もともと、量販店で様々な商品を見てまわり、自分の知らない商品に出会うことが大好きでした。そういった理由から、自分もたくさんのお客様に新しい商品に出会う楽しさを知ってもらいたい、興味を持ってもらいたいと考えるようになり、ぜひ働きたいと思いました。
一年間を通して、どの時期にどういった物がたくさん売れるのか、データを通して知ることができました。量販店での売れ行きは予想通りの物もありましたが、自分が予想もしていなかった物も売れ筋に含まれており、大変勉強になりました。また、接客をすることによって、商品に関する知識が非常に増えました。お客様の質問に答えられなかった時は詳しい人に聞いて、次からは答えられるようにしていたので、少しずつですが知識が増えました。
お客様の接客をして説明を求められた時に、お客様に聞かれたことだけでなく、お客様が求めているであろう情報をこちらから開示することで、非常に感謝される時があります。「あなたに聞いて良かった。」と言われると、うれしくなります。また、売上を読んで品数を決めた時、読みどおりだと思わずガッツポーズをしてしまいます。
私は人と接することが好きだったので、顧客はもちろん、周囲の人とコミュニケーションを取ることが多い、大型ショッピングセンターを就職先として選びました。大型ショッピングセンターは日用雑貨、食料品から家電、衣料品まで扱っていますので、様々な層のお客様が来店されます。自分の持ち場の商品やサービスを如何に理解して気に入ってもらい、どうやって購入に結びつけるかを考えることが重要です。そしてそこからお客様に喜んでもらえるというのが、大きな喜びにもつながっています。
大型ショッピングセンターの扱う商品やサービスは多岐にわたります。担当売り場の異動もありますので、狭い知識だけでは一流の販売員にはなるのは難しいです。担当した商品はどんなものでも詳しくなろうと勉強しました。その商品知識がお客様への説明に役立ちました。また商品のレイアウト、フロアごとの売れ筋アイテムの陳列方法、年間を通して顧客の動向や売れる物がどんなアイテムなのかなど、マーケティング視点で普段の業務を捉えられるようになりました。
自分が自信をもって説明した商品をお客様が気に入り買っていただけた時は販売員としてのやりがいを一番感じました。時には返品のクレームを受けたこともありましたが、誠意をもって対応した結果、お客様に納得していただけましたし、自分の対応力に自信が持てるようになりました。担当売り場のレイアウトや仕入れを任された時は、自分が責任をもって一つの売り場を仕切ることができ、大変責任とやりがいを感じました。
多くの商品を大量に仕入れて販売している企業は、量販店と呼ばれています。家電製品を販売していたり、スーパーマーケットなどで食品を販売していたりすることが多いです。販売員は、特定のジャンルを専門としていることが多く、別のジャンルへの異動は少ないです。長く勤務していくうちに専門知識が身についていきます。
大型のショッピングセンター(SC)の仕事は、飲食店や衣料品店を中心に、幅広い業種にわたっています。具体的な仕事内容としても、飲食店であればホールやキッチンスタッフ、衣料品店であれば接客やレジ、商品補充など、具体的な職種についてもその店舗によってさまざまです。