知ったかぶり47

知ったかぶり対談 第五回:神奈川県「サザンの後輩が歌う「音頭」とは」

デイリーポータルZがいろいろな場所で取材してきた記事を読むことで、その県の出身者に負けないくらい知ったかぶりできるんじゃないか。それが知ったかぶり対談です。

第五回目は神奈川県。出身者は手帳評論家の舘神龍彦さん。インタビューはデイリーポータルZ編集部安藤が担当します。

  • 今回は生まれも育ちも神奈川県、手帳評論家であり歌手の舘神龍彦さんにお話しを聞きました。舘神さん、よろしくお願いします。

  • よろしくお願いいたします。

手帳評論家であり歌手でもあり、ふせん大王でもある

  • まずですね、手帳評論家であり歌手、っていう肩書がまったくわからないんですが。

  • え、なんで。どこか難しかったかな。

  • プロフィールにはさらに「ふせん大王」と書かれています。順を追って説明してもらえないですか。

舘神龍彦さん

「最近iPhoneに関する書籍も書きました。」

  • メインの肩書としては「手帳評論家」ということになると思うんだけど、歌も歌っているので歌手です。それがどうかしましたか。

  • いま二つくらい話が飛びましたよね。たとえばどんな歌を歌っているんでしょう。

  • 手帳音頭というのがあります。これは説明しにくいので動画を見てもらったほうがはやいと思います。

手帳音頭(1番)

  • 先に言い訳しておくとね、歌は一曲目がたまたま手帳音頭だったというだけで、手帳の歌をこれからも作っていこうっていうわけではないんですよね。

  • たまたま、とは言い切れないですよこれは。まあいいや、今日はですね、舘神さんに神奈川県出身者という立場でお話をうかがいたいんです。

  • あ、歌の話はもういいですか。ブルートゥース・ブルースっていう曲の話とか、どうしましょうか。あと構想中の曲の中には「さらばビッグデータ」というのもあって、これは怒髪天に楽曲提供したいと思って作っています。他にも「君の君にしかないタンス、それがコア・コンピタンス」という曲、これはですね…

  • 先に神奈川のお話を聞かせてもらえますか。今回、デイリーポータルZにはライター小堺さんが取材した小田原の記事が掲載されています。舘神さんは小田原くわしいですか。

小田原城

小堺さんの記事
小田原にはトリックアートみたいな不思議な景色がある~地元の人頼りの旅in神奈川県小田原市~」より

  • 小田原城とういろうは知っていますよ。

ういろう

小堺さんの記事
小田原にはトリックアートみたいな不思議な景色がある~地元の人頼りの旅in神奈川県小田原市~」より

外堀

小堺さんの記事
小田原にはトリックアートみたいな不思議な景色がある~地元の人頼りの旅in神奈川県小田原市~」より

  • これは小田原城の外堀ですかね。ブラタモリでやっていました。あと僕の新曲のテーマが奇遇なことに城なんです。

  • その話、ものすごく興味ありますけど、別の機会に取材させてください。ライターの北村ヂンさんが行くと思います。

場所によって雰囲気が全く違う

  • 神奈川県には木の電柱が多い、っていう記事が過去にあったんですが、どうでしょう。多いと感じますか?

電柱

「神奈川県には木の電柱が多いらしい」

  • うーん、どうかな。綾瀬とか海老名とか、県央の方はまた雰囲気が違いますからね。

  • 神奈川は本当に地域によってまったく雰囲気が変わりますもんね。

  • そうそう。県央はまったりしてるけど横浜はとっぽいです。あとはすかした感じの横須賀、空気読まない湘南、みたいな感じでそれぞれに色がある。

  • 三浦はどうですか。

ヤドカリ

「ヤドカリを食べた後に水を飲むと甘く感じる?」

  • ヤドカリ食べています、しかもでかい。

  • 三浦はまた別格でまったりしてますよね。都心から1時間ちょいなのに驚くほど牧歌的です。景色も絶景だし、好きですよ。

温泉

「秘境の温泉に行ったら人生を考えさせられた」

  • これ三浦よりもちょっと手前の逗子ですが、ライターには秘境扱いされていますね。景色を見ると確かに秘境だ。

  • 葉山とか逗子は田舎だけど、ちょっとしたリゾート感もありますよね。御用邸があるからかな。

  • 舘神さんは生まれも育ちも湘南ですよね。学生の頃とかはどのあたりで遊んでいたんですか。

  • うーん、わりと地元で遊んでましたよ。藤沢とか江ノ島とかかなー。たまーに東京に出ると地元にないものがあって興奮したりして。住んでるところは田舎なんだけど、雑誌やテレビで見てるものは電車で1時間も行けば手に入るし、そう考えると便利ですよね。

湘南といえばサザン

  • さっき舘神さんと写真撮ったビーチあるじゃないですか。

ほや

サザンビーチのシンボル「茅ヶ崎サザンC」。左端に見えるのが江ノ島です。

  • サザンビーチですね。そうそう、神奈川といえばサザンの話しなきゃだ。僕はサザンの桑田さんと幼稚園、小学校、中学校が同じで、つまり後輩にあたるんです。

  • 血統書付きの後輩ですね。このあたりに住んでいると、なにかというとサザンですから。小学校の運動会でもラジオ体操の代わりにサザン流して踊っています。実は僕もいま茅ヶ崎に住んでいるんですが、引っ越してくる前に取材に来たことがあるんです。

ほや

「サザンの新譜は茅ヶ崎で!」

  • この頃はまさか自分が茅ヶ崎に引っ越してくるとは思わなかった。

  • チヤマですね!学生の頃によく行きましたよ。桑田さんの歌にも出てきますよね。

  • 残念ながら閉店しちゃいましたね。チヤマの山本さんは本当に話好きで、会うとずっと話し込んじゃうんです。この時もサザンの話以外にも記事に書けない話をさんざんしました。舘神さんも小さい頃からサザンを聴いて育ったんですか。

  • まあこのあたりに住んでいれば避けては通れないですよね。でもデビューしたときには「先輩が!」って興奮があったんだけど、人気が出て同級生がみんな聴き始めると逆に敬遠したりしてね。でも一度茅ヶ崎を出てからまた戻ってきた時に、駅前のヨーカドーの地下の食品売り場でサザンが普通にかかってるのを聴いて、ああ、こういう自分の住んでる「街の歌」みたいなのがあるのは幸せだな、と。

  • なるほど。僕は映画稲村ジェーンくらいからずっとサザンを聴いていたので、やっぱり烏帽子岩とか江ノ島とか、最初に本物を見た時には感動しましたよ。これが「砂混じりの茅ヶ崎か!」と。

  • ほんとに砂だらけですからね。サザンの地元っていうことで、「メンフィスのやつがプレスリーをどう思ってるか、オレにはよくわかるぜ」っていうのが僕の決めゼリフなんです。

  • それいつ使うんですか。デートの時?

  • 東京から編集者が来て取材が終わった時とかです。たいてい流されますけど。

舘神さん、ありがとうございました。

【次回予告】 とくべつ編①をおとどけします(10月19日公開予定)!

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舘神龍彦
舘神龍彦

手帳評論家でありながら歌手。手帳王子、ふせん大王として知られる。最新刊は『iPhone手帳術』『ふせんの技100』(エイ出版社)。主な著書に『システム手帳新入門!』(岩波書店)『使える!手帳術』(日本経済新聞出版社)『手帳カスタマイズ術』(ダイヤモンド社)など。また「マツコの知らない世界」(TBS)「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)などテレビ出演多数。手帳活用の基本をまとめた歌「手帳音頭」を作詞作曲、YouTubeで発表するなど意外と幅広い活動をしている。

安藤昌教
安藤昌教

デイリーポータルZ編集部
1975年生まれ。愛知県出身。
前職は国立研究所にて高速炉の研究に従事。その後、氣志團バックダンサー、コーヒーショップ経営、等を経てデイリーポータルZ編集部に。
ものをむかずに食べる「むかない安藤」としての活動も6年目に突入。

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