私が整備士になろうと思ったきっかけは、親戚に整備士さんがいて、私が自動車の免許を取得したばかりで車のエンジンがかからなくなった時に、すぐに私のところまで来てくれて、すぐに解決してくれました。私はすごく感動して、「困った人を助けて、車も元気にする、こんなすてきな職業があるのか!」と思い、私は工場で働いていたのですが、すぐに転職を決意しました。
整備士はもちろんですが、車に対する知識がすごく深くなります。車1台につき3万点以上の部品が付いています。その部品の1つ1つに役割があり、その役割も覚えられます。「この部品があるから、走れる!曲がれる!止まれる!」もう車のスペシャリストになれます。
そして、実は車だけではありません。整備士は接客のスペシャリストにもなれるんです。車を運転しているのは人。車の持ち主も人なのです。接客が良くなければ、再びご来店していただけないのです。整備士は車の知識・技術はもちろんのこと、接客の知識・技術も身に付きます。
整備士のやりがいはズバリ!お客様の喜ぶ笑顔が見られることです。車に対する接客、人に対する接客を重視しておもてなしをすることで、お客様から『ありがとう』と言っていただけた時がとても嬉しく、「車も喜んでいるんじゃないかな?」って気持ちになります。また頑張ろうってなれます。
もとから車が好きだからです。運転だけでなく、車のメンテナンスも自分でできる範囲でやっていました。そのためずっと車に携わることができる整備士の仕事を選んだのです。毎日オイルにまみれ、車の下に潜ったりする仕事ですが、好きなので苦になりません。車の不具合は、これと決まったものがありません。正確に状態を見極め、的確な修理をすることが求められます。
お客様に口頭で説明する機会が多いので、接客やコミュニケーションのスキルが上がったと思います。車好きのお客様とは、アドバイスがてら少し雑談することもあります。また、車は日々改良され、新しい技術も次々搭載されているものです。そのため、どんな車の修理・点検を頼まれても対応できるように、日々勉強しています。だから車の知識は増える一方です。
車の不具合を見つけ、きちんと修理することができると達成感を得られます。車は少しでも不具合があると、重大な事故を起こしてしまいかねないので、直接的ではないにせよ、整備士は命を守る仕事だと思っています。なにより、好きなことを仕事にして、きちんと飯を食えるというのはとても幸せなことです。
整備士のお仕事は、車検などを行う点検作業、事故や故障に対応する緊急整備、エンジンやミッションなどを分解して故障をなおす分解整備が主な仕事となります。
整備士になるには国家資格が必要です。勤め先はディーラーや整備工場、ガソリンスタンドなどがあります。自動車は日々進化しているため、それに対応できる柔軟性が必要となります。そのためただ車が好きなだけではなく、整備することにも興味がある人間が向いています。
お客様と対面して説明やアドバイスをすることや、車両の不具合をうまく聞き出すこともあるためコミュニケーション能力も必要です。細かい部品に触れたり、細部の修理もあるため、精密な作業を求められることもあります。車は少しの不具合でも大きな事故を起こすことがあるため、人の命に関わる大切な仕事です。よってエンジンなど重要な部分の分解整備の仕事は、国から認定された認証工場と指定工場でしか行えないことになっています。