給料があがらずモチベーションが落ちる……パートの時給はあげられるの?

はい、パートで働く方にも昇給のチャンスはあります

同じ仕事内容の正社員より給料が安い、後輩のほうが自分より高い時給だった、入社して3年経つけれど給料に変化なし……。働いているうちに出てくる「お金」への不満。できる仕事は増えているのに、待遇は入社当時のままだとモチベーションが下がってしまいがちですよね。そんなときは会社や人事担当者、上司と交渉をしてみましょう。効果的な話し合いにするために気をつけておくべきことがありますので、いくつかご紹介します。

まずは契約書を確認するべし

入社時に交わした契約書をじっくり確認してみてください。『パートタイム労働法』の中に、「事業主はパートタイム労働者を雇い入れたときには”昇給の有無”を文書で明示しなければならない」といった記述があります。

それについての文言が書かれているか探して、「昇給あり」と明言されていれば改善の余地アリ。次の段階へ進みましょう。

交渉のタイミングを知っておくべし

一般的に、交渉が可能となる時期は勤務開始後1年です。多く企業では年に一度、昇給を実施。また、契約更新の面談時に申し出るという場合もあります。こちらから言わなくても具体的な数字とともに時給アップを申し出てくれる企業もあるので、勤めている会社がどのパターンなのか調べてみてください。

最適な時期は、ズバリ業績が上向きになっているとき。一般家庭に置き換えてみると、たとえば家計が赤字でピンチのとき、お子さんから小遣いの値上げを要求されたらどうですか?逆に家計が潤っているときは?家計に余裕があるときのほうが、小遣いの値上げに応じやすいですよね。

会社の調子がいいと、全体が明るく活気づいているものです。話し合いの場を設けたいと思ったら、周囲の様子にも目を配ってください。また、人は機嫌が悪いと否定的になりがち。交渉相手がイライラしていないかもチェックしておきたいものです。

勤務態度と会社への貢献度が武器になることを知っておくべし

交渉の時期はわかりました。では、その準備として何をすべきでしょうか?

準備で最も重要なのはふだんの勤務態度です。真面目で真摯な態度は周囲からの“厚い信頼”という武器になります。遅刻や無断欠勤、そして、仕事中の無駄な私語はもちろんNG。スキを見せてはいけません。ふだんから信頼を積み重ねていれば、スムーズに事を進められるでしょう。

また、売上をアップさせた、業務に関連する資格を取得した、経費削減させたなど、会社への貢献も武器になります。それらを裏づける資料を用意すれば、より要望が通りやすくなるはずです。

交渉のときはきた!

業績は悪くはないし、交渉相手の機嫌もいいし、準備も万端。さあいよいよ決行です。あくまでも冷静に、そして、これまでやってきたことに自信と誇りをもって臨むことが大切です。

まずは時給をあげてほしい旨を素直に伝えること。そして、いかに会社に貢献しているか、静かにさりげなく訴えます。そのときに貢献度がわかる資料を見せるのが効果的。脈ありと感じたら、具体的な希望時給を提示しましょう。あなたが出した数字に一瞬ひるんだとしても、心配ご無用。交渉とはお互いが歩み寄ること。お互いに妥協点を探りながらお互いが納得する形で決着すればよいのです。

日々まじめに仕事へ取り組んできたこと、会社のために尽くしたことは、決して無駄ではありません。それは給料だけでなく、あなたのスキルも確実にアップさせています。将来正社員をめざしたとき、あるいは転職を希望したとき、この経験はあなたの財産になるでしょう。

シラソン