薬剤師資格がなくてもOK! コンビニより多い調剤薬局でのパート

法改正で人員増加が急務な調剤薬局

近年の病院診療は、院外処方が主流になっているため、あらゆる地域で調剤薬局が増えています。加えて医薬品医療機器等法の改正によって、調剤薬局には様々な義務が課せられました。これにより仕事が増えて人手が足りない状況。つまり調剤薬局で働くなら、人材を求めている今こそチャンスなのです。

安定して働きやすい調剤薬局

厚生労働省の調べによると、2018年度末時点で、全国の調剤薬局はコンビニを上回る店舗数を誇っています。病院があればその周辺に必ず調剤薬局があり、中規模や大規模の病院であれば、複数の調剤薬局が集まっています。それだけ職場の数が多くあり、求人数もあるといえます。加えて、医薬品は小さく軽いので、力仕事はありません。

また調剤薬局は病院の診療時間に対応しているので、日曜や祝日は休みで、平日も18時くらいには営業終了となり、残業も少ないようです。営業時間が短めなのは、家事や育児との両立実現につながりやすいでしょう。さらに、病院の休診時間にあわせて調剤薬局の多くで昼休みが確保されています。そのため、比較的安定したペースで働きやすい環境といえそうです。
ほかのメリットとしては、社員割引を実施している場合もあります。調剤薬局では「処方せん医薬品」だけでなく「処方せん医薬品以外の医療用医薬品」も扱っているので、意外と便利な福利厚生ではないでしょうか。

無資格未経験でも働ける調剤薬局のパート

調剤薬局の仕事というと、処方せんを確認して患者さんに必要な薬を作る仕事なので薬剤師でないと働けないイメージがあります。しかし実際は、無資格や未経験でもできる業務があるのです。

調剤薬局には、薬剤師のほかに調剤薬局事務という仕事があります。簡単にいえば、薬剤師のサポートで、来客の受付事務、会計事務、請求業務などです。
受付事務は、店の窓口として患者さんから処方せんを受け取り、お薬手帳や薬袋への情報記入を担当。
会計事務は、薬の費用を計算して代金を受け取る業務。同時にパソコンへの記入も行います。
請求業務は、レセプト業務とも呼ばれる調剤報酬明細書(レセプト)の作成です。これは処方せんの内容を規定された点数で集計して請求書類を作成する業務になります。多少の専門知識が必要ですが、実務の中で覚えていけば問題ありません。

なお調剤薬局事務という仕事は新しい職種のため、経験あるスタッフの数が少なく、パートやアルバイトの求人が増えています。
ちなみに調剤事務実務士、医療保険調剤報酬事務士、調剤事務管理士など調剤薬局事務に関わる資格がありますが、特に取得しなくても働けます。

登録販売者へのステップアップも可能

調剤薬局ではパートとして無資格で働き続けることもできますが、同時に上の職域へとステップアップしやすい職場といえます。

医薬品に囲まれた仕事のため、調剤薬局の実務が自然と身に付きます。ある程度、知識がついたところで、登録販売者の資格に挑戦することも可能です。会社によっては資格取得をバックアップしてくれる場合もあります。

登録販売者の資格を取得すれば、第2類医薬品(指定第2類医薬品含む)、第3類医薬品の販売が許されます。これら2種のみといっても、一般用医薬品の9割。職場の薬剤師は大助かりになるはずです。また資格取得後、2年以上の実務経験を積めば、店舗管理者としても認められます。そうすれば、資格手当がつく可能性も。将来的に家庭の事情などで離職することになっても登録販売者の資格があれば、再就職もしやすくなることでしょう。さらにはパートだけでなく、正社員への道も開きやすくなるはずです。

しかも、この資格は実務経験や学歴などといった受験資格がないので、誰でも挑戦できます。難易度については独学でも合格できるレベルですので、比較的、チャレンジしやすい資格といえます。パートで働きながらの資格取得も夢ではありません。

未経験でも働きやすくステップアップの道もある職場

調剤薬局は、未経験でも働ける上に、全国津々浦々に店舗があるため通勤しやすい職場が多くあります。業務量は比較的安定しており、資格を取得すれば登録販売者への道も開けています。安定しながらも、努力次第でステップアップできるのでモチベーションを保って働けそうですね。

シラソン