
©西加奈子/小学館 ©2020「さくら」製作委員会
原作は、「サラバ!」で第152回直木賞を受賞した西 加奈子の同名小説で西 加奈子初期の傑作と評される55万部突破のベストセラー。ごく普通の家族と、いつも家族に寄り添う愛犬のさくら。5人と1匹の家族が、残酷な運命に翻弄されながらも強く生きていく姿をやさしいユーモアを交えて描いた希望に満ちた物語。長谷川家の3人兄弟妹を演じるのは北村匠海、小松菜奈、吉沢 亮という人気・実力を兼ね備えた若手俳優陣。主人公で平凡な次男の薫(かおる)を北村、容姿端麗で破天荒な妹、美貴(みき)を小松、ハンサムで人気者の長男一(はじめ)を吉沢が演じる。監督は『 三月のライオン 』(ベルギー王室主催ルイス・ブニュエル「黄金時代賞」受賞)、『ストロベリーショートケイクス 』(バルセロナ・アジア映画祭・国際審査員特別賞)など海外からも高い評価を受け、詩情溢れる作品を多数生み出してきた矢崎仁司。世界的に活躍するピアニスト、アダム・ジョージが劇中曲を担当し、今年“再生”した東京事変が書き下ろした主題歌「青のID」がエンディングを彩る。
STORY
音信不通だった父が2年ぶりに家に帰ってくる。長谷川家の次男・薫は、その年の暮れに実家へと向かった。けれど兄の一(ハジメ)の姿はない。薫にとって幼い頃からヒーローのような憧れの存在だったハジメは、2年前のあの日、亡くなった。そしてハジメの死をきっかけに家族はバラバラになり、その灯火はいまにも消えそうだ。そのつながりを繋ぎ止めるかのように、薫は幼い頃の記憶を回想する。それは、妹・美貴の誕生、サクラとの出会い、引っ越し、初めての恋と失恋…長谷川家の5人とサクラが過ごしたかけがえのない日々。やがて、壊れかけた家族をもう一度つなぐ奇跡のような出来事が、大晦日に訪れようとしていた──。
原作:西 加奈子「さくら」(小学館刊)
監督:矢崎仁司
脚本:朝西真砂
出演:北村匠海 小松菜奈 吉沢 亮
小林由依(欅坂46) 水谷果穂 山谷花純 加藤雅也 趙 珉和
寺島しのぶ 永瀬正敏
配給:松竹
11月13日(金)より、全国ロードショー!