ボウリングが好きでよく友人とボウリング場でプレーしていました。今ではかなり上達していて200点以上のスコアが出ることも多いです。学生の頃から親しみを持っていることもあり、ボウリング場スタッフの仕事を選びました。通っていたボウリング場で働けるようになったときは何だか嬉しかったですし、他のスタッフさんと顔馴染でもあったのですぐに馴染むことができました。
ボウリングではフロント業務を任されており、仕事を続けていくうちにお客様への丁寧な接客力が身に付きました。常連のお客様が多かったので親しみを持って接していただきました。中にはクレームを言ってくるお客様もいらっしゃいますが、そんなときでも丁寧に応対できるスキルが身に付いたと思っています。人の顔を覚えるのが早くなり一度いらっしゃったお客様はすぐに分かるようになりました。
お客様がワイワイ楽しくボウリングをプレーしている姿を見たときや、常連のお客様が名前を覚えてくださったとき、返却シューズが溜まっても素早く処理できたときなどやりがいを感じるシーンは様々です。同年代のスタッフが多かったので活気があり働きやすかったです。
アミューズメント、エンターテインメントの業界で働いてみたいという気持ちがありました。さまざまな娯楽を体験したことがあって、娯楽を提供する側として携わりたいと思うようになっていたのです。絶対にやりたい特定の職業というのはなかったので、まずは最も楽しいと思うことができていた業界に飛び込んでみることにしたのです。
娯楽を提供するというと、華やかなイメージが強かったのですが、実際の仕事となると地道な作業がメインになっています。娯楽の部分よりも、フロアを清掃したり、道具・機材を用意したりする作業ばかりになります。ボウリングの仕事に携わるようになって、裏側の現状を見ることができ、改善点を見つけ出すことができるようになりました。
多種多様な業務をこなしていくことが求められるため、1つの仕事にばかり集中しないことが大切です。周囲に目を配って、さまざまな業務を同時にこなしていくことができるようになると、仕事が本当に楽しいと思えるようになります。お客様が楽しめる環境を作っているのだという自負を持ち、毎日の業務に当たるようにすると、気持ちが引き締まってきます。
ボウリング場は様々な年齢層の方がプレイをしにくる場所です。お客様が快適で有意義な時間を過ごせるよう業務を行いますが、おおまかに2つあり、1つは接客に関係したフロント業務、もうひとつはインスト業務と呼ばれる裏方業務です。フロントではお客様の電話対応や受付、シューズの貸し出し、備品管理、ゲームの精算などがあります。インスト業務はレーンの後ろに立って、お客様が円滑にゲームを進められるようサポートする仕事で、レーンの清掃だけでなく、お客様にスコアのつけ方やルールを聞かれたりもしますし、スコアの修正を行ったり、ガターからピンが飛び出してしまった時には戻すなど、トラブルに対し素早く対応しています。時にアマチュアのボウリング大会を企画、開催することもあります。専門用語も多く、ボウリングに対する知識が求められることもあります。ボウリングを趣味にして、常連になってくださるお客様もいらっしゃるので、常に笑顔で応対することも大切な仕事です。