脚本:杉原憲明
監督:中田秀夫
原作:鈴木光司「タイド」(角川ホラー文庫刊)
出演:池田エライザ 塚本高史 清水尋也 姫嶋ひめか 桐山漣 ともさかりえ 佐藤仁美
配給:KADOKAWA
©2019「貞子」製作委員会
貞子
このバイト、容赦ない。

5月24日(金)全国ロードショー!
TRAILER
INTRODUCTION
- この映画、容赦ない。
- ホラー映画史上No.1シリーズ最新作
- 観たら呪われる『リング』から、撮ったら呪われる『貞子』へ― 伝説のオリジナルチームがSNS時代に放つ、恐怖の【原点】!
- ホラー映画史上No.1シリーズ最新作
- あれから20年。日本を代表するホラーシリーズの最新作『貞子』はあの伝説の第1作『リング』(98)で日本中を震撼させた中田秀夫監督が、ハリウッド版『ザ・リング2』以来実に14年ぶりにシリーズに帰還し、怨霊“貞子”の真の恐怖を現代人に叩きつける文字通りの最恐ホラーだ。
- 原作は貞子を生み出した鈴木光司の「タイド」。本作はその中の貞子と母親の山村志津子との知られざるエピソードを軸にしながら、貞子の恐怖を現代人がリアルに怖いと思えるシチュエーションで描き出していく。同シリーズの近作は貞子がスクリーンから飛び出す『貞子3D』(12)や映画を観客のスマホと連動させた『貞子3D2』(13)、2大ホラーキャラクターの奇跡の対決を描いた『貞子vs伽椰子』(16)とアトラクション色の強いものが続いたが、本作では恐怖の“原点”にいま一度肉迫。それをSNSが一般的になり、誰でも気軽に動画を投稿できる現代社会の恐怖とリンクさせて描いている。中でも特に注目したいのは、『リング』の“見たら呪われる”から“撮ったら呪われる”へと進化している点。この斬新な設定を巧みに利用し、『スマホを落としただけなのに』(18)でSNS社会に警鐘を鳴らした中田監督が、デジタル社会に蔓延する真の恐怖で観る者を震撼させるのだ。
- 貞子に新たに襲われるヒロインの心理カウンセラー・茉優を演じたのは『ルームロンダリング』(18)、『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(18)、『億男』(18)などの話題作に次々に出演し、躍進著しい池田エライザ。中田監督もその演技力に太鼓判を押す彼女が、貞子に立ち向かう新時代のスクリーミング・ヒロインをまんまと体現している。さらに、茉優と一緒に貞子の謎に挑む会社員の石田には『木更津キャッツアイ』シリーズなど多数のドラマ、映画で活躍する実力派俳優の塚本高史が扮し、茉優の弟で貞子が映り込む動画を撮ってしまう動画クリエイターの和真を『ちはやふる』シリーズなどの清水尋也が等身大で熱演。ほかにも、「貞子の生まれ変わり」と呼ばれる謎の少女に大抜擢された子役の姫嶋ひめか(撮影時11歳)が、茉優が働く病院の精神科医・藤井に09年の「仮面ライダーW」でドラマ初主演を飾り、『曇天に笑う』(18)などで注目された桐山漣が扮し、霊媒師の顔を持つその母親・初子を『SUNNY 強い気持ち・強い愛』などのともさかりえが好演。そして『リング』『リング2』(99)に出演した佐藤仁美が、現在と過去を繋ぐ当時と同じ倉橋雅美役で出演しているのも見逃せない。
STORY
- 撮ったら死ぬ。
その呪いは、ある投稿動画から始まった… - 総合病院で心理カウンセラーとして働く秋川茉優(池田エライザ)の最近の悩みは、患者の倉橋雅美(佐藤仁美)から執拗に食事に誘われること。精神科医の藤井稔(桐山漣)にも「気をつけろよ」と忠告されるが、そんなある日、病院に警察に保護された自分の名前も言えない記憶障害の少女(姫嶋ひめか)が入院してくる。やがて、その少女が1週間前に公営団地で起きた放火事件の犯人・祖父江初子(ともさかりえ)が人知れず産み育てていた子供戸籍の登録もない子供であることが判明。茉優は、少女の瞳に怒りが宿るとその眼差しの先にある物が動くことや、彼女が相手の心情を察知する特殊能力を持っている事実も目の当たりにする。
- 一方、茉優の弟・和真(清水尋也)は動画クリエイターになるべくSNSに爆笑バラエティ動画を次々に投稿。だが、最近はアクセス数が激減していたため、彼は仕事のサポートをしてくれるウェブマーケティング会社の社員・石田祐介(塚本高史)の反対を押し切り、放火があった団地の部屋に肝試しの動画を撮りに行くが、それを最後に消息を絶ち、一度はアップされたその動画も警察からの厳重注意で削除に。そのことを石田からの連絡で知った茉優は拡散された和真の動画を探し出し、再生してみる。すると、焼け焦げた室内を自撮りでレポートしていた和真の表情が恐怖で突然ひきつったと思った瞬間、彼の背後に髪の長い女“貞子”が立っていて……。