘッドセットを必ず使うようにしています。PCのマイクで直に拾った音に頼っている方も少なくないと思いますが、聞き取りづらい&音を拾いづらいため、イヤホンやヘッドセットを導入するだけでも仕事のしやすさが変わると思います。
PC画面からあえて「目を離す」ためのアイテムたち
PCの横には必ず手帳とペン、アナログの時計を置いています。すべてオンラインで完結させることももちろんできるのですが、ずっとPC画面を見ていると目が疲れますし、画面上を目が上滑りして考えがうまくまとまらないなと感じることも多いので、あえてアナログなツールをミックスするようにしています。
\導入してよかったもの【アナログの時計】/
元々リモートワーク環境は整っていた方かと思いますが、最近導入してよかったなと思ったのはアナログの時計です。PCの横の目線をずらせばすぐ見える位置に置いています。 アナログの時計があると感覚的に時間を把握でき、「あと10分でミーティングが始まるから準備に移ろう」「終業まであと1時間半だからこれをやってしまおう」というふうに考えられるようになりました。
今後、導入を検討しているのは「PCスタンド」。どうしてもPCを見ながら首が前に出て背中が丸まる格好になってしまうので、姿勢が悪くなってしまうのが心配で。そのため、ノートPCのキーボード部分に角度をつけて、モニター部分が少しでも上にくるようにできるPCスタンドを購入したいと思っています。
【オンオフの切り替え方法】1時間に1回は仕事の手を止める
仕事が終わった後は、PCや会社携帯は鞄にしまってからリビングに行ったり、自室に置きっぱなしにして散歩に出かけるなど、仕事と「物理的に離れる」ことを意識しています。
また、自宅でもメリハリをつけつつ仕事に集中するために、1時間に1回は、とりあえずトイレに行ってみる、キッチンに立ってお茶を入れてみるなど、「空間の移動」「とにかく立ち上がること」ことを意識するようにしています。
リモートワークを始めたばかりの頃は「サボっていると思われるのではないか」などとパソコンの前から離れることに罪悪感を覚えることもありました。でも、「オフィスにいるときだってトイレには行くし、お茶を入れることもあるし、人と喋る時間もあるよな」と思うようになり、今では適切に休憩を取って仕事時間は仕事に集中できています。
リモートワーク歴約6年! コロポンさんの場合
【紹介者】コロポンさん(Blog)
【リモートワーク経験&現状】夫婦で在宅勤務&在宅保育中
2014年ごろから徐々に在宅勤務の日数が増え、2017年には基本リモートワーク(月1~2回対面ミーティング)になりました。新型コロナウイルス流行以降は、完全リモートワーク。夫も3月下旬以降リモートワークになっています。
また1歳の娘が、保育園の登園自粛要請が出たため、現在在宅で面倒をみながら仕事しています。子どもをみながらの在宅勤務がかなりつらい……という状況です。
【作業環境について】複数PCモニターを設置し、作業画面を広く
2019年7月に現在の家に引っ越して、3LDKの1部屋(約6畳)を主に仕事をする部屋に(仕事専用部屋ではないので、化粧台等も置いてあるのですが……)して、広めのデスクを設置しています。仕事中のほとんどをこのデスクで過ごしています。
Webサイトや動画関連の業務が多いため、ノートPCにモニターを2台つなぎ、トリプルディスプレイに。基本ノートPC画面にビデオチャットを全画面表示&繋ぎっぱなしにして、他のモニター2台で作業を進めています。最近ではさらに1台サブノートPCでSlackを立ち上げています(デスク上に4画面ある状況です)。
デスクはIKEAのイドーセン シリーズのもの。ガタツキがなく堅牢、そしてかなり大きいです(横160cm、奥行き80cm)。この大きさだからこそ、複数ディスプレイ環境を実現できています。


マウスはロジクールのM325tLSを使用。「ウェブ用ホイール」というウェブブラウジング用にデザインされたスムーズにスクロールができるホイールがついていて、縦長のWebサイトを扱う作業が多い私にとってはこのマウス以外受け付けなくなってしまいました……。
マウスパッドは品名等は不明ですが、リストレスト(手首の下に敷くクッションのようなもの)と一体になっている点がお気に入り。これがなければ手首を1日で痛めてしまいます。
椅子の上には姿勢サポートシート(MTG Style Athlete)を載せています。個人的には寄りかかったとき背中がデコボコに当たって押されるのが気に入っています。
\こんなアイテムも愛用しています/
地味にクリップ式ドリンクホルダーが便利。結露でデスクを濡らさなくて済みますし、貴重な机上スペースを使わずドリンクが置けるので重宝しています
新型コロナウイルスの影響で在宅勤務になった夫は、現在リビングのダイニングテーブル上で仕事をしています。距離的に少し離れた環境で作業できていることもあってか、特にやりづらさなどは感じていません。
夫婦揃っての在宅勤務の場合は、なるべく物理的に距離をとるのが重要なのではないかと思います。私も邪魔しないように、なるべくリビングに行く回数を減らすようにしています。
作業環境は整っていたけれど……
ただ、夫婦揃っての在宅勤務に加え在宅保育になってからは生活が一変。 毎日の記憶が曖昧になるくらい目まぐるしく日々を乗り越えています。
◯おおよその1日の家庭内スケジュールを決め、仕事の調整や夫婦間の分担などをしやすくする
◯お互いのビデオミーティングの把握×子守の協力体制
などを実行して、なんとかやっています。ただ大前提として、子守しながら普段通り仕事するのは本当に無理です。完全に解決するには「保育園に行ってもらう」以外ないのだと思います(保育園に感謝しかないです)……。
【オン・オフの切り替え方法】休むときは休む&体を動かす
在宅勤務はオフィス勤務時よりもオンオフをもっとはっきり区別するようにした方が効率的なのかもしれません。家だといろいろな誘惑もあるから、いっそ誘惑に負けておいて、その後一気に仕事を終わらせる。そんな時間の使い方の方が在宅だと良かったりするのではないかな……と。
例えば私は、仕事中疲れたら寝室に移動し、ベッドで横になり身体を伸ばしたり、(ここで白状しますが)仮眠をとることも。もちろん勤務時間中はちゃんと連絡取れないとみんなが困るので、それだけは気をつけなければいけないとは思いますが、それ以外に無理に常時仕事しているふうを装う必要はないと思います。その代わり、成果物はちゃんと出して信頼してもらわないといけないなとは感じています。なので、仮眠をとったあとは「やらなきゃ」という使命感で一気に作業を終わらせられる気がします……。
あとは子どもを登園させていた頃は、運動不足解消も兼ねて、昼休みにランニングをしていました。在宅だとどうしても身体を動かす機会が少ないのでいい習慣だったと思います。が、子どもが家にいる今はそれは難しい……。
夫婦共に在宅勤務はベテラン! 新規で子ども向けのアイテムを導入。おなじといっしょさんの場合
【リモートワーク経験&現状】在宅勤務は手慣れたもの。ただし子ども2人が絶え間なく家に
「おなじといっしょ」という育児ブログを書いています。夫とともにWebサイト制作関連の仕事をしており、フリーランス時代を経て自宅兼作業所という生活を14年間続けています。
長年自宅作業を続けているため、リモートワークに関する混乱はないのですが、普段と今回の騒動との大きな違いは「小学生&保育園児が絶え間なく家にいること」。これは正直に申しまして、かなり大変ですね……。
【作業環境について】持ち歩けるMac miniを愛用
普段から自宅と職場に同じサイズのPCモニターを置き、お弁当箱サイズのMac miniを持ち歩くようにしています。
「しまった!データが同期していない」「貧弱なPCだったので思った以上に作業に時間がかかる」……と仕事場が2拠点あることでたくさんこういった失敗をしてきた身としては、Mac mini を持ち歩く方法が自分に合っています。PCが違うことで生じる細かいストレスがなくなりました。ノートブック型のMacBook Proだとカッコ良すぎる、Mac mini を弁当箱のように持ち歩くギークじみた無骨なスタイルも自分らしくて気に入っています。

インスタ勢のお弁当のようにおしゃれっぽく撮ろうとしたんですけど無理がありました
もともと夫婦共にリモートワーク必須な職業なので、快適な自宅作業環境づくりは最も重要な課題です。在宅仕事が快適にできるのは都市部かそれとも田舎かという視点で引越しを決めたり、仕事部屋の作業机もこだわったり。2回のバージョンアップを経て今はIKEAで買ったビジネス用の大きな会議テーブルを夫婦で共有して使うスタイルになっています。
子どもを見ながら作業を進捗させるために導入したもの
長年自宅作業を続けているため、だいたいのものは揃っているのですが、今回「子どもが常に仕事場にいる状態」でもなんとか作業を進捗させるためにいくつか購入したものがあります。


まずは、洗濯のり。洗濯のりと食器用洗剤でシャボン玉液を量産して、ベランダでシャボン玉遊びに興じていただく間に、仕事を進めます(作業デスクから目の届くところにベランダはあります)。
それと、あつまれ どうぶつの森。予定を早めて思い切って買ったのですが、大人の手を借りず、子どもらだけで遊べるゲームの存在はすごく助かりました。
そのほか、今わが家で試している最中なのが、夫婦間でのシフト制育児。作業に没頭できない、ということが大人にとって非常に大きなストレスになることが分かったので、例えば午前からお昼までは私の作業没頭タイムで夫に子どもたちをみてもらい、午後からは夫と交代しています。
\こんなアイテムも導入しました【プリズナートレーニング】/
監獄でも最強になれる筋トレの本。筋トレは専用グッズが必須と思われがちですが、道具を使わず自分の体重を使って畳一畳分のスペースでトレーニングする方法が載っています。
長期間作業に集中すると、エコノミー症候群のような状況を自ら作り出してしまい調子が悪くなったり、今回のように育児しながらだと思うように作業に集中できず、気持ちがクサクサしてしまうことも多々。筋トレというよりも気分転換に役立っています
【オン・オフの切り替え方法】意識的に「オフタイム」を捻出する
結婚当時から子どもが生まれた今も「生活=仕事」のような暮らしの我が家。今回、この依頼ではじめて気がついたんですけども「オンとオフの切り替え」という概念がないような……。
子どもの相手や家事を考慮しないのであれば、晩ご飯の煮物を煮込んでる間や朝のホットケーキを焼いてる間にも作業(たまに焦がします)するなど、寝ている時とトイレ以外はPCに向かっているような生活をしてきました。
とはいえ今までのやり方と今回の事態はまったく違い、子どもたちのためにもオフの切り替えが重要だなと感じています。
その際に役立っているのが、家族みんなで寝る前にNetflix『レモニー・スニケットの世にも不幸なできごと』を1話ずつ見るという習慣。過度のお色気シーンも暴力シーンもなく子どもと安心して見れる上に、最高に作り込まれた世界観とウィットに富んだキャラたちのやりとりが、おとなも娯楽として十分に楽しめ、1日の終わりにちょうどよいボリュームの物語が繰り広げられます。
子どものために始めた習慣ですが、今はわたし自身の何よりの心の拠り所になっています。