本当に良い職種を見極めるチャンス到来
ここのところの経済活動の縮小によって、多くの企業が変化を見せています。「景気が安定するまで、しばらくパートの求職活動は見送ったほうが良いかも」と考える人もいるでしょう。しかし見方を変えれば、実は良い職種を見つけられるチャンスでもあるのです。
スピーディーな対応力のある企業が次の勝ち組になる
イーアイデムの求人サイトを見ると、約10万件のパートやアルバイトのお仕事情報が掲載されています(2020年8月1日現在)。経済活動が縮小し求人数が減っていると言われる中、これだけの人材を求める企業があるのです。バブル崩壊やリーマンショックを経験した日本企業の多くは、突然の景気低迷にも十分な対応力を備えていると言えるでしょう。
現在、求人を出している企業には、共通した特徴があります。それは時代の変化にいち早く対応して、新しい時代に応じた働き方を作り出しているということ。つまり新しい生活様式が確定してから再スタートを切る企業より、ひと足早く動き出していることになります。パートであっても、こういった次のリーディングカンパニーに早いうちから働ければ、メリットは少なくないはずです。
IT関連企業はもちろんIT技術を素早く導入した企業に注目
では実際にどんな職種に求人が増えているのでしょうか。
テレワークの普及に伴って、IT系の通信キャリアや、ネットワーク系のエンジニア職への求人は増加傾向にあります。医療系の求人も同様。ただし採用人数を絞るために経験者が求められるようです。
医療関連では資格が必須となりますが、IT系ならば無資格でもチャンスはあります。プログラミングやSEの勉強をしたことがあるならば可能性の扉は開かれているのでチャレンジしてみましょう。
そのほか、オンライン会議などが増えていることから、オンライン面接を取り入れている企業にも注目です。早くからオンライン面接を採用している企業は、社会の変化への対応力や柔軟性が高い証拠と言えます。加えて採用にも力を入れ、すでに次のステップに進む準備を始めているわけです。
こういった企業も、これからの同業他社をリードしていく存在になると言えます。
オンライン面接やテレワークの導入でパートも働き方改革
オンライン面接の登場は、これまで家から通える範囲の企業としか面接ができないという常識をくつがえしました。ネットを通じて、物理的距離に関係なく応募できるようになったのです。
またオンライン面接を採用している企業は、テレワークに柔軟な傾向もあります。
パートがテレワークになれば、通勤という概念もなくなり、仕事内容のみでパート先を選べるようになるわけです。もちろん通勤ラッシュとも無縁ですし、通勤時間も存在しません。その分、家族と過ごせる時間を増やすことができるようになりますね。
さらに子育てや親の介護、病気やケガなどでパートをあきらめていた人もテレワークなら働けるお仕事があるかもしれません。またスケジュール内に成果を出せばいいお仕事であれば、時間も自由に調整できるはず。眠っている才能や経験を活かせるチャンスです。
注目のテレワークの職種をピックアップ
現在、実際に掲載されているテレワークの職種について、いくつか紹介しましょう。
事務職
経理部門や総務などの事務業務を在宅勤務で行うものです。またデータ入力を専門に行うお仕事も多くあります。
営業職
テレアポを中心とした業務になります。そのほか、成果による歩合収入で営業活動を業務委託するものもあります。
記事作成ライター
インターネット上の記事(文章)を作成するお仕事です。商品紹介やお店紹介、コラムなど多岐にわたります。またテープ起こしといって、会議や取材を録音したものを文字にするお仕事も。
ウェブ作成
専用ソフトやHTMLを使ってホームページを作成するお仕事です。サイトそのものを立ち上げる場合もあれば、既存サイトのコンテンツを充実させる場合もあります。
プログラマー
システムエンジニアの作成した設計書をもとにプログラミングしていくお仕事です。
翻訳(通訳)
外国語の文章や論文、記事を日本語に翻訳するお仕事です(日本語の外国語訳も)。また自分で現場に出向いて、輸入業者との会話などを通訳するお仕事もあります。
採点、添削
オンライン学習、模擬テストなどの採点のお仕事になります。
社会の大々的なテレワークの導入により、今後ますますテレワークのパートが充実していくことが考えられます。これまで忙しくてパートを諦めていた人ほどチャンスです。テレワーク、在宅勤務などのお仕事を探してみてはいかがでしょうか。