その他のインタビュー

正栄工業株式会社

東野 翔悟さん(19歳)

すぐ身につかないからものづくりは面白い。

 私の従兄弟(いとこ)が溶接関係の仕事をしています。10年以上続けていて、長く打ち込めるやりがいが製造業の仕事にあるんだという憧れがありました。アイデムで求人を見つけて「自分も挑戦できるチャンスだ!」と思って応募。実際に入社してものづくりの醍醐味を実感しています。
 いまは鉄箱の仕上げを中心に担当しています。鉄板はレーザー加工後、プレスし折り曲げます。曲げた鉄板は"仮組み"といって、ある程度カタチにして仮どめした状態にします。仮組みされた鉄箱を本溶接でつなげ、グラインダーで不要な部分を削るのが仕上げの役目。製品がお客様に届くまでの最終工程だと思うと気が引き締まります。仕上げで最も集中力を要するのが溶接作業。同じスピード、的確な角度、距離感を一定に保つために経験が必要です。少しでもずれてしまうと美しく仕上がりませんからね。
 尊敬するのは1つ上の先輩。年齢は20歳なのに仕事をどんどん任されています。1年後、先輩のように自分も成長するのが目標です。
正栄工業に入社して、徹底された3S(整理、整頓、清掃)活動を学びました。職場をキレイにすると士気も高まります。これが自分のプライベートにもいい影響があって、部屋を掃除する機会が増えましたよ(笑)。

■正栄工業株式会社
1969年創業。正栄工業ではフォークリフトのバッテリーケース、新幹線や消防車の車両部品、レンチやスパナなどの工具を中心につくっている。レーザー加工、プレス・折り曲げから塗装の仕上げまでトータルで一貫したものづくりができるのが同社の強み。10~30代の技術者が多いのも特徴だ。若手を率いるのは46歳の久保社長。フレッシュな力が柔軟性のある現場を生み出している。

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