
©TOOLBOX FILM / FILM I VÄST / CINENIC FILM / HUMMELFILM 2019
ダニエル・リューは、デンマーク体操チームのメンバーだったが負傷して選手生命を絶たれたため、ずっと夢だった写真家になることを決意。戦場カメラマンの助手として訪れたソマリアで、サッカーをする子供たちの生き生きとした表情をカメラで捉えたとき、ダニエルは戦争の中の日常を記録することこそ自分のやりたいことだと確信。そのための撮影旅行先として選んだのは、シリアだった。トルコとの国境付近の町アザズで撮影中、ダニエルは突然、男たちに拉致された。アレッポへ移送され、拷問されたダニエルは、一度は高い窓から飛び下りて逃げたものの住民に通報され、連れ戻されてしまう。ダニエルが予定の便で帰国しなかったため、家族は彼が置いていった連絡先に電話をかけた。人質救出の専門家、アートゥアだ。捜索を始めたアートゥアは誘拐犯を突き止め、その男、アブ・スハイブに接触した。要求された身代金は70万ドル。テロリストと交渉しない方針のデンマーク政府からは支援を期待できないため、家族が全額用意するしかない。家を担保にするなどしても、やっと25万ドルしか用意できなかった家族は、やむなくその金額を提示した。すると犯人側は激怒し、身代金を一気に200万ユーロに引き上げてきた。厳しい要求を突き付けられ、絶望しそうになる家族。そんな中、母スサネはある人物に一縷の望みをかける。果たして家族は目標額を達成できるのか?ダニエルの、そしてジェームズら他の人質たちの運命は…?
監督:ニールス・アルデン・オプレヴ
共同監督:アナス・W・ベアテルセン
脚本:アナス・トマス・イェンセン
原作:プク・ダムスゴー「ISの人質 13カ月の拘束、そして生還」(光文社新書刊)
出演:エスベン・スメド
トビー・ケベル
アナス・W・ベアテルセン
ソフィー・トルプ
配給:ハピネット
2月19日(金)より、全国ロードショー!