介護サービスを提供させていただくにあたり、利用者様にとってどのようなサービスが必要であるのか、またどういったサービスを求めているのか。サービス提供責任者が計画を立て、管理していくという仕事に魅力を感じました。現場で働くこともとても重要ではありますが、責任者として他の関係機関との関わりを持つことで、利用者様に安心した生活を送っていただけるようなサービス提供が大切であると感じます。
利用者様やそのご家族、ケアマネジャー、他のサービス事業者との協力等で様々なつながりを持つこととなります。その上でコミュニケーションの能力が身についたと実感しております。また介護スタッフの勤務管理や仕事の悩みの相談を聞いたり、ケアプランに従って計画書を作成したり、介護保険法により詳しくなったりと自身のレベルアップにつながったと思います。
現場で介護するだけではなくサービス提供責任者が関係機関との連携を図り、利用者様の生活の質の向上を目指しその先で笑顔で暮らしていただける。そしてお礼の言葉をいただけたら嬉しくなります。大変な仕事ではありますが、利用者様の喜ばれる姿を見られることでこの仕事をしてよかったと誇れるものがあると思います。また、介護マネジメントとして実績を上げることです。
まず人と接する仕事をしたいというのが出発点にあり、そして人の助けになるような仕事をしたいと思うようになりました。人を助けるというと少しおこがましいかもしれませんが、自分の力が誰かの助けになってくれたらいいなと感じたのが始まりです。ソーシャルワークといってもその範囲はとても広いのですが、人のためになにかできないかと思ったのがソーシャルワーカーを選んだ理由です。
ソーシャルワーカーの基本は相手との対話です。相手の話をよく聞き、その本音を聞きだすために柔軟なコミュニケーション能力が養われます。またそのコミュニケーションで得た情報をどう生かしてくかというプランニング力もソーシャルワーカーとして重要なスキルです。業務を進めていくうちに自然と社会福祉に関する専門知識も身についていきます。
ソーシャルワーカーの基本である対話を通して、その相手を理解し信頼されることで深い人間関係を築くことができます。はじめはどこかよそよそしい態度で接してくる相手でも、じっくりと向き合うことで少しずつその関係が改善され、次第に心を開いてくれるようになります。忍耐力が要求されることもありますが、人が自分を信頼し心を開いてくれた瞬間はやりがいを感じます。
サービス提供責任者は、高齢者や障がい者の自立した生活を支え、介護サービスの質向上に努めます。個々のニーズに合わせたサービスプランの作成やヘルパーとの連携を図り、サービス提供手順書の作成、指導も行います。
ソーシャルワーカーは、幅広い分野で困っている人の力になります。相談業務、ケースワーク、関係機関との連携、地域活動など、多岐にわたる業務を担います。エンパワーメントを通して、自立支援、自己決定の尊重、社会参加を促進します。
共通点としては、利用者一人ひとりに寄り添う姿勢、専門知識とコミュニケーション能力、倫理観と責任感などが挙げられます。相違点は、サービス提供責任者が介護サービスに特化しているのに対し、ソーシャルワーカーは幅広い分野を担当することです。