パート先で「店長候補として正社員にならないか?」と誘われた!

社員登用制度でキャリアアップを目指せる

パートやアルバイトから正社員を目指せる「社員登用制度」、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

「店長から、正社員にならないかと誘われて興味が湧いた」「はじめは正社員を意識していなかったけど、働いているうちにだんだんと仕事が楽しくなってきた」「子供が大きくなり手がかからなくなったので、もう一度正社員として働きたくなった」など、パートから正社員を目指す人も少なくありません。

しかし、だれもが正社員になれるわけではなく、さまざまな条件を満たす必要があります。他の規範となるスタッフとして認められたり、業務で一定の成績を上げたり、それ相応の努力が必要になってきます。

もしあなたが誘いを受けたのであれば、それはあなたの努力が認められたということ。たとえ正社員になる気がなくても、すぐに辞退するのではなく、自分にどんなメリットがあるのか考えてみませんか。

正社員とパート、店長と店長候補、それぞれの違いは?

正社員・パートは雇用形態であり、店長・店長候補は職種です。それぞれがどのようなものか、ひとつずつ確認しましょう。

【雇用形態】
■正社員
労働契約による雇用期間が定められていない、正規雇用の社員。自ら望んで退職するか、会社が倒産するなどの止むを得ない事情がない限り、職を失うことがないため安定している。会社の命令に従い業務を行うので、異動や配置転換など環境の変化があるものの、それによってキャリアを築いていける。

■パート
雇用の期間を限定して労働契約を結ぶ、非正規雇用のうちのひとつ。雇用される期間、業務内容、働く時間帯など、事前に決定した内容に従って働くため、正社員よりも労働条件に融通が利く。契約満了と同時に雇止めとなるケースがあるが、まれ。(雇止めについては「知らないと危険?実は当たり前ではなかった「契約更新」の真実」を参照)

一番の違いは雇用期間が定められているか、いないか。
待遇に関しては、パートでも有休などの休暇取得は可能です。ボーナスや各種手当も支給される場合があります。

【職種・役職】
■店長
その店舗の責任者として、経営を担う役職。「従業員(ヒト)、商品・備品(モノ)、売上・経費(カネ)」を管理し、利益を生む責任をもつ。特に、ヒトの管理は最も重要と言われており、「A店長のときはスタッフのモチベーションが低く活気のない店だったのが、B店長になってからはスタッフが明るい接客を心がけ、売上が倍増した」という事例が挙げられるほど、影響力がある。

■店長候補
将来のリーダーとしてトレーニングを受けながら、接客などの一般的な業務に携わる。店長とスタッフの間に立つ、中間管理職のようなポジションになる場合もある。業務の指示を各担当者へ伝えたり、スタッフの意見や相談をまとめて店長へ伝えるなど、現場でのコミュニケーションを通じてスキルや経験を身に付けていき、キャリアアップを目指す。

店舗での最終的な決定権は店長にあるため、この二つの違いは「責任の重さ」だと言えます。ただし、店長候補はスタッフとしての日常業務をこなしながら、店長に向けたトレーニングも進めるため、仕事の量は多いようです。

パートのままでも雇用を安定させられるってほんと?

パートを含む非正規雇用では、雇用期間が満了するたびに契約更新、または雇止めがなされます。
しかし、5年以上勤務を続けている場合、それを無期契約に転換できるルールが法律で定められているのをご存じですか?※2020年1月現在

正社員になるということではありませんが、雇用が安定するというメリットがあります。
安心して働けるようになるのはいいけど、店長や正社員になって責任が重くなったらいやだな……と考えている方は、この制度を使ってみるといいかもしれません。

そのほかにも、企業によっては働きかた改革の一環として、地域、勤務時間、業務内容を限定した正社員への転換も行っているようです。
自分の理想の働きかたを考え、それを実現できる仕事を探してみましょう。

シラソン