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エミー賞を2度受賞しているカナダの映像作家ポール・サルツマンが、青年時代に訪ねたインドで思いがけずビートルズに遭遇し、共に過ごした奇跡のような8日間を振り返るドキュメンタリー映画。1968年、23歳のポール・サルツマンは、失恋の傷を癒しに北インドのガンジス川のほとりにあるマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーのアシュラム（僧院）へ向かう。そこで偶然にも出逢ったのは、世界的ロックバンドのザ・ビートルズ。インド音楽や東洋思想に影響を受けた彼らは、超越瞑想運動の創始者マハリシに招かれ、世間から隔絶したこのアシュラムで思いつくままに曲作りに取り組んでいたのだった―。この地で生まれた曲の多くが収録されたアルバム「ザ・ビートルズ」（通称「ホワイト・アルバム」）。その創作活動を近くで見ていたサルツマン監督が記録した貴重な写真の数々と、関係者からのインタビューを通して、ベールに包まれていたインド滞在期のビートルズの素顔と楽曲制作のプロセスを紐解いていく。ナレーションは俳優のモーガン・フリーマン。さらに、製作総指揮の一人にも名を連ねた映画監督のデヴィッド・リンチも本編に登場する。