大学時代にテレホンアポインターをしていたのですが、飲食業よりも体力的に楽そうだなと思ったことと、意外と時給がよかったのでやってみることにしました。営業の電話は自信がなかったのですが、営業以外の仕事もあると知ったので安心して応募できました。また、週1回・夕方の数時間だけでもOKだったので就活や卒論との両立ができそうなのも魅力でした。
やはり、電話応対のマナーが身についたことです。また、このアルバイトをきっかけに一般常識や社会人としてのマナーに興味を持ち、独学で秘書検定の勉強をして資格を取ることもできたので、そのことも合せて社会人になってから非常に役立ちました。学生以外に主婦(主夫)の方など、自分より年上の人たちとのおつきあいも上手になったように思います。
アポインターたちを取りまとめるスーパーバイザーの方に、お客様への説明や対応が上手になったと褒めてもらえるのが励みになりました。スキルアップすると新入りの方が手を焼いているお客様の電話を替わることもあり、そういった少し困ったお客様に最終的に機嫌を直していただき、お礼を言ってもらって円満に電話を終えることができたときは自分の成長も感じてとても嬉しかったです。
私がテレホンアポインターを志望し、そこで働くに至った理由は「会話」が行える仕事だからです。アルバイト後に自分自身が就職したとき、営業のことを考慮するとお客様とのコミュニケーションは何よりも重要だと思ったため、コミュニケーションスキルを磨くことができるテレホンアポインターとして働きたいと思いました。
テレホンアポインターとして働く中で、私が培ったスキルはコミュニケーションスキルです。特に一方的に営業内容を伝えるだけでなく、お客様との「会話のタイミング」を実践的に経験することができました。また、テレホンアポイントでは会話しながらパソコンも使用するため、タイピングの速度や最適な検索結果を表示する技能なども身についたと感じています。
テレホンアポインターのやりがいは「多岐にわたる業務」を経験できることです。もちろん業種としてはテレホンアポイントに変わりはないのですが、担当する業務には「世論調査」や「インターネットプロバイダの営業」などの通常では経験できないような業務を担当できるため、非常に貴重な経験ができます。
テレホンアポインターは、事前に調査した対象者(個人・法人など)に電話をかけ、自社製品や自社サービスの案内・勧誘を行い、契約や訪問のアポイントを獲得する仕事です。具体的には、企業から与えられる名簿やリスト、その他対象先の一覧を見ながら対象者へ電話をかけます。話す内容や話す順番などは「トークスクリプト」といったマニュアルにまとめられている場合が多く、実際に電話をかけ始める前に、研修などで目を通して覚えることが一般的です。
休憩時間や報告の時間を除き、基本的には一日中対象者へ電話をかけ続けます。また、案件を大量に抱える企業では、複数人のテレホンアポインターが在籍し、複数人で同じリストへ電話をかける場合もあります。
企業によっては成果次第でインセンティブが設定されている場合もあり、成果主義で働きたい方にも向いている仕事です。