大阪府の中央に位置している事から、大阪のベットタウンとして栄えているのが松原市です。大阪市や堺市と隣接しているだけではなく、大阪府内の主要幹線道路がいくつも貫通している事から、人口や世帯数が急激に増加しています。近年では、総人口12万人以上、5万世帯近くまで増加(平成26年10月1日時点)しているのです。昭和30年に松原市が発足した当時は、約3万6千人の田園都市だった事を考えると、驚くほどの伸び率と言えるでしょう。大阪市内へのアクセスが便利で、繁華街より犯罪率が低いというのが、生活するうえでの大きなメリットになっています。温暖な気候に恵まれた松原市は、南河内を代表する農産地としても知られています。トマトやキャベツなどに代表される多くの野菜が、「くいだおれ」の街と呼ばれる大阪の食文化を支えているのです。また、職人が活躍する地場産業としても有名です。特に希少価値が高いのが、真珠核の生産です。昭和10年頃から始まったこの産業は、全国展開されるまでに成長しています。伊勢や宇和島など真珠の産地に出荷されるだけではなく、日本国内のほとんどで松原産の真珠核が使用されているのです。更に、印鑑の材料となる印材の産地としては、全国トップのシェアを誇っています。ちなみに、2016年現在、全国で5番目に大きな前方後円墳として知られている大塚山古墳は、観光名所として新大阪百景に選ばれており、多くの観光客が訪れるパワースポットとしても人気です。人口が急激に増加した松原市では、都市部と同様の職種に就くことが可能です。正社員の募集はもちろん、アルバイトやパートの求人件数も少なくありません。加えて、田園都市としての特徴から、短期の農作業や加工業などの募集が多い、という特徴があります。アルバイトやパートで働く事を希望する場合、繁忙期の農作業の方が時給が高い、というケースもあるのです。短期で高額報酬を得たい、地元の産業に携わりたいと思う場合は、松原市で配布している広報やHPの情報が役立つでしょう。