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映画『正体』で第48回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した藤井道人が、キャメラマン・木村大作と初タッグを組み、北陸の港町を舞台に完全オリジナル脚本で描く、感動のエンターテインメント大作。漁師として暮らす元ヤクザの三浦は、ある日、事故で視力を失った少年・幸太と出会う。両親を亡くし、引き取った叔母らに虐待を受けていた幸太に対し、三浦は、どこにも居場所がなかった者同士、年の差を超えた特別な友情を築いていく。しかし、幸太の目の手術費用を残して、突如三浦は消息を絶つ。時は流れ、12年後、視力を取り戻し警察官となった幸太は、恩人である三浦を捜していくうちに、ある秘密に辿り着く――。主人公・三浦役には、7年ぶりの単独主演となる舘ひろし。少年期の幸太を演じるのは、歌舞伎界の新星で注目を集める尾上眞秀。青年期の幸太役には、人気と実力を兼ね備えた眞栄田郷敦が抜擢された。