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アジアを震撼させた歴史的事件である「伊藤博文暗殺事件」を、現代の視点から再解釈した極上のサスペンス・アクション・エンターテイメント。1908年、咸鏡北道（ハムギョンブクト）シナ山で、アン・ジュングン率いる大韓義軍は劣勢にもかかわらず日本軍に勝利を収める。アン・ジュングンは日本軍捕虜の解放を主張するが、イ・チャンソプの強い反対に遭い、結局自身の兵を率いてその場を離れる。しかし、解放した捕虜から情報を得た日本軍の急襲により部下を失い、辛うじてロシア・クラスキノの隠れ家へ戻るものの、迎え入れた同志たちの視線は厳しかった。1909年10月、アン・ジュングンは伊藤博文が大連からハルビンに向かうとの情報を得る。祖国の独立を踏みにじる存在を抹殺することこそが、亡き同志たちのために果たす使命だと確信した彼は、仲間とともに大連行きの列車に乗る――。祖国に対する熱い思いとともに、世界の平和と正義を求める人物として描かれるアン・ジュングンを、韓国を代表する俳優ヒョンビンが演じる。そんなアン・ジュングンや同志たちが「年老いた狼」と呼んで命を狙う伊藤博文役は、韓国映画初出演となるリリー・フランキーが務めた。