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「このミステリーがすごい！　2023年版」（宝島社）、「ミステリが読みたい！　2023年版」（ハヤカワミステリマガジン2023年1月号）で1位を獲得した呉 勝浩によるベストセラー小説を映画化。1時間ごとに爆発が起きるという衝撃の予言を軸に、東京全域で壮大な“爆弾探し”が始まる、極限のリアルタイムミステリー。メガホンを取るのは、『帝一の國』『キャラクター』などで独自の映像世界を築いてきた永井 聡監督。出演は、山田裕貴、佐藤二朗、伊藤沙莉、染谷将太、渡部篤郎ら。画面の隅から隅まで実力派の俳優陣が顔を揃え、それぞれのキャラクターの正義と覚悟、人間の強さと弱さを全身でぶつけ合う。酔った勢いで自販機と店員に暴行を働き、警察に連行された一人の中年男。自らを「スズキタゴサク」と名乗り、取り調べの最中に霊感が働いたと称して都内に爆弾が仕掛けられていると予告をする。野方署の刑事たちが酔っ払いの戯言だと呆れ果てる中、秋葉原でビルが爆発。さらにスズキは、「これから3回、次は1時間後に爆発します」と淡々と言い放つ。警視庁捜査一課から刑事・類家と清宮が取り調べに乗り出すが、スズキは刑事たちの問いかけをのらりくらりとかわしつつ、次第に爆弾に関する謎めいた“クイズ”を出し始める。一体、スズキの目的、正体とは――？