STEP3履歴書を書く写真の撮り方

1. 写真は第一印象を決める

初対面の相手の人となりを判断するとき、あなたは何を見ますか? 表情や身なりなどに注視する人が多いのではないでしょうか。
履歴書に貼る写真は、採用担当者に第一印象を与える重要な要素。実際に会えば声や身振り手振りなども人柄の判断要素に加わりますが、書類しか見ない場合は写真があなたのイメージを左右してしまいます。
採用を勝ち取るためにも、綺麗に撮るコツを覚えておきましょう。

2. 証明写真を上手に撮るポイント

  • ■ 表情⇒ 一緒に仕事をするなら、むっつりとした怖い雰囲気の人よりも、にこやかな人のほうがいいですよね。歯をむきだしにして笑うのはやりすぎですが、やや口角をあげてやわらかい雰囲気を出しましょう。ひざの上に白いハンカチを一枚ひろげておくと、光が下からうまくあたって余計な影などを消してくれます。

  • ■ 姿勢⇒ 猫背気味の人は自信のない印象を与えてしまいます。胸を張って堂々と。しかしあごを上げすぎるとえらそうな態度になりがちですから、あごは引き気味に。またこのとき正面を見るのも大切です。どちらかに傾いたり、肩の高さが左右違っていたりしないようにしましょう。

  • ■ 髪型⇒ 髪の毛が顔にかかると暗い印象を与えます。髪が長い場合は後ろで結んでおいたほうが無難でしょう。職種によっては茶髪NGのところもあります。面接までに暗い色にすればいいやと考えるかもしれませんが、面接官はそうとってはくれないかも知れません。よく募集要項を見ておくことが大切。また男性の場合、ワックスなどであまりに立たせすぎた髪型もマイナスイメージの可能性が。もちろん寝癖でボサボサの頭は言語道断です。

  • ■ 服装⇒ 顔色がよくなる明るい色味の服を選びましょう。ノースリーブや胸元の大きく開いた服など、肌の露出が多いものは避けたほうが無難。襟のついたトップスはきちんとしたイメージを与えます。またあまりにジャラジャラと沢山アクセサリーをつけるのは良い印象を抱かれません。スーツやかっちりした服装をするバイト先なら、スーツで撮った方がベター。

  • ■ メイク⇒ あまりにハデなメイクはNGですが、ノーメイクも実は避けたほうが賢明です。ナチュラルな程よいメイクが、一般常識もあると判断され、好印象を持たれやすいのです。最近は男性もひそかにメイクをしている人がいるようですが、面接時はしないほうが良いかもしれません。

3. 便利なサービスも

最近はスマホで撮影して自分で加工・修正し、コンビニでプリントアウトできるサービスもあります。ただしプリクラやスナップ写真は避けましょう。写真のサイズは縦4センチ、横3センチが基本です。胸より上の部分が出るよう、バランスよく撮ってくださいね。

不採用になり返送されてきた履歴書から写真をはがし、つかいまわすのは避けます。マナー違反ですし、何より不採用時の写真なんて自分もあまり気分がよくないもの。
新しい写真をきちんと用意して、心機一転のぞみましょう。