病棟勤務のときに患者様がもっと早期に病気を発見できていればと言うケースが度々あったため、病気を予防する保健師の仕事に興味を持ち始めて目指しました。患者様の健康維持に大きく関わるだけに責任が重大ですが、今までの看護師としての経験を生かしながら患者様の身体的や経済的な負担の軽減に貢献できていると自負しています。
保健師は人の病気予防という仕事内容の関係上で患者様と末永いお付き合いをしていきますので、信頼関係を築き上げていくスキルが身に付きました。小さなお子さんから高齢者の方まで年齢層が幅広いので年齢に合わせたコミュニケーション能力も養われました。看護師と保健師の両方の資格を取得することで知識もその分豊富になりました。
患者様の病気が良くなったときは看護師の方が分かりやすいですが、保健師の場合は患者様が病気にかかる前に予防ができていると思ったときにやりがいを感じます。病気に対して不安な気持ちを抱いている患者様のお話をしっかりとお聞きし、できるだけ不安を取り除いてあげられるように日々努力をしています。そういった患者様の表情が和らいだときにはこちらも嬉しさを感じます。
看護助手の仕事は患者様の身近のお世話が中心で、看護師さんや医師がケアや治療を行いやすいようにサポートすることです。祖母が要介護で自宅で介護をしていたので、自然に身の回りのお世話をしていたのがきっかけでした。医師や看護師と違い治療をすることはないので、患者様の身近なお話し相手、相談役として接していけるのでやりがいがあります。
患者様と密に関わる仕事なのでコミュニケーション能力は必要になります。長い入院生活をされる方もいてストレスを感じている方も多いので、話を聞いてあげる方の能力が求められます。身の回りのお世話をするので、患者様が快適に過ごせるように、患者様が何を求めてるか気づく力も必要です。また、医師や看護師と患者さんを繋ぐ潤滑剤の役目も果たさなくてはいけません。
看護助手という仕事は正直に言ってしまうと簡単な仕事ではありません。医師や看護師の仕事の雑用もありますし、患者様の不満などを聞いたりもします。勤務もシフト制なので夜勤もあり、体力勝負です。しかし、その分、患者様から「ありがとう」といってくれたり、私を指名してくれる患者様もいて家族のように接してくれるときにやりがいを感じます。
看護師は、医師の指示を受け、患者の療養上の世話や診療の補助を行う医療専門職です。具体的には、患者の状態観察、バイタルサイン測定、薬剤投与、傷口処置、リハビリテーションなど、様々な医療行為を行います。
看護助手の仕事は、看護師の指示を受け、患者の身の回りの世話や病室内の環境整備を行うことです。具体的には、食事の配膳や介助、入浴介助、排泄介助、ベッドメイキング、医療機器の洗浄や消毒、備品の整理整頓などを行います。
保健師は、地域住民の健康増進と疾病予防に努める専門職です。具体的には、乳幼児健診、予防接種、健康相談、母性保健、高齢者保健など、様々な活動を行います。
看護師、保健師、看護助手の3つの職種は、それぞれ異なる役割を持ちながら、患者の健康と福祉を守るために重要な役割を担っています。