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電子掲示板“2ちゃんねる”で公開され、簡単にファイルを共有できることで、映画や音楽、ゲーム、写真などの違法アップロードの温床となり社会問題になったコンピューターソフトウェア“Winny”。その開発者である金子 勇氏が、著作権法違反幇助の容疑で逮捕され、無罪を勝ち取るまでの経緯を実話に基づき映画化した。2002年、金子は革新的なソフト“Winny”を開発し、試用版を“2ちゃんねる”に公開する。彗星のごとく現れた“Winny”は瞬く間にシェアを伸ばすも、その裏で大量の映画やゲーム、音楽が違法にアップロードされ、それをダウンロードする若者が続出して次第に社会問題へと発展する。次々に違法コピーした者たちが逮捕されていくなか、サイバー犯罪に詳しい弁護士・壇 俊光はその逮捕者の弁護に否定的だったが、「もし開発者が逮捕されたら弁護します」と話していた。その矢先に金子が著作権法違反幇助の容疑で逮捕されてしまい、壇は弁護を引き受けることに。弁護団を結成し、逮捕の不当性を裁判で主張するも、第一審では有罪判決が下されるが、運命の糸が交差し、世界をも揺るがす事件へと発展していく…。開発者・金子を東出昌大、弁護士・壇を三浦貴大が演じ、『ぜんぶ、ボクのせい』の松本優作が監督と脚本を務めた。