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『かがみの孤城』『ハケンアニメ！』など数多くの映画の原作を執筆した辻村深月の青春小説が新たに映画化。コロナ禍という未曽有の事態の中で、少年少女の哀しさやもどかしさ、そして優しさを描く。コロナ感染を抑える「三密」回避のため、毎年恒例の合宿が中止になってしまい、落胆する茨城県の天文部員の亜紗と凛久、晴菜。好きだったサッカーをやめてしまい、打ち込めるものがなくなってしまった東京の真宙と、彼を理科部に誘う天音。長崎県・五島列島で旅館を営む両親を持つも、県外の客を泊めたことで白い目で見られている円華と、介護施設で働く姉や同居する祖父母のこともあって距離を取ってしまう親友の小春。コロナ禍によって夢や希望を失ってしまった学生たちだったが、真宙の〈スターキャッチコンテスト〉の参加希望を知った亜紗は大会の決行を宣言する。それは手作りの望遠鏡でターゲットの星をとらえて点数を競う大会で、望遠鏡さえあればどこからでも参加できるものだった。大会のオンライン会議を通じて繋がる各地の学生たち。果たして〈スターキャッチコンテスト〉は成功するのだろうか。主人公の亜紗を演じるのは『交換ウソ日記』で第47回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した桜田ひより。彼女と繋がっていく少年少女たちには新進気鋭の水沢林太郎、黒川想矢、中野有紗、早瀬 憩、星乃あんならが集まった。