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求人情報で「年俸〇〇万円」や「月給〇〇万円」といった記載を目にして、ふと疑問に思ったことはありませんか?「自分には、どちらの給与形態が合っているのだろう?」「提示された額面通りに受け取れるわけじゃないって聞くけど、手取りはどれくらいになるの?」
給与形態は、あなたの働き方やライフプランに直結する大切な要素です。
この記事では、「年俸制」と「月給制」の仕組みから、手取り額の違い、そしてあなたの働き方やライフステージに合った賢い選び方まで徹底解説します。
給与形態にはさまざまな種類がありますが、大きく分けると「年俸制」と「月給制」の2つに分類されます。どちらも給与の支払い方法ですが、その内容は大きく異なります。まずは、それぞれの基本的な仕組みを理解していきましょう。
年俸制は、労働者の成果に応じて1年単位で給与額を事前に決定し、それを12回(または14回など)に分けて支給する制度です。企業によっては、賞与(ボーナス)を含めて年俸に組み込んでいる場合もあります。
月給制は、毎月一定の金額が支給される給与制度です。一般的には年2回の賞与(ボーナス)が支給されるケースが多く、日本の多くの企業で採用されている給与形態です。
年俸制=高収入、月給制=安定、というイメージを持たれがちですが、実際には企業の制度設計や働き方によって大きく異なります。この基本を理解した上で、次に「手取り額」でどう差が出るのかを見ていきましょう。
「年俸〇〇万円」と「月給〇〇万円」という数字だけを見ると、一見年俸制の方が高収入に見えるかもしれません。しかし、実際に手元に残る金額、つまり「手取り額」で考えると、話は少し複雑になります。額面と手取りの違いを理解することが、給与制度の「お得」を判断する上で非常に重要です。
求人票や給与明細に記載されている「年俸」や「月給」は「額面(総支給額)」と呼ばれます。これは、税金や社会保険料などが差し引かれる前の「給与の総支給額」を指します。
実際に手元に入る金額は「手取り額(差引支給額)」といい、額面から以下のものが差し引かれた金額になります。
これらの控除額は、個人の年齢や年収、扶養家族の有無、居住地などによって異なります。
重要な点として、各種税金や社会保険料は給与形態によって変わるものではありません。多少の差はあるものの、年収が同じであれば、年俸制でも月給制でも徴収される額は基本的にほぼ同じです。
年俸制と月給制では、最終的な年間の手取り額は年収が同じであれば概ね変わりませんが、給与の内訳や残業代の有無によって、月々の手取り額や、収入に対する実感に違いが出る場合もあります。
給与形態には一長一短があり、どちらが優れているというものではありません。どちらの制度が向いているかは、働き方やキャリアに対する考え方、ライフスタイルによって変わってきます。
同じ年収480万円の場合でも、給与制度の形態やボーナス、残業代の扱いの違いで、月々の手取りや年間の総手取り額の印象は変わります。以下の簡易シミュレーションで比較してみましょう。
※横にスクロールしてご覧ください
| 項目 | 月給制の例 (年収480万円) | 年俸制の例 (年俸480万円) |
|---|---|---|
| 基本給/月額 | 30万円 | 40万円(年俸を12分割) |
| 賞与 | 年2回、各2ヶ月分(年間120万円) | 年俸に含まれる(別途支給なし) |
| 想定年収 (額面) |
30万円 × 12ヶ月 + 120万円 = 480万円 | 480万円 |
| 残業代の扱い | 法定時間外労働に対して別途支給(例:月20時間で約4万円加算) | 年俸に一定時間分(例:月40時間)のみなし残業代が含まれる場合 |
| 月々の手取り | 約23~25万円(基本給30万円から控除後) | 約31~34万円(月額40万円から控除後) |
| 年間の手取り | 約380~400万円(ボーナス含む総支給額から控除後) | 約380~400万円(年俸総額から控除後) |
| 変動要因 | 残業時間、ボーナスの業績変動 | 個人の成果、企業業績による年俸改定 |
※上記はあくまで簡易的な例であり、控除額は個人の状況(扶養家族、社会保険料率、税率など)によって変動します。
※月々の手取り額は、それぞれの額面から社会保険料(健康保険料、厚生年金保険料、介護保険料、雇用保険料、労災保険料) や税金(所得税、住民税)が差し引かれた後の金額を想定しています。
このように、「どちらが得か」は単純な額面比較では判断できません。制度の中身や控除の仕組みまで理解することが、納得のいく働き方を選ぶカギになります。
給与形態の選び方は、働き方だけでなくライフステージによっても変わってきます。ここでは、代表的なライフステージごとに、どちらの携帯がフィットしやすいかをモデルケースとして紹介します。
給与制度は「収入が多いかどうか」だけでなく、生活の安定性や柔軟性、将来のライフプランとの相性も大切です。自分のライフステージに合った制度を選ぶことで、納得感のある働き方が実現できます。
年俸制と月給制、どちらが自分に合っているかが見えてきたら、次は実際に求人情報をチェックする際に、給与形態についてどのような点を確認すべきかを押さえておきましょう。額面だけにとらわれず、詳細をしっかり確認することが、入社後のミスマッチを防ぐカギとなります。
年俸制、あるいは月給制でも、「みなし残業代」や「固定残業代」が含まれているケースが増えています。これは、給与の中に一定時間分の残業代がすでに含まれていることを意味します。
もし、含まれている残業時間数が多いにもかかわらず、提示された年俸・月給が相場と変わらない場合は、実質的な給与が低くなる可能性があるので注意が必要です。
特に月給制の場合、ボーナスの有無やその算定基準は年収に大きく影響します。
基本給以外にも、住宅手当、通勤手当、家族手当、資格手当など、さまざまな手当があります。これらは手取り額を増やす重要な要素です。
給与形態だけでなく、将来的な収入アップにつながる昇給や昇進の仕組みも確認しておきましょう。
これらの項目は、求人票にすべて記載されていないこともあります。面接時や内定が出た際に、人事担当者や現場の社員に積極的に質問し、疑問点を解消することが大切です。入社後の「こんなはずじゃなかった」を防ぐためにも、納得できるまで確認しましょう。
「年俸制」と「月給制」。この二つの給与制度は、働き方やライフプラン、そして実際に手元に残る「手取り額」に深く関わってきます。
年収が同じであれば、税金や社会保険料に大きな差はありません。しかし、各形態のメリット・デメリットや、ライフステージごとの適性、そして就職時にチェックすべきポイントを知ることで、納得のいく選択ができます。
給与形態は、日々の業務への意欲や、将来設計を左右する重要な要素です。求人情報を見る際は、額面だけでなく、ご自身の働き方やライフプランに合うかをしっかり見極めましょう。
(イーアイデム編集チーム)