みなさんこんにちは!ズズーー!! ライターの佐藤エイと申しま……ズゾーー!!!

私は現在わんこそばに挑戦中です。なぜかというと……

 

私は岩手県出身でして、以前もおすすめのお土産を紹介させてもらいました。

しかし、ここでは紹介できなかった名物料理があるのです。それは……

 

盛岡三大麺!

 

わんこそば、盛岡冷麺、じゃじゃ麺の三つを合わせてそう呼ばれています。郷土が誇る麺料理、せっかくなら県外の人にも味を楽しんでほしい!!

 

というわけで今回は、関東で食べられる本格的な盛岡三大麺を、ジモコロ編集部のギャラクシーさん(兵庫出身)と鬼谷さん(栃木出身)に食べさせて反応を見てみます。

盛岡三大麺に興味のある方、在京の岩手出身者のみなさん、ぜひ参考にしてください!

 

▼登場人物

 佐藤エイ:岩手県出身

ギャラクシー:兵庫県出身

鬼谷:栃木県出身

 

▼紹介するお店

・わんこそば

 └「わんこそば たち花」横浜市・東白楽

・盛岡冷麺

 └「ぴょんぴょん舎」墨田区・押上

・じゃじゃ麺

 └「じゃじゃおいけん」世田谷区・三軒茶屋

 

 

岩手といえば!「わんこそば」

というわけでここで冒頭に繋がるのですが、まずは『わんこそば』から食べてもらいましょう!

横浜市にある「わんこそば たち花」さん。本格スタイルのわんこそばが体験できるお店です!

 

▼わんこそば たち花

・住所|神奈川県横浜市神奈川区白楽5-13

・定休日|なし

・営業時間|11:30~20:00

・電話|045-431-9445

「本格わんこそばってどんな感じなんですか?」

「店員さんが『はいじゃんじゃん♪ はいどんどん♪』って言いながら、次から次へとお椀にお蕎麦を入れてくれるのが本格スタイルですね!」

「お腹いっぱいになったらどうしたらいいの?」

「お椀に蓋しない限りエンドレスでお蕎麦が入れられ続けます。蓋を完璧に閉めないと隙間からねじ込まれるので注意してください」

「普通の飲食店ではありえないことが許されている」

 

・盛岡名物 わんこそば食べ放題|大人3900円

 

「そばだけを食べるのかと思いきや、天ぷらにだし巻き、漬物とかも付いてくるんですね。豪華~!」

「薬味もかつお節やくるみなどたくさんついてきましたね。こういうので味変しながら食べ進めるのか」

 

「このおはじきも食べるの? 火垂るの墓みたいに」

「違います。そばを5杯食べるごとにおはじきを1枚置いて、自分で数を数えるシステムです。女性は80杯、男性は100杯食べると記念の品がもらえるそうですよ!」

「せっかくチャレンジするなら記念品もらいたいな。100杯目指して頑張るぞ!」

 

▼ではわんこそばスタート!▼

 

開始の合図とともにお椀にじゃんじゃんおそばが入れられます。さあ食べるぞーーー!!!

 

「え、1杯このくらいの量なの!?(※約10グラム) これなら100杯でもイケる気がしてきたな」

※平均的な盛りそばは約220グラムくらい

「僕てっきり冷たいお蕎麦だと思ってたんですけどあったかいんですね。お腹に優しくていい!」

「美味しい〜!ツルツル食べられちゃいますね」

※店員さんに教えてもらったわんこテク=「満腹感を覚える前に食べられるだけ食べた方がいい」

 

10分後……

 

 

「うっうっ……もう限界……」

「早くないすか!?!?」

「実は別の取材で2時間前に幕の内弁当食べたんだよね……急激にお腹いっぱいになってきた」

「律儀につゆまで全部飲んでたからお腹に溜まっちゃったんですよ!」

※店員さんに教えてもらったわんこテク=つゆは飲まずに麺だけ食べる

「これを食べたら蓋して終わりにするぞ……よし! ごちそうさ……」

 

シュババー!!!

 

「はい、蓋しないと終わりませんからね~」

「容赦ねぇ」

「これ、食べ切ってから蓋持つんじゃ遅いわ。蓋を持った状態で食べながら備えないと。次こそ蓋を閉める……閉めるぞ……」

 

オラァァァッ!!!

 

「ふ〜〜〜!!!成功した〜〜〜!!!」

「もう戦いだなこれ」

 

「かく言う私もだいぶ苦しくなってきたかも」

「お椀置いちゃってる」

 

「このおかずたちにかなり助けられてます。美味しいし口がリセットされる」

「佐藤さん今何杯目ですか?」

「私はもうすぐ80杯ですね」

「僕は……そろそろ100杯超えるな」

「えっ、いつの間に!?すご!!」

「なんか全然苦しくならないのが逆に怖いです」

 

「はぁ……はぁ……これで80杯……!」

「頑張れ! 強い意志で蓋を閉めるんだ!」

 

スターーーン!!!

 

「フィニッシュ〜!!目標達成できました!!」

「おめでとうございます!」

「おめでとうございます!」

 

「僕はすでに100杯超えてるから記念品はもらえるんですけど……せっかくだからいけるとこまでいってみます」

「まだ食べるの!??」

 

「涼しい顔してるのがちょっと怖くないですか?」

「七つの大罪系の敵キャラでいうと『暴食』だよね……『ねぇ、あれ食べてい~い?(ニチャァァ)』みたいな」

「100杯までは英雄を見る目だったのに、今や化物を見る目に変わっている」

「盛り蕎麦換算で8枚以上食べてるんだから実際化物じみてる」

「あれ、おはじき入れからおはじきが無くなった…… じゃあこれで終わりに……」

 

シュババッ……!

 

「あぶね〜〜〜!!! もうちょっとで入れられるところだった」

「じゃあ、これで全員ごちそう様できたということで……結果発表といきますかね」

「私は80杯ジャストでした!目標達成嬉しい〜!」

「僕は……」

 

「180杯ですね」

「ヤバ!?!?私より100杯も多いの!?!?」

「男性と女性の目標を一人で達成してしまった」

「ギャラクシーさんは何杯だったんですか?」

「僕は……50杯でした!!」

「少なっ」

「少なく思えるけど、盛り蕎麦に換算したら2.5枚(と、おかずとか)食べてるんだから結構すごいよ」

「でもな……僕の三分の一以下だしな……」

「感覚バグってる」

 

というわけで目標杯数を達成した私と鬼谷さんは記念の品をゲット! 記録ノートに名前も書いてきました!

 

ちなみに記録ノートを見る限り、この日のトップは鬼谷さんでした。初心者にしてはというレベルじゃなくて、普通に本当の大食いだった……

とはいえ、歴代最高は700杯以上だそうで、上には上がいるものですね!

「生まれて初めてのわんこそば、いかがでしたか?」

「食べやすいように柔らかめだから、スルッとした喉越しがいいですね。あとダシもちゃんとしてて驚きました。ただ多く食べるだけの料理じゃなくて、普通においしいおそばでした!」

「食事にアトラクション的な要素が加わることってないから、楽しかったですね! 蓋を閉じる攻防とかは思わず笑っちゃうし、多人数で来たら絶対盛り上がる!」

「良かった~! では、こんな感じで盛岡三大麺を制覇しちゃいましょう!!」

「さすがに今日はもうビスケット一枚すら入らないので、別の日にね……」

 

 

これを食べに焼肉屋に行く「盛岡冷麺」

続いては盛岡冷麺を食べに行きます! 私は盛岡冷麺が大好物で、よく食べてました! 焼肉屋さんに行ったら絶対注文するし、お家で茹でるやつもしょっちゅう仕送りに入れてもらってたな……

 

というわけでやって来たのは東京都墨田区、スカイツリー。

レストランフロアにある「ぴょんぴょん舎」さんは、本店が岩手県盛岡市にあって、おそらく岩手県民は誰でも知ってる焼肉チェーン。関東にも何店舗か出店しているので、気軽に本場の味が楽しめますよ!

 

▼ぴょんぴょん舎 Te-su(テェス)

・住所|東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ6F

・定休日|なし

・営業時間|(平日)11:00~22:00 (休日)11:00~22:00 ※フードL.O.21:00、ドリンクL.O.21:30

・公式HP

「上京して8年……故郷の味が恋しくなるとここに来ちゃうんですよね〜」

「ここって焼肉屋なんですね? お肉と冷麺のセットがある」

「そうなんです! 岩手県民は冷麺を食べに焼肉屋に行くんですよ。ここの店舗には牛焼肉と豚焼肉のセットがあって、私は大体どっちかを頼んでます。今日は牛の気分かな〜」

「僕は豚にしようかな! 白金豚っていう岩手のブランドポークらしいですよ」

「あと冷麺の辛さが選べるんですが、別辛を選ぶと辛みを分けて持ってきてくれます。自分で辛さ調整できるのでおすすめですよ」

 

・盛岡冷麺と黒毛和牛カルビ|2000円(佐藤)

・盛岡冷麺と白金豚カルビ|1600円+ライス370円(鬼谷)

 

盛岡冷麺(単品)|1100円(ギャラクシー)

 

「おお〜!美味しそう! 半透明の麺が見るからに弾力ありそうで堪りませんな~!」

「ん?? 待ってください」

 

「冷麺にスイカが入ってるんですけど!」

「ほんとだ! 酢豚のパイナップル的なやつ?」

「たぶん辛すぎた時のお口直し……? 季節によって梨になったりりんごになったりもします」

 

「まずは辛みを入れずにデフォルトのスープを飲んで……っと(ズゾゾ……)!? うめぇぇーー!! コクがあるのにさっぱりしてて超好み!!」

「冷麺のスープって何ベースなんでしょう? 美味しいけど分かんない。岩手県民なら知ってます?」

「知りません……確かに何ベースなんだろう」

※後で調べてみましたが、牛骨ベースだそうです。へ〜。

 

「盛岡冷麺と言えばこの半透明の麺が特徴なんですよね~」

「言われてみれば、そば粉を使った韓国冷麺は灰色っぽいですよね。麺もこれより細い気がする」

「盛岡の冷麺はこの太さがあるから、モチモチしてて好みなんだよな~~!」

 

「辛いスープが絡んだ弾力ある麺が、噛めば口の中でプチンッと切れて……これだわ……懐かしい故郷の味だ……」

「辛み全部入れても全然平気ですね。もうちょっと辛くてもいいくらい」

「辛み無しも優しくてアリだったけどね。麺のパワーがかなり強いから、負けないようにスープには辛み全部入れの方がしっくりくるかも」

 

「さて……お肉もいっちゃおうかな!」

「岩手ってお肉も有名ですよね」

「そうなんです! 酪農も農業も盛んなので、美味しいものいっぱいですよ!」

 

「僕も肉食べよ……白金豚! 初めて食べます」

「ブランドポークなんだっけ。どんな感じ?」

「あ〜〜うまいです! ジューシーなのにハーブっぽい味付けだから脂っこくない! そして柔らかい!」

「満足していただけましたか? 全員あっという間に完食してしまいましたが、お二人の感想は……」

「冷麺は想像を超えたおいしさでしたね! 韓国冷麺と冷やし中華の良いとこ取りというか。さっぱりしてて最高でした。さすが焼肉のお店で白金豚もおいしかったです!」

「とにかく麺に弾力があってモチモチしてるのが好き。ダシもさっぱりしてるのにかなり強いコクがありますよね。スイカ(フルーツ)のほのかな甘さがあるからかなぁ? それらを辛みがうまくまとめているというか。本場そのままの味を東京で食べられるのって良いですね~!」

「郷土の味が他府県の人に褒められると嬉しいですね! 次は盛岡三大麺のラストですよ。楽しみにしててくださいね」

 

 

肉味噌が絶品!「盛岡じゃじゃ麺」

最後は三軒茶屋にある「じゃじゃおいけん」さん。

盛岡出身の店主さんが作る本格じゃじゃ麺をいただくことができるお店です。

 

▼じゃじゃおいけん

・住所|東京都世田谷区上馬1-33-11

・定休日|月・火

・営業時間|11:30〜14:00、17:30〜19:45

・公式HP

「じゃじゃ麺は給食で出た記憶があります」

「給食で!? それだけ岩手に根付いた料理なんですね」

「僕、よく分かってないんだけどジャージャー麺とは違うんだよね?」

「違いますね。じゃじゃ麺はうどんっぽい麺なんですよ。それと甘辛の肉味噌を混ぜて食べる……みたいな」

 

▼じゃじゃ麺
ルーツ|終戦後、中国からの帰還兵が現地の味を再現・進化させたもの
麺|うどんやきしめんっぽい、平打ちの麺
肉味噌|ひき肉や味噌など
麺を食べ終えた後の皿に卵を入れ、スープと茹で汁を注ぐ「チータンタン(蛋麺湯)」で締める

▼ジャージャー麺(炸醤麺)
ルーツ|中国
麺|一般的な黄色い中華めん
肉味噌|甜麺醤(テンメンジャン)や豆板醤(トウバンジャン)を使い、たけのこやしいたけなどを入れて炒めたもの

 

「おお〜、ほんとだ! 麺がうどんっぽい平麺!」

「肉味噌にきゅうりにねぎ。これぞじゃじゃ麺って感じですね……ん? あれ?」

 

「私の肉味噌、ハート型だ。女子はハートにしてくれるのか?」

「まあ味は同じですから早速食べましょう!」

 

食べる前にグワーーーッとかきまぜて……

 

ズゾゾー

 

おいしい~~~!!!!!

 

「やばいうまい! 肉味噌は甘い感じなのかなと想像してたけど……ピリッとスパイシー!! こりゃ良いや!」

「麺がもちもちしてておいしいですね! あと、きしめんみたいに平たいから、肉味噌がよく絡まる!!」

「きゅうりが食感のアクセントになってていいですね〜。箸が進む」

 

「卓上には味変のための調味料がいっぱいあるね!ニンニク、コショウ、お酢、ラー油……」

「料理自体はシンプルな分、色々アレンジできるってことですね」

「これだけあると迷っちゃうな〜。ニンニク入れよっかな」

 

「一気に食べ終わってしまった……このスパイシーさのおかげで箸が止まらなかったですね」

「汗かきながらノンストップで食べちゃうね。食べれば食べるほど食欲わいてくる」

「じゃじゃ麺は、麺を食べ終わってもまだ終わりじゃありませんよ。チータンタン(鶏蛋湯)で締めましょう!」

「ち……ちいたんたん?……って何???」

 

食べ終わった器に、カウンターのかごから卵を一つ割り入れて……

 

混ぜる!

そして、店員さんに「チータンタンお願いします」と声をかけると、そこに肉味噌が追加され、スープが注がれ――

 

「おお〜! 卵スープみたいになった!!」

「これがじゃじゃ麺の締め……! 味が気になりますね」

「じゃじゃ麺はチータンタンなしでは語れません。さあ、いただきましょう!」

 

ズ~~~……

 

「ッッックゥゥ~~~ッ!! んめぇなーーーーー!」

 

ズ~~

 

「染みる〜〜〜」

「うまっ! 何だこれ……優しい味なんだけど肉味噌の味も残ってて……」

「それです! 優しいのにスパイシーっていう不思議な味! おいしい!!」

 

満足……

 

「というわけで盛岡三大麺、3つ目はじゃじゃ麺を食べてもらったわけですが、いかがでしたか?」

「まず麺がかなり好みだった。うどんっぽいもちもちさがあって、ピリ辛な肉味噌がよく合う!! お腹ぽかぽかになった!」

「最後のチータンタンも良かったですね。じゃじゃ麺はスパイシーな味のおかげで食べるほど食欲がわくのですが、麺を食べ終わった後にチータンタンを飲むことですごい満足感とともに締めくくれる」

「県外の人にもおいしいと思ってもらえることがわかって良かったです! そして東京近郊で故郷の味を食べられることに感謝です!!」

 

 

まとめ

というわけで今回は「関東で食べられる本格盛岡三大麺」を紹介しました!

どれも美味しくてあっという間に食べられました。盛岡三大麺を食べたことがない人も、故郷の味が恋しい関東在住の岩手県民にもおすすめです!

みなさんぜひ行ってみてください!