パートで収入も知識も人間関係も、ダブルで手にするダブルワーク

ダブルワークの時代に突入?!

働き方改革の一環で、2018年に厚生労働省はモデル就業規則の「ほかの会社で許可なく業務に従事してはならない」という内容を削除し「勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる」を新たに追加しました。
正社員もダブルワークが認められている時代。パートであれば、さらなる可能性が開かれていると言えます。

不満はないけれど、別のパートも気になるときに

以前なら、掛け持ち、副業などと呼ばれたダブルワーク。複数の仕事を持っているワークスタイルのことです。
例えば「あと少し収入を増やしたいけど、今の職場ではシフトを増やせそうにない」という状況であれば、別のパートを追加するのが妥当です。また昼間にパートを入れているものの、帰宅したパートナーに子どもを任せられる夜間や休日などを有効に使って、もっと稼ぎたいという方もいらっしゃいます。
つまり「今のパートに不満はないけど、あと少しプラスアルファの収入が欲しい」と思ったときが、ダブルワークを検討するタイミングのようです。

さらに稼ぐためのダブルワーク

一般的にダブルワークでイメージしやすいのが、空き時間を有効活用して、もっと収入を増やしたいという考え方です。

(1)1日で2つを掛け持ちするパワフルスタイル
例えば、朝食の用意をして午前中から事務職のパートに出勤。退勤後に帰宅し夕食を用意してから、改めてファミレスの夜間パートに出勤。これなら家族の食事を作る時間は家にいられて、それ以外の時間で 効率よく稼ぐことができます。

(2)1日1つのパートでゆったりスタイル
ダブルワークは魅力ですが 、無理なく働きたい人もいるでしょう。メインのパートを日曜祝日休みにして、デモンストレーターや販売職など休日限定で働くという方法もあります。単発の仕事であれば、毎週でなく隔週で出勤することも可能でしょう。

(3)在宅と組み合わせるテレワークスタイル
パートから帰宅して在宅で働く方法もあります。テレワークなら時間に縛られないので、子育て中の人や介護中の人など家庭生活を重視したい人でも取り組みやすいのがポイントです。
最近ではインターネットを使った動画配信やSNSによるアフィリエイトといったネットビジネスが注目度抜群。もちろんデータ入力やタイピングといった 仕事もあります。また造花作りやシール貼り、カプセルトイのカプセル詰めなど、 昔ながらの内職仕事も根強い人気です。

収入アップを目的としないダブルワーク

実際にダブルワーカーの声を聴くと「飽きないように2つの仕事をしたかった」というものが目立ちます。長く働いていると、不満はないけれどマンネリを感じて、新しい環境で違う仕事がしたくなることもあるようです。そのため1日おきに別のパートに入っている、週2日ずつのダブルワークをしているという人も。
また新しいパートに転職する前に、お試しで新しいパートと掛け持ちをするスタイルもあります。これなら新しい職場がイメージ通りか確認できます。イメージと違いがないかを確認してから、元の職場を辞めるのでも遅くはありません。

ダブルワークを始める前の注意点

新鮮さにあふれるダブルワークですが、注意すべき点もあります。

(1)ダブルワーク禁止の企業でないことの確認
ダブルワークが活性化した現在でも、ダブルワークを認めていない企業もあります。その見分け方は、求人情報に「ダブルワーク禁止」と書いてい なければ、問題のない場合がほとんどです。ただしダブルワークをあまりよく思わない人もいるので、今の職場の上司には事前の相談をおすすめします。同様にダブルワーク前提での求職であれば、面接など採用前に確認しましょう。

(2)税金、保険に注意
ダブルワークで収入が増えると、税金や保険に影響が出てくる場合があるので注意が必要です。
収入の合計額が年収103万円を超えた場合は、確定申告をして所得税の支払いが必要です(住民税の課税は地域によって異なります)。
さらに従業員規模501人以上の企業の場合、週に20時間以上勤務し、年収106万円を超えると自分で社会保険に入らなければなりません。そして年間所得合計が38万円を超えるとパートナーの配偶者控除が受けられなくなることもお忘れなく。

好奇心を刺激する存在ですが、税金や保険については職場の総務担当または関係機関に相談をしておきましょう。

複数の職場勤務で、新しい知識や経験、人間関係も生まれるダブルワーク。一度検討してみてはいかがでしょうか。

シラソン